【YouTube Creator Academy 解説 12】 YouTube の動画制作方法① - 準備編
こんにちは!閲覧ありがとうございます!
ダイア (DIA 株式会社)企業 YouTube サポート部です!
この記事では、
YouTube が公式で発信している YouTuber 向けの勉強コンテンツ集であるYouTube Creator Academy(YouTube クリエイターアカデミー) の内容を解説します。
時々、Twitterでも同じようなことをツイートしてるので
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今回は、その中でも、 YouTube の配信にむけて動画を制作する方法にはどんなことがオススメなのか、3つのステップで解説していきます。
※動画制作の記事につきましては、【準備編】【撮影編】【編集編】の3部作を予定しております。今回の記事は動画制作の【準備編】です。
この記事は、
・YouTube で集客をしたい企業
・YouTube の撮影を考えている企業
・YouTube を始めたばかりの人
に向けて、
YouTube の配信にむけて動画を制作する方法 を理解し
実践してもらうことを目標にしています。
◆ステップ1 機材の選び方
まずは、撮影を始めるにあたって機材を集めましょう!ユーチューバーには、クオリティの高い動画を目指している人もいれば、スマホで撮って編集なし!なんて人もいます。
スマホで撮ったり、あまり編集に凝っていないチャンネルはカジュアルさが伝わり、親近感が出ますが、やはり企業としては安っぽくなってしまわないように、撮影機材や編集ソフトに力を注ぐべきでしょう。
YouTube Creator Academy(YouTube クリエイターアカデミー) では、先行投資を抑えて、まずは手頃な価格の機材を購入して、必要になったらアップグレードするということを伝えています。個人で YouTube を始めるのであれば、そういった考えでも問題ないと思います。
今はスマホでも十分に撮影や編集ができてしまいますが、クオリティを求めるのであれば、最低限「カメラ」「マイク」「照明」「編集ソフト」の4つは用意しておきましょう。1つずつ種類や選び方のポイントをお伝えしていきます。
*用意するアイテム1 カメラ
YouTube 撮影に使用されるカメラは大きく2つに分かれます。「オートフォーカスカメラ」と「デジタル一眼レフカメラ」です。
オートフォーカスカメラは、いわゆるデジカメです。シンプルなもので、スマホのカメラのような全体をはっきりと撮影するカメラです。個人で撮影を始めたばかりの人は、まずはスマホで撮影というのもコスパが良いのです。企業チャンネルの方は、次に紹介するデジタル一眼レフカメラでの撮影を推奨します。
デジタル一眼レフカメラは、背景のピントをぼかし、映画のような撮影ができるカメラです。価格はピンきりですが、安いもので5万円から、高いもので25万円するものまであります。企業チャンネルの方やプロのクリエイターの方は、動画のクオリティに影響するため、ぜひ購入を検討してみてください。
【撮影編】の話となってしまいますが、スマホで撮影される方の注意点としては、インカメラで撮らずにアウトカメラを使うことです。iPhone 11 は問題ないですが、スマホによってはインカメラの画素数が低く、少し粗い動画となってしまいます。
また、それ以上に問題な点は、インカメラで撮影するとレンズを見ずに画面を見てしまい、視線がずれるということです。視線がずれると視聴者としては目が合わず、違和感を感じてしまうため、スマホ撮影の際は気をつけてください。
*用意するアイテム2 マイク
YouTube 撮影に使用されるマイクは大きく4つの種類があります。「カメラ内蔵のマイク」「ガンマイク」「ピンマイク」「コンデンサマイク」です。
カメラ内蔵のマイクは、その名のとおり先程紹介したカメラやスマホに内蔵されたマイクです。外付けのマイクを使用しない場合は、カメラから1メートル以内の距離を保って撮影することを心がけてください。それ以上離れてしまうと音声が拾われないというトラブルが発生する可能性があります。
ガンマイクは、ショットガンマイクとも呼ばれ、特定の方向のみの音を捉えることができます。そのため少し離れた距離の音声を拾うのに適しています。こちらも価格はピンきりですが、2万円程度を目安にしていくのがよいでしょう。
また、テレビのロケ番組などでは、竿付きのガンマイクを使用していることが多いです。この竿のことを「ブーム」と呼びます。
ピンマイクは、カメラからより遠くに離れた場合に使われます。ピンマイクは、テレビのニュース番組などで、胸元に付けているマイクです。価格としては2~6万円が相場のようです。また、ピンマイクはフィットネス動画のような被写体の動きが激しい場合にも適しています。
コンデンサマイクは、主にラジオ局やスタジオなどで使われているマイクです。基本的に、スタジオ以外で撮影することの多い YouTube では、あまり活用の機会はないと思いますので、マイクの種類の1つとして軽く頭に留めておいてください。
以上の4種類が、基本的なマイクの種類となりますが、弊社の撮影編集スタッフによると、「ガンマイクとピンマイクがあれば、だいたいどうにかなる!」とのことでした。
また、当時の私が疑問であった点としては、「ピンマイクを使用していればガンマイクはいらないのでは?」というものでした。撮影中にトラブルが起こり音声が拾えていないといったハプニングを防ぐために、弊社ではピンマイクとガンマイクを併用することもあるとのことです。
個人で撮影される方は、距離やシチュエーションに応じてピンマイクとガンマイクを使い分けてみてください。
最後に、音声についての注意点ですが、YouTube クリエイターアカデミーでは、「照明に不備があっても視聴者は気に留めないが、音質の悪さは評価が低下する」と語っています。実際に私も YouTube を視聴するとき、多少暗くても最後まで視聴することは多いですが、そもそも音が聞き取れない動画を最後まで視聴するのは苦痛です。照明とマイク、迷ったら先にマイクを購入してみてください。
*用意するアイテム3 照明
YouTube 撮影に使用される照明は2つの方法があります。「自然光」を使う方法と、「3点照明」を利用した方法です。そして、それらの照明を補助する「ソフトライト」と「リングライト」があります。
自然光でも明るく撮影することは可能ですが、できれば照明を使用した方がよいでしょう。自然光での撮影のコツは次回、【撮影編】でお伝えします。
3点照明を利用した方法とは、「キーライト」「フィルライト」「バックライト」の3種類のライトで被写体を照らす方法です。
撮影方法としては、「キーライト」と呼ばれるメインの照明をカメラ付近の片側に配置し、「フィルライト」を反対の片側に配置してキーライトの光を和らげます。「バックライト」は被写体の後方に配置し、被写体の輪郭を背景から浮き立てる照明です。
ソフトライトは、被写体のクローズアップに使われる照明です。下の写真の傘状のライトがソフトライトになります。
リングライトは、表情を明るくするドーナツ状の照明です。
全て揃えるのは大変ですので、動画撮影のプロに相談するのが早いでしょう。個人で撮影される方は、できるだけ室内を明るくするか、編集で明るくすることを心がけてください。
また YouTube で「撮影機材」と検索すると、自分のチャンネルで使用しているものを紹介している方もいるのでぜひ探してみてください。
*用意するアイテム4 編集ソフト
YouTube 撮影の最後に編集を行います。編集について詳しくは、次々回の【編集編】にてお伝えします。編集ソフトには元々パソコンにインストールされている無料ソフトと有料ソフトがあります。
無料でインストールされているものとしては、Mac ならiMovie があり、Windows ならフォトというソフトがあります。スマホアプリでも無料の編集アプリは沢山ありますので、個人で始める方はまずは無料ソフトで始めてみることがおすすめです。
クオリティを求める方や企業の方は、Adobe Premiere や Final Cut Avid といった有料ソフトがおすすめです。有料ソフトは1~10万円と高額ですが、その分表現の幅が広がりますので、ぜひ活用してみてください!
撮影の機材が分かったところで、次は撮影の流れを練りましょう!
◆ステップ2 撮影の流れを考える
撮影の流れを考える順番としては、
目的検討 → ストーリー組み → リハーサル
となります。
まず目的検討ですが、「自分が何を撮影するか?」ということを明確にしておくことです。次のストーリー組みで撮影したい重要ポイントを決めていきますが、そのためには目的を決めなければいけません。目的を決める指標は、自分のチャンネルの強みとアナリティクスの分析結果から考えていきます。
※動画の目的検討に関して詳しくは、
以前の記事「03 魅力的なコンテンツの作り方」をご参照ください。
※YouTube のアナリティクス分析に関して詳しくは、
以前の記事「04 アナリティクスの分析方法」をご参照ください。
次に、ストーリー組みです。ストーリー組みにはブレインストーミングが効果的です。動画のアイデアをホワイトボードやポストイットに細かく書き出していきます。書き出したアイディアを絞り込んで、撮影したいシーンの流れや重要ポイントを整理していきます。
重要ポイントを整理する時のコツは、伝えたいメッセージをまとめることです。ここでまとめておくと、概要欄(説明欄)の最初に記載する3行として利用することができます。
また、ストーリー組みの段階で台本を作ることも効果的です。台本を作ることで、頭の中が整理されます。ただし、台本があると棒読みになってしまいやすいため、注意してください。
最後に、リハーサルです。台本読みをしましょう。台本読みの際は、鏡の前で練習すると自分を客観的に見ることができ、話し方の問題点を意識することができます。
また、カメラの配置を確認することも必要です。特に、野外での撮影の場合は、実際の環境を観ておきましょう。
◆ステップ3 撮影の準備
いよいよ、最後のステップは撮影の準備です。
準備の流れとしては、
場所選び → 見せ方を考える → 機材のセッティング
となります。
まずは、場所選びです。多くの方は自宅で撮影されています。また、企業のチャンネルでは、オフィスの会議室で撮影されている方が多いです。空き部屋がある場合は、撮影専用の部屋としてみてもよいでしょう。同じ部屋で撮影すると、動画に統一感が出ます。また、準備の時間が少なくなるため、すぐに撮影に取り掛かることができます。
野外で撮影する場合は、歩行者に撮影許可を取ることを忘れないでください。また、場所によっては撮影禁止の場所もあるので、注意が必要です。
次に、見せ方を考えることです。見せ方で特に意識する点は、背景と服装です。
背景は、動画の印象を決める要因の1つとなります。例えば、コメディやポップな動画は背景を明るく、ドラマ風のシリアスな動画は暗めや控えめの色にしてみるとよいでしょう。
また、トップユーチューバーの動画は個性的な家具が目を引きますが、始めたての頃は、視聴者の気が散ってしまうため、控えた方がよいでしょう。
服装は、自身やチャンネルのブランディングにつながるため工夫してみましょう。企業チャンネルなどビジネス系であるならスーツであったり、あまりカジュアル過ぎない服装が望ましいでしょう。
ただし、動画のイメージに合った服装であることが重要なので、ポップな動画の時は少しくだけた服装でもよいと思います。
最後に機材のセッティングです。撮影の前に、以下のチェックリストに従って、最終確認をしてみてください。
<機材のセッティングチェックリスト>
✓ カメラ、マイク、照明の動作確認
✓ カメラの解像度などの設定を決めておく
✓ 電池を充電して、電源コードを用意する
✓ 予備の電池、メモリーカードの準備
◆まとめ
・機材は、カメラ、マイク、照明、編集ソフトが必要
→マイクと照明、迷ったらマイクを買う!
・撮影の流れを考える順番としては、
目的検討 → ストーリー組み → リハーサル
・準備の流れとしては、
場所選び → 見せ方を考える → 機材のセッティング
これで撮影は準備万端ですね!ぜひ自分のチャンネルに合った機材選びや撮影方法を考えてみてください。
◆DIA◆最後まで読んでいただき、ありがとうございました!◆DIA◆
次回は、「動画制作方法② - 撮影編」についてです。
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