ヘミングウェイに学ぶ!文章を書くときに気をつけること7選
この間たまたまこういった記事を見つけて、思わず読みふけっていました。
これは、アメリカの小説家ヘミングウェイがフィクションを書くときに気をつけていたこと と訳せるのでしょうか(圧倒的英弱)
読んでいるうちにとても共感できて、きっと小説に限らないスキルだろうなと思える部分がたくさんあるように感じました。自分なりにものにしたいという欲が出てきたので、分かりやすいようにまとめてみようと思います。
1.1つの真実から書き始める
最初に言いたいことを言えという感じでしょうか。いくつかの段落に分けて文章を書くときに意識したいのが、「その段落で何が言いたいか」ではないでしょうか?
「1つの真実」として、段落の最初にスパッときれいな一文を入れられるようになりたいものです。
2.没頭しすぎない
これは自分に刺さります。
直訳すると「次に何が起こるか分かるくらいでやめとけ」という感じでしょうか。そうすることで、次に書くときにスムーズに書けるのかもしれません。
僕が良くやってしまうのは、思考がこんがらがってきて、何を書いたらいいか分からなくなってやめちゃうこと。よくないんですね。
「没頭しすぎない」と解釈したのは、「一気に書き上げてしまうと、どこか一か所を直したいと思ったときに他の部分も直さなくてはいけない」というムダが生まれるためです。ある程度のところで「やめる」くらい余裕をもって「書く」ことに臨みたいです。
大学のゼミの選抜課題でA4一枚のライティング課題が出されたとき、選抜されない恐怖から丸3日くらいかけましたからね…
A4一枚に3日ェ、、今思い出したら戦慄ですね笑
3.書いていないときは、書く内容のことを考えない
調べてみると、ヘミングウェイは朝型で、午前中以外には文章を書かなかったという説もあるんだとか。
書くことだけが人生じゃないだろ?もっと他に時間を使うこともあるだろ?
そう言っているのでしょうか?
この言葉を、「書く」ことを生業とする人が行っているのだから面白いですね。
4.書くときになったら、前に書いた分を読み直す
2番と関係しているかもしれませんが、前に書いたところを読み返して、分かりやすいところで止める、そして次の日は書く前に読み返す、といった具合でしょうか。
A4一枚くらいならまだしも、小説となればその後の展開も考えなければならないでしょう。でも、文章の展開を考えるのは、ある程度書き方が決まってそうな論文も一緒なのかなと考えたり。
4番それ自体もとても大切でしょうが、改めて2番の重要性を際立たせる項目ですね
5.感情を書かない。作る
この文章を解釈するのに一番時間がかかりました。
I was trying to write then and I found the greatest difficulty, aside from knowing truly what you really felt, rather than what you were supposed to feel, and had been taught to feel, was to put down what really happened in action; what the actual things were which produced the emotion that you experienced.
つまり、感じたことを感じたままに書くのではなく、その感情を起こさせた客観的な事実・行動として書き下すということでしょうか。
これはマスコミで文章を書くときには結構大事なのかなと思いました。
というのも
A「腕を懸命に振って、苦しそうな表情で走る○○選手」
B「腕を懸命に振って走る○○選手」
例えばAとBという文章があったとします。本当に苦しいかもわからないのにAで書いちゃったら、誤解や苦情につながるかもしれないですよね。選手は本当は走るのを楽しんでいた可能性もあるわけで。だから、客観的事実から心情を想起させるっていうのかな。そういう文章がいいって言いたいのでしょうか。
6.鉛筆を使う
ヘミングウェイもさすがにタイプライター(ワープロのこと?)を使うこともあったみたいです。私たちにとっては、文章を書くときはもっぱらパソコンという人が多いのではないですか?
ちょっと話がそれますが、僕は、ゼミでライティングを書くときに工夫していることがあります。
それは、因果関係を消せるペンで書くことです。
こんなかんじ。
これは「部活動の加入を高校生に強制するべきか」というテーマでライティングをしたときに書いた図。図に書くと、不足している(=説明するべき要素)が見えてくるという理由で使っています。
図はパソコンで書けないからねー(今は書けちゃうものもあるけど)
7.短く書く
一文が長いと、主語と述語があいまいになったり、一番伝えたいことが何か分からなくなりますよね。
これは、美しい文章、誤解を与えない文章のためにも重要ですね。
以上、今回はヘミングウェイの記事を題材に、文章を書くときの7つのコツについてまとめてみました。
今はテスト期間で、読む本が教科書や六法などと無機質になりがちですが、あと少し辛抱してヘミングウェイの本にも挑戦してみようと思いました!
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