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【ビジネス書解説】「人生はあなただけのものじゃない」

こんにちは。
今回は、トム・ラスさんの「人生はあなただけのものじゃない」について解説していきます。

はじめに

あなたの人生は、あなただけのものではないです。
自分に対してだけではなく他人に対して何ができるだろうと考えて生きていくのがいいです。
そこに早く気がつくほど、できることが増えます。
人が幸せになるためには、自分の幸せだけを追い求めてはいけないです。
まず他人を幸せにすることから始めてください。

誰の人生にも終わりが来ます。
でも終わりが来ても他の人のためにしたことは消えないです。
大切な人やコミュニティにあなたが費やした、時間や労力やお金は、あなたがいなくなった後にも消えずに残ります。

自分のことだけを考えるのではなく、自分の人生を越えて残るものを見つけてください。
それがあなたに力を与え、もっと楽に、もっと自由に生きられます。
この記事では、そんな人生を送るための12個のステップを紹介します。
勉強になった、もっと知りたいと思った人は、いいねやコメントを是非お願いします。


具体的なアクションプラン

【1個目】 自分以外のものに興味を持つ

人生で大切なのは、この世界に何を残せるかです。
この世界から何をもらえるかではないです。
多くの人にとって、興味を自分だけのことから他のことに広げるのは時間がかかります。
人生に終りが見えて初めて、そんな気持ちになる人が多いです。
でも、そのもっと前から、自分だけに向いた興味を他のものに広げるのは可能です。
そのためには、いつか自分は死んでいくのだと悟る必要があります。
誰にも死が訪れます。
この現実から始めるのが大切です。
この人生で、そしてこの人生が終わった後に、あなたが何を残せるのかを考えてください。
辛い病気になったときも、その考え方が、病気と付き合う力をくれます。
そしてあなたの人生をより意義のあるものにしてくれます。


【2個目】 人生は短いと気づく

自己中心的な発想から抜け出す一番の近道は、自分の時間が有限だと知ることです。
全ての人はいつか死ぬ運命にあります。
考えたくないですが、そこから目を背けてはいけないです。
自分の時間が限られたものだと気がつくと、今までなんとなく過ごしてきた時間も、かけがえのないものと思えます。
ある研究では、小児がんを患った(わずらった)子供たちは、他の健康な子に比べてより強靭(きょうじん)な心を持つと分かっています。

多くの研究では、死の概念が、生をより大切にし、周りの人とより強い絆を結ぶと考えます。
この本の筆者のトム・ラスさんは、若い頃に難病で余命宣告を受け、自分が四十歳を超えるまで生き続けられると思ってはいなかったです。
そしてこれらの研究を学んで、自分だけでなく誰にとっても人生は限りがあると実感するのが大切で、人生はずっと続くと思いこむのはやめるべきだと痛感しました。
あなたも人生は有限だと正しく捉え直してください。
そうすると人は限りある生をめいっぱい生きたいと願うようになります。


【3個目】 物事をポジティブに受け止める

ひとつひとつの付き合いを大切にしてください。
世界に何を残そうかと大きく考えるとしても、まずはそこから始めるしかないです。
一つ一つの小さな積み重ねが、新たな人たちとの良い出会いや、今の人間関係をより強固にします。
日常のささいな出来事についての調査では、たったひとつの不愉快なやりとりが、他のいくつかの良いやり取りを帳消しにするそうです。

1日に5つの良好なやり取りと、1つの嫌なやり取りがあって、5対1の割合なら、良い気分のままでいられます。
良い気分は周りの人にも伝染します。
人々との良好な触れ合いを持っている人は、そうでない人の5倍の幸福感を持てます。
しかしこちらがどんなに良好なやり取りを願っても、相手からどんな反応が返ってくるかは分からないです。

それでも、返ってきた反応の捉え方はあなたが決められます。
生きていれば、たまにはひどい1日だと感じる日もあります。
それでも、その嫌な気分を手放せずに沈んでしまうか、こんなこともあるかと気を取り直すかの選択はあなた次第です。

そんなひとつひとつの選択が積み重なって、1日を良い日にも悪い日にもします。

スーパーなどの混雑した場所で、人とぶつかってしまったとき、ごめんなさいねと謝る人と、ぶつかってカチンときた感情のままに気をつけろと言い捨てる人がいます。
感情を荒らげる人は、自分から幸福感を下げる選択をしています。
人に害を与えられたと受け取り、不愉快レベルを自分で引き上げています。
そしてその嫌な気分は数時間続きます。
他人の行動を良い方向に受け取る人は、同じことが起きても機嫌がいいままです。


【4個目】 身近な人たちとの時間を大切にする

この本の著者のトム・ラスさんは、16歳の時に難病と診断され、20年の余命宣告を受けています。
診断を受けてトム・ラスさんが気をつけたのは、できる限りそれまでのライフスタイルを崩さないことと、自分の病気も含めて全てを貪欲に学ぶことでした。
トム・ラスさんは家族や学校の先生、医療関係者に手紙で感謝の気持ちを伝えました。
人と関わるのが面倒になり本やテレビやゲームに逃げ込みたくなるときもありましたが、それよりも友人や家族と過ごす時間の方が大切に思えました。

大変な時に一番良くないのは、人間関係や社会的な繋がりから逃げて引きこもることです。
周りの人とのささやかな時間を大事にしてください、そしてその時間を感謝をもって味わってください。


【5個目】 スマホを置いて相手の話を聞く

たった15分間、相手の話を真摯(しんし)に聞くのも、相手への素晴らしい貢献です。
相手に興味を持って質問する。話を聞く。
簡単ですが、僕たちが仲間に、恋人に、そして家族や同僚に最も強く求めていることです。
しかし世界は刺激にあふれていて、僕たちはついその逆をやってしまいます。

スマートフォンはとても便利で、退屈しのぎの最強の相棒になります。
ある研究ではスマホが視界に入っていると、それだけで交わされる会話の質が落ちると分かっています。
たとえ電源が入っていなくても、スマホがそこにあるだけで、相手への興味が削がれ、会話に気持ちが入らなくなります。
相手と話すよりスマホが大切だというメッセージになります。

あなたが相手にどれほど真摯に向き合えているか、その人をどれだけ大切に思っているかの物差しになります。
話をしている相手に心から耳を傾けてください。

それが新たに出えた人との関係を素晴らしくします。
既に知っている人達との関係はさらに深められます。
いつでも、どんな触れ合いでも、真摯に向き合うことを大切にしてください。
あなたの大切な時間を、大切なものにこそ向けてください。
限られた時間をどう使うかは、人生でいちばん大切なことです。


【6個目】 自分の強みを活かせるものを探す

人は自分がどんなことで人に貢献できるかをわかっていないし、どんな貢献が最もやりがいを感じるかもわかってないです。
ほとんどの人が、会社に望まれていることを基準に、自分ができることを考えます。
自分の強みを生すにはどうしたらいいかを考えずに、そこに最も適合した自分であろうとします。

違和感のある役割を無理に演じようとして、やりがいを感じられない仕事にしがみつきます。
本当は、もっと自分に合っていてやりがいのある貢献の仕方があるかもしれないです。
それを探す機会を逃さないでください。

そして、周りの人が、自分で気がついていない才能があれば、それを見つける手助けをしてください。


【7個目】 チャンスが訪れたら逃さない

この本の著者のトム・ラスさんの祖父のドン・クリフトンさんは、情報調査の会社を経営していました。
ドン・クリフトンさんは、人々にそれぞれの才能に合った仕事を見つけてほしいと願っていました。

トム・ラスさんは大学卒業後に祖父の会社に入ることを望まれていましたが、自分の短い人生を最大限に活かすため、自分の死んだ後に残る仕事を求めていました。
その時トム・ラスさんは、祖父から彼を必要とする新しいプロジェクトの提案を受けます。
彼はそのチャンスを逃さずつかみました。

それは人の才能についてネット上で大規模なデータを集める仕事でした。
インターネットが出てきたばかりの時代で、大学でテクノロジーと心理学の両方を学んだ彼にはうってつけの仕事でした。
チャンスを捕まえることで、彼は尊敬する生涯のメンターである祖父と仕事ができました。
自己診断ツールの「ストレングスファインダー」を世に出せました。
これはチャンスだと思ったときはのってください。
後になって後悔するのはもったいないです。


【8個目】 誰かの未来に良い影響を与える

トム・ラスさんの祖父が亡くなって15年経ちますが、彼が作り上げたストレングスファインダーは、2000万人以上の人の強みを発見しています。
世の中への貢献を願う彼の思いは、大きな影響力を世界に及ぼしています。

いかに他の人の幸せに貢献できるかが、最高の人生を送る秘訣です。
僕たち1人1人も、毎日周りの人のためにできることがあります。
その貢献は、あなたの存在以上に成長し、周りに伝わります。
今手がけているプロジェクトや作品が他の人の心を動かし、彼らの未来に影響を与えられると信じてください。


【9個目】 強みや才能で周りに貢献する

「あなたは望むどんなものにもなれる訳ではありません。しかしあなたが既になりつつあるものにもっとみがきをかけることができます。」

この言葉は、この本の著者のトム・ラスさんの著書にある有名な言葉です。
今、彼が正確に言い換えると、次のようになります。

「あなたの持って生まれた才能は、それをしっかりと伸ばす努力が加われば、人生を支えてくれるものになります。でも、それを揺るぎないものにしようと思えば、その努力は常に内ではなく外に向かっていなければならないです。」

強みやそれを伸ばす能力は、その人だけのためではなく、他の人に影響を与えてこそ意義があります。
しかし僕たちは日々の問題に振り回され、自分の仲間に、家族に、コミュニティに、どんな形で貢献したら良いのかを深く考えられないです。
自分は何者なのか、何者でないのかを知るのは大切です。
でもそれはスタート地点でしかないです。

あなたにどんな才能があり、強いやる気があっても、それが他の人に届かなければ誰の記憶にも残らないです。
自分の欲を満たしたり、金儲けするだけが人生ではないです。
人生とは、この世の中を少しでも良くするためにあります。
あなたの周りの人の幸せに貢献してください。
そして、あなたがいなくなった後にも残るもののために力を注いでください。
それが人生の意味です。
僕たちはずっと生きられるわけではないです。
でも僕たちがした貢献はずっと残ります。


【10個目】 仕事に対する向き合い方を変える

自分がやりたいことよりも先に、自分が何によって貢献できるかを考えてください。
そこに人間の成長があります。
いつも自分に、自分は何をもって世界に貢献できるかと問いかけてください。
それは自分の好きなことだけを考えて築くキャリアでは決して得られないものです。

最近の研究で明らかになったのは、他人の役に立つ方法を考えることが、達成と幸せの両方の原動力になるという事実です。
どの科学者も、人間は他者との共存を求める生き物だという点で一致します。
人間の社会性について調べた数百にも及ぶ研究によると、生き甲斐ある人生の最も大切な要素は、自分を超えたものとつながり、その貢献を自覚することです。

他人の人生に役立っていると感じると、仕事の生産性が上がります。
それだけではなく、心身の健康にも効果があります。

ほんの小さな親切でも人は幸福感に満たされます。
仕事で人の役に立てれば、相手だけではなく本人にも大きな見返りがあります。

仕事への向き合い方を変えると、あなたはさらに幸福感を増し身体のコンディションも良くなります。
仕事とは、職場でするものだけではないです。
家族や友人などの大切な人にあなたが貢献できること全てが仕事です。
みんなそれを心の中ではわかっています。
しかし、仕事とは大きな貢献をするものだと狭く考えてしまうと、「自分はつまらないことしかできない」とフラストレーションを抱えてしまいます。
仕事は役に立つだけでなく、あなた自身を幸福にしてくれるものだと思い出してください。


【11個目】 自分が去った後に残るものは何かを考える

この本の著者のトム・ラスさんは、大切な友人が亡くなる前の誕生日を彼の家族と一緒に祝いました。
トム・ラスさんは彼が生きているうちに、彼に感謝を伝え、娘さんたちに、どれだけ彼がその成長を楽しみにしているかを伝えられたことに感謝しています。
たいていの人は、誰かが死期を迎えたときに初めて、その人がしてくれたことに思いをはせて、その人のバケツをいっぱいにしようとします。
それではもったいないです。
あなたも大切な人がそばにいてくれるうちに、その人生と存在がどれほどかけがえのないものなのかを伝えてください。
死ぬ時まで待ってから祝福するのでは寂しいです。

その友人は自分と関わりのあるものすべてに真摯(しんし)に接し、貢献していました。
世の中に、個人の人生を遥かに超えた影響を及ぼす生き方をした人でした。
あなたも、あなたがいなくなった後でも、その貢献が人々の心の中で成長する人生を生きられたらいいです。

それをできるのは今日しかないです。
今日やらなければそのチャンスは二度とないかもしれないです。
「自分は他の人たちに何をしているのか?」と常に問いかけてください。


【12個目】 あなたに影響を与えた人について考える

この本の著者のトム・ラスさんは、医師に告げられた命の期限を超えて、この本を書きました。
そして、他の多くの人達と同じように、「残りの人生でどんな貢献ができるのだろう」と考えて暮らしています。
自分の人生を超えて貢献をするために、あなたの人生であなたに影響を与えてくれた人について改めて考えてみてください。
「その人達はなぜあなたの心に忘れられない思いを残したのか」、
「あなたはそんな彼らから何を学べるのか」、
「彼らのように自分も他の人の人生に良い影響を残せないだろうか」。
そしてもしできるなら、その答えをその人たちにすぐに伝えてください。
その次に、自分がどんな形でこの世界に貢献できるのかを考えてください。
それが出来たなら、始めるのは今日です。

人生で大事なことを始めるのに明日では遅すぎます。
明日はすぐに過ぎ去ります。
もしかしたら永遠にやってこないかもしれないです。
でも今日は今ここにあります。

毎日朝起きた時に、「人生は自分だけのものではない」「今日僕はどんな貢献をあの人の為にできるのか」と思い出してください。


まとめ

それでは、まとめていきましょう。

【1個目】 自分以外のものに興味を持つ

《いつか自分も死んでいくのだと悟る》

この人生が終わった後に、あなたが何を残せるのかを考えてください。
それがあなたの人生を意義のあるものにしてくれます。


【2個目】 人生は短いと気づく

《自己中心的な発想から抜け出す一番の近道は、自分の時間は有限だと知ること》

自分の時間が限られたものだと気づくと、今までなんとなく過ごしてきた時間も、かけがえのないものと思えます。


【3個目】 物事をポジティブに受け止める

《ひとつひとつの付き合いを大切に》

人と良好にふれあいを持てる人は、そうでない人の5倍も幸福感を持てます。
出来事をどうとらえるかの選択権は自分にあります。
他人はこちらに良かれと思って動いているものだと思うことから始めてください。


【4個目】 身近な人たちとの時間を大切にする

《大変な時に一番良くないのは、人間関係や社会的な繋がりから逃げて引きこもること》

仕事仲間達とのささやかな時間を大事にしてください、そしてその時間を感謝して味わってください。


【5個目】 スマホを置いて相手の話を聞く

《相手の話を心から真摯に聞く》

ある研究ではスマホが視界に入っていると、それだけで会交わす話の質が落ちてしまうそうです。
話をしている相手に心から耳を傾けてください。


【6個目】 自分の強みを活かせるものを探す

《人は自分がどんなことで人に貢献できるかをわかっていないし、どんな貢献が最もやりがいを感じるかもわかっていない》

ほとんどの人が自分らしい強みを生かせるのは何かを考えずに、そこに適合した自分であろうとしてしまいます。
あなたに最も合った貢献の仕方を探してください。


【7個目】 チャンスが訪れたら逃さない

《この本の著者のトム・ラスさんは、そのチャンスを逃さず掴んだ》

彼は尊敬する生涯のメンターである祖父と仕事をするチャンスに恵まれ、彼の学んでいたテクノロジーと心理学を活かして、自己診断ツールの「ストレングスファインダー」を完成させました。

これはチャンスだと思ったときはのってください。
後悔するのはもったいないです。


【8個目】 誰かの未来に良い影響を与える

《いかに他の人の幸せに貢献できるかが、最高の人生を送る秘訣》

僕たち1人1人も、毎日周りの人のためにできることがあります。
その貢献は、あなたの存在を越えて大きくなり、周りに伝わります。


【9個目】 強みや才能で周りに貢献する

「あなたの持って生まれた才能は、それをしっかりと伸ばす努力が加われば、人生を支えてくれるものになります。でも、それを揺るぎないものにしようと思えば、その努力は常に内ではなく外に向かっていなければならないです。」

《強みやそれを伸ばす能力は、その人だけのためではなく、他の人に影響を与えてこそ意義がある》

あなたにどんな才能があり、強いやる気があっても、それが他の人に届かなければ誰の記憶にも残らないです。
人生とは、この世の中を少しでも良くするためにあります。


【10個目】 仕事に対する向き合い方を変える

《いつも自分に、自分は何をもって世界に貢献できるかと問いかける》

他人の役に立つ方法を考えることは、達成と幸せの両方の原動力になります。
ほんの小さな親切でも人は幸福感に満たされます。


【11個目】 自分が去った後に残るものは何かを考える

《あなたがいなくなった後でも、あなたの貢献が人々の心の中で成長するような人生を送る》

それをできるのは今日しかないです。
今日やらなければそのチャンスは二度とないかもしれないです。
いつも自分に、「自分は他の人たちに何をなしているのか?」と問いかけてください。


【12個目】 あなたに影響を与えた人について考える

「その人達はなぜあなたの心に忘れられない思いを残したのか」、
「あなたはそんな彼らから何を学べるのか」、
「彼らのように自分も他の人の人生に良い影響を残せないだろうか」。

そしてもしできるなら、その答えをその人たちにすぐに伝えてください。
その次に、自分がどんな形でこの世界に貢献できるのかを考えてください。
それが出来たなら、始めるのは今日です。
人生で大事なことを始めるのに明日では遅すぎます。

更に詳しく学びたい方は是非こちらの動画をみてください♪

この本の著者のトム・ラスさんは、ギャラップ社の会長であり心理学者でもあった祖父が開発した「ストレングスファインダー」を世界に広めた伝道師です。
また彼は難病を抱え、若いときに余命宣告を受けましたが、その余命を超えて今も多くの研究や著書を通して人々に貢献しています。
この本はトム・ラスさんの経験を通して、私たちに「なぜやるのか」を伝えてくれています。
今回の解説が勉強になった、参考になったという人は、いいねやコメントを是非お願いします。

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