YouTubeに使えるBGM素材サービスまとめ
生パスタです。
YouTubeにおけるBGM素材、悩みますよね。
無料・有料問わず、使えそうなサービスをまとめました。
私はYouTubeに関する発信をする前は
作曲・演奏の仕事も受けていたので
その目線でも少し解説を入れています。
このnoteの末尾に、
自分の動画にぴったりのBGMを選びコツについても書きました。
それではGO!↓
BGMサービスの選び方
以下の4軸でランク付けしていきます。
① 価格
② 音質
③ 曲の品質
④ オススメ度
注意点としては、無料サイトで「使える」ところは
かなり限られているという点です。
BGMは軽視しがちですが、
適当に選ぶと本当に動画全体が
安っぽくなるので気をつけて下さい。
①YouTubeオーディオライブラリ(無料)
① 価格:★★★★★
② 音質:★★★★☆
③ 曲の品質:★★★★☆
④ オススメ度:★★★☆☆
言わずと知れたYouTube公式音源集です。
価格は無料。素晴らしい。
音質も楽曲の品質も保証されており、だいたいここで揃います。
ムードや長さで並べ替えして探せる使いやすさも魅力ですね。
欠点があるとすれば
みんなが使ってること
ぐらいでしょうか。
ただし、「皆が使ってる」ことは利点にもなる
(聞いたことあるもの、に人は好感を持つ)ので、
私は結構ここで済ませます。
なので、以下は人とかぶりたく無い人向けです。
②DOVA Syndrome(無料)
無料BGMサイトの雄。
基本的に無料のBGM集は
クオリティがそれなりな事が多い中
比較的音質もよく、
楽曲の品質的にもよいものがあります。
ただし、①と同じく人とかぶりまくります。
有名YouTuberでも、
かなりここで揃えてますね。
① 価格:★★★★★
② 音質:★★★☆☆
③ 曲の品質:★★★☆☆
④ オススメ度:★★★☆☆
③artlist
月額16.60ドル(年払い199ドル)で使い放題。
これは同種のサービスの中では安い部類です。
音質、楽曲の品質は抜群によいです。
生々しい録音、
ミキシング(音の調整)まで
一流のプロが実施していると思います。
YouTubeはもちろん、
映像作品の使用に耐える品質です。
ここまでのクオリティは珍しいのでかなりおすすめ。
① 価格:★★★★★
② 音質:★★★★★
③ 曲の品質:★★★★★
④ オススメ度:★★★★★
特徴は「ビデオテーマ」から、
動画の主題に沿った選曲ができる点。
これの精度がエグいです。
雰囲気ごとに分類する機能は
結構あると思うのですが、
なんかしっくりこない事多いですよね。
一方、ここは結構ドンピシャです。
例えば、「医学」というカテゴリがあるのですが、
↓から試聴してみて下さい。
心臓の3DCGアニメーション動画
が頭の中に浮かびませんか?
(・・・私だけ?)
とにかくおすすめです。
デメリットがあるとすれば、
曲数が若干少ないことでしょうか。
④PIXTA
ここも有名ですが、まぁまぁです。
楽曲の品質がそこまで高くないです。
ユーザーの投稿によって
成り立ってるようです。
その分曲数が多い。
音質に少し打ち込み臭さが残る
ものが多いのと、
値段が微妙に高いです。
買い切りで、1曲3,300円ぐらいが多い。
① 価格:★★★☆☆
② 音質:★★★☆☆
③ 曲の品質:★★★☆☆
④ オススメ度:★★☆☆☆
打ち込みっぽい音源は
音場(音の広がり)が狭いので、
あまりBGMに向きません。
声にかぶって聞きづらくなるんですよね。
買い切りで、沢山の曲から探したい人には
良いサービスです。
⑤オーディオストック
結構いいです。
若干楽曲の品質にばらつきを感じますが、
月額1,980円で使い放題という安さは魅力でしょう。
ただし、上記価格はフリーランス・個人のYouTuberの場合のみ。
法人化している場合には急に月額20,000円になるので、
こうなってくると選ぶメリットは薄いと思います。
① 価格:★★★☆☆
② 音質:★★★★☆
③ 曲の品質:★★★★☆
④ オススメ度:★★★☆☆
⑥エピデミック・サウンド
バランス型。月額15ドルの安さも魅力的で、曲数も多いです。
楽曲の品質はとても良いです。
事務所によっては、これが使い放題のところもありますよね。
特筆すべき点は、絞り込みの多彩さ。
特にBPM(楽曲の速さ)絞り込みは神機能です。
例えばEDM(クラブミュージックの一種)は
ほとんどがBPM=128です。
そういう感じで、曲の雰囲気を大まかに指定できます。
① 価格:★★★★★
② 音質:★★★★★
③ 曲の品質:★★★★☆
④ オススメ度:★★★★☆
⑦iBGM
買い切り型。1曲1000円~。
楽曲の品質は平均的です。
1曲しか使わなくて、
かつ安めに抑えたいなどの場合は選ぶ理由になるかも。
① 価格:★★★★☆
② 音質:★★☆☆☆
③ 曲の品質:★★★☆☆
④ オススメ度:★★★☆☆
⑧作曲家に頼む
お金があるなら、最強はこれです。
完全オーダーメイドで
イメージに合う曲を作ってもらえます。
予算は作曲家によりますが10万円~など。
劇伴作曲家に頼むと
委嘱料100万円などもあります。
① 価格:★★★☆☆
② 音質:人による
③ 曲の品質:人による
④ オススメ度:★★★★☆
完全オリジナル楽曲が必要なら
この方法しかないでしょう。
ちなみに上記はソフトウェア音源(DTM)の場合です。
生演奏となると演奏家・エンジニア謝礼と
スタジオ代等が別途かかります。
なお、フルオーダーで作曲依頼する場合は、
だいたい以下の流れになります。
①作曲
②編曲(パート譜面作成)
③インペク(演奏家探し)
④日程調整
⑤レコーディング
⑥ポスプロ(後処理)
→納品
一見めんどくさそうですが
演奏家探しの専門業者(インペグ屋といいます)などもあるので
そのへんは専門家に聞けばやってもらえます。
さいごに BGMの選び方
最後に、BGMの選び方のコツを書いておきます。
①ジャンル ②BPM(速さ) ③楽器の構成
この3つに分けて考えます。
(ちなみに③の楽器の構成については、
BGMの場合基本はボーカル無しがいいです。)
お気に入りの曲があれば、
①②③にわけてメモしておきましょう。
で、↑で紹介したエピデミックサウンドの検索機能で
似た曲を探します(検索機能だけは無料で使えるんです。ここ重要)。
ちなみに、「ジャンル」で調べると
やたら細かく出て来ることがありますが、
大まかな区別でいいです。
(「エレクトロニックハウス」と「プログレッシブハウス」の違いとか、「後期ロマン派」と「フランス近代」の違いなどはどうでもいい)
それより、楽器の構成を大まかに把握しておくと、
BGM選びの引き出しがふえます。
例えば、ちょっとエッチなシーンなら
ベース+アルトサックス+ドラム
等。
2020年10月14日追記:
また、あえて場面にそぐわないBGMを付ける
「対位法」という手法などもあり、
こういうのを駆使できると引き出しが増えます。
↓この動画がわかりやすいです。
この辺りの技は映画やテレビドラマのBGM技法である
「劇伴手法」
という分野を学ぶとおもしろいですよ。
あなたのお気に入りの映画のBGMだけに着目して観てみるだけで、
自分の動画に応用できると思います。
おまけ
ちなみに、メロディは解るんだけど
これなんて曲だっけ~?
という場合は、「弾いちゃお検索」
というサービスが便利です。
メロディの一部を鍵盤で入力すると、
当てはまる曲の一覧が出てきます。
絶対音感がない人も、
頑張って手探りで入力すれば
なんとかなると思います。
あとは、「Shazam」アプリを使いましょう。
できるだけ音楽だけが流れているシーンを選んで、
Shazamで録音します。
運が良ければ曲名がわかります。
以上!
生パスタにメンション付きで感想書いてくださると喜びます。
さいごに
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