『「宿題」がある意味』を授業で話した時の話
こんにちは🌞由羽です🪄
長いけどあっという間の夏休みを終え、2学期がスタートして早2週間😨😱
第1週目は1クラスだけ授業を入れ、あとは心の準備に充てていたため、ちゃんと始まって1週間が終わった今日この頃…🙈✨🥹
夏休み明けは子どもたちの表情がすこーしお兄さんお姉さんになっていたりするので、このタイミング、結構好き😆🫶
そんな1発目の授業でふと降りてきたのは
『宿題』の話。『宿題』がなぜあるのか。
大した宿題を出していたわけでもないのに、たまたま出した宿題の提出率が50%だったので、この話が降りてきてくれた🥹🙏✨🙇♂️
1クラスに話した話はきっと今の自分にも、今の子どもたちにも必要だと思っているので、そのまま8クラス(2校兼任しているので)全部にも話をした。
計6クラスぐらい終わったところで、朝出勤した時に校長に
「由羽先生ちょっといい?」
と言われ、校長室に呼ばれた。
「今、着いたばっかなんだけど、、え。なんかしちゃったっけな。。🤔😰」
若干ネガティヴな想像の中、校長室で話を聞くと…
「この前授業で話してた『宿題』の話、廊下でこっそり盗み聞きさせてもらってたんですが、とても今のあの子たちには必要な話だったと思うし、先生お話がとてもお上手で素晴らしいなと思いました。」
と、完全なる不意なお褒めの言葉🥹✨✨
ストレートにこういうことを本人に伝えてくださる方は大人になると少なくなると思うので、素晴らしい校長の元で働かせていただいているなと改めて感じることができた😭🙏✨
前置きが長くなったけど、
校長がそんなことを言ってくれた僕なりの「宿題」のある意味は、
『約束』
「宿題は、僕とみんな(子どもたち)との約束ごと。」
「『約束』を守る経験をすることで、信頼関係を構築していく練習をするため。」
これが僕なりの『宿題』がある意味。
個人的な意見だと宿題は正直なくてもいいと思っている。だから、大した宿題を出してはいない。
だって、普段から1日6時間も勉強しているのに家でも勉強って…😭
必要な子は勝手にやると思うし、やりたくない子ってのはその子に今それは必要がないってことだと思っているから。
ただ、こんな僕みたいな考え方の人ばかりと出会えれば、そんな人ばかりが学校教育に携わっていたらいいけど、そうではない。
であれば、そんなことを主張したところで仕方ないし、逆にそんな人と出くわした時には苦しい一年になる後押しをしている感じになる。
だから、そんな人もいるし、僕みたいな人もいる中で、子どもたちが「やりたい!」ではなく、「やっておいた方がいいかも…」ぐらいになる理由を定義してあげるといいと思って、僕なりの理由はこれになった。
これから大人になり、日本を担う一員となる上で大切な材料の一つと思っているのが
「信頼関係」「人間関係」作り
正直これが構築することが得意な人と苦手な人では、経験できる幅が変わってくると思っている。
もちろん人と関わらなくても幸せな人生を送っている人もいるのは知っている。
けれども、信頼関係がある程度の様々な人と構築することができている人は、それだけ選択の幅がある人だとも思っている。
人生は何が起こるか分からない。
選択肢があれば、「じゃあ、こっちにいけばいっか」
って、軌道修正もしやすいんじゃないかなって、
今ここまで人生を進んできて思う。
なので、子どもたちには、
「「信頼関係」を構築していくための一つの材料として、『宿題』をやる。ということで練習してほしい。」
「みんなも約束を破られた人からのお願い事、その人からのヘルプには快く受けられなかったりすると思う。」
「みんなが大人になった時にこの『信頼関係』が築けていない人には仕事が回ってこなかったりする。だって、約束を守る人と守らない人だったら守る人に色んなことお願いしたいなって思うと思うから。逆に約束守らなさそうな人にお願いする理由がない…よね?」
「私だって同じ。私だって1人の人だから。みんなにも宿題を期日までにやるって事で、「約束を守る」って経験をしてほしいし、先生もみんなとの約束を守ってみんなとの信頼関係を築いていきたいと思っている。」
「1年間っていう短い時間しかないからこそ、みんなとの信頼関係づくりにはたくさんのことで「約束」をしているつもりで、それを必ず守るってつもりで、関わっていきたいから。」
「ま…、そんな風に私は思ってみんなと関わっているから、そっかーぐらいでいいから、覚えておいてくれたら嬉しい…かな。」
とまあ、5,6年生とはいえ小学生相手にこんな調子で話をした。というか、想いを届けた。
僕が大切にしていることは
「子どもだから…」とか、「何年生だから…」「男だから女だから…」
みたいな勝手な決めつけで、いろいろ話す内容を、想いを変えてない。
それは受け取る側が決めることだから。
長々記してきたけど、自分なりにとっても大切なことを引き出してくれた子どもたちには感謝しているし、
何より真摯に聴いてくれたみんなには心から感謝している。
今分からなくてもいい。
きっと君たちの未来、大人になった時に気づくことのできる材料になり、その瞬間は来るから😌
そんなこんなで、
大切な時間をどうもありがとう。