【YouTube Creator Academy 解説 06】世界中に発信できるチャンネルの作り方
こんにちは!ダイア (DIA 株式会社)企業 YouTube サポート部です!
この記事では、
YouTube が公式で発信している YouTuber 向けの勉強コンテンツ集であるYouTube Creator Academy(YouTube クリエイターアカデミー) の内容を解説します。
時々、Twitterでも同じようなことをツイートしてるのでぜひ!ぜひ!フォローお願いします!
今回は、そのなかでも、「世界中に向けて発信できるチャンネルをつくる」ためには、どんなことがオススメなのか、3つのステップで解説していきます。
この記事は、
・グローバルに商品やサービスを提供している企業
・YouTube チャンネルで海外からの人材を採用したい企業
・自分のチャンネルを世界に向けて発信したい人
に向けて、
字幕&翻訳のしくみの理解 と 世界に向けて発信できるようになる
ことを、目標にしています。
◆ステップ1 字幕&翻訳とは?
まずは、字幕と翻訳についてですが、字幕といっても正確には2種類があります。それは「キャプション」と「字幕」に分かれています。
キャプションと字幕の違い
・キャプション:聴覚障がい者のために音声をそのまま文字にしたもの
・字幕:英語を翻訳したもの(他言語を翻訳したもの)
キャプションは、会話や声だけでなく、効果音などの文字化も含まれます。耳の不自由な人だけではなく、騒音のうるさいスポーツジムや静かな病院で視聴する場合も活用されます。
日本やイギリスでは、「キャプション」と「字幕」は同じものとされているので、どちらも「字幕」と呼ばれています。
今回の記事では、他言語を翻訳し、世界に発信するための「字幕」についてお伝えしていきます。字幕の必要性に関して、YouTube によるとチャンネルの視聴回数のうち、
平均で3分の2がクリエイター(チャンネル主)とは違う国から視聴
されているとのことです。つまり、グローバルに活躍したい場合、字幕は必須アイテムであるということです。
また、人間は耳で聞いた情報の17~25%しか覚えることができず、字幕を活用することで、視聴者の記憶に残りやすくなります。
そして、字幕は検索アルゴリズムにも効果的です!YouTube の検索はテキストベースで行われるため、タイトル、タグ、説明欄(概要欄)に加えて、字幕というテキストデータで検索に引っかかりやすくなります。
※YouTube の検索アルゴリズムに関しては、
以前の記事「02 認知度を高める」でも触れています。
YouTube で字幕を活用することは、メリットがいっぱいです!そんな字幕をどのように設定するのか、ステップにでお話します。
◆ステップ2 字幕の設定方法
字幕の設定には、3種類の方法があります。
字幕の設定方法
・自動字幕起こし機能を活用する
・自分で字幕をつくる
・視聴者への字幕提供依頼をする(クラウドソーシング)
1つ目は、「自動字幕起こし機能」を活用する方法です。
【動画管理】で編集する動画を選ぶ
→【編集】
→【字幕】
→字幕起こしトラックをクリック
この方法のメリットとしては、文章のエラー率(誤字など)は人間とさほど変わらないという点です。また、自動で作成された字幕は、後から編集することができ、字幕を修正するたびに機械が学習します。それによって、より字幕の精度を向上できます。
2つ目は、「自分で字幕をつくる」方法です。
【動画管理】→【編集】→【字幕】→① or ② or ③
①外部で字幕作成済のファイルをアップロードする
(外部:字幕作成サイト or 企業に有料でやってもらう)
②文字起こしと自動同期を活用する
台本がある動画にオススメ
台本をコピペして【タイミングを設定】するだけ
→文字と音声が自動的に整合されるのまで少し待つ
処理が完了すると自動的に公開される
③新しい字幕を作成する
手間がかかるが、動画ブログなど自由な形式の動画に最適
各ボックスに字幕を入れていく(途中保存もOK)
この方法のメリットとしては、「自動字幕起こし機能」を活用するより、台本などがあって自分で作成したほうが速いときに有効です。また、企業 YouTube チャンネルでは、機械が自動翻訳しづらい難しい専門用語が含まれる場合があります。そんなときは、「自分で字幕をつくる」ほうがオススメです。
3つ目は、「視聴者への字幕提供依頼(クラウドソーシング)」をする方法です。
【視聴者への字幕提供依頼】を有効にする
→【翻訳と字幕】→【設定】
→すべての動画で有効にする or 特定の動画だけを有効にする
【動画の管理】→【編集】→ 【情報と設定】→【詳細設定】
→【視聴者によって翻訳されたタイトル、説明、字幕の提供を許可する】
→ON!
この方法のメリットは、視聴者だけではなく、家族や友人、企業内の別の部署、制作運用の代理店など多くの人に字幕の作成を依頼することができます。また、字幕は、自動でスパムや不適切な表現がないかチェックされますが、チャンネル主である自分自身でも審査することができ、さらには、視聴者に審査まで依頼することもできます。
私としては、企業 YouTube チャンネルとしては、この「視聴者への字幕提供依頼」が一番おすすめです。信頼のおける業者や自身の企業内で作業をすすめることができ、非常に効率的です。
ステップ1と2では、「字幕」についてお伝えしましたが、世界に向けて発信する方法はそれだけではありません。最後に、「字幕以外の方法」をお伝えします。
◆ステップ3 字幕&翻訳 以外で表現する?
最後に、字幕以外で世界中の人にチャンネルを楽しんでもらう方法をお伝えします。
字幕(翻訳)なしで楽しめる ≒ 海外から視聴されやすいコンテンツ
と言えます。
海外から視聴されやすいコンテンツ
・普遍的な話題のコンテンツ
→ 音楽やスポーツなど世界中で人気の話題
・文化的な内容のコンテンツ
→ 世界遺産や地域独自の風習などの文化を紹介した内容
・言語に依存しないコンテンツ
→DIY 動画など見てもらえれば言語なしで伝わるコンテンツ
これらのコンテンツを動画として配信していくことで、日本国内に留まらず、世界各国で楽しんでもらうことができます。
私としては、企業 YouTube チャンネルは「言語に依存しないコンテンツ」が一番取り組みやすいと思います。例えば、化粧品会社の場合は商品の使い方を動画にまとめ、わかりやすい映像で紹介します。字幕では、売り出す国すべての言語で翻訳することは難しいです。しかし、言語に依存しないコンテンツとすることで、翻訳不要で世界に発信することができます。
◆まとめ
✓キャプションと字幕の違い
・キャプション:聴覚障がい者のために音声をそのまま文字にしたもの
・字幕:英語を翻訳したもの(他言語を翻訳したもの)
→日本では、どちらも「字幕」
✓字幕の設定方法
・自動字幕起こし機能を活用する
・自分で字幕をつくる
・視聴者への字幕提供依頼をする(クラウドソーシング)
✓海外から視聴されやすいコンテンツ
・普遍的な話題のコンテンツ
→ 音楽やスポーツなど世界中で人気の話題
・文化的な内容のコンテンツ
→ 世界遺産や地域独自の風習などの文化を紹介した内容
・言語に依存しないコンテンツ ★オススメ★
→DIY 動画など見てもらえば伝わるコンテンツ
字幕&翻訳について知ることは、グローバルに活躍する企業や個人チャンネルにとって非常に有効です。
企業チャンネルとしては、【海外で商品が売れる】【外国人求人が増える】【外国人社員の離職率が下がる】ことに繋がります。
◆DIA◆最後まで読んでいただき、ありがとうございました!◆DIA◆
次回は、自分の動画の「教育チャンネルの作り方」です。
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