Youtubeのイントロの種類を分析してみました。
自己紹介
こんにちは、Youtubeのトビラの高橋です。Youtubeのトビラは、Youtubeに関する分析を行い、クリエイターの方の為になる情報をお届けするメディアです。週2本ペースで投稿を予定しておりますので、Youtubeチャンネル運営をされている方は、ぜひフォローを宜しくお願いします!
はじめに
今回取り上げるテーマは「イントロ」です。皆さんもご存知の通り、Youtubeにおいてイントロは非常に重要です。
まずは具体的に、イントロは、どのような役割を果たすのか?について確認をしていきましょう。
Youtube公式によるイントロの解説
以下はYoutube公式ページの解説です。
記載がされているように、Youtubeはイントロの視聴維持率を使って、
①動画の内容は、サムネイルやタイトルと一致しているか?
②視聴者の興味を惹く良い動画であるかどうか?
を判断しています。
①に関しては、言われてみれば当たり前の話ですよね。
サムネイルやタイトルが『ラーメンを手作りしてみた!』なのに、動画を観てみたら「寿司を握り始める」なんてことがあってはいけないわけです。
Youtubeが、そんな動画をレコメンドしていたら、Youtube利用者の満足度は下がってしまいますよね。
視聴者はサムネイルやタイトルをクリックする際に、自分の頭の中で動画の内容を想像します。
【その期待を裏切る=動画の内容が一致しない】場合は、動画から離脱をし、視聴維持率が下がるわけです。
タイトルと内容が合っていない動画ばかりがYoutube上にあったら、きっとサイトを使う人は減ってしまいます。
ここまでの説明で、イントロがYoutubeにとって、重要な指標になっていることは、お分かり頂けたかと思います。
しかし!
「タイトルと内容が一致していれば良い」というわけでもありません。動画自体が面白くなければ、視聴者は離脱していきます。
イントロを工夫することの重要性
面白そうと思って、クリックしたけど、あまり面白くなくて、他の関連動画を探す経験は、皆さんもあるかと思います。
つまりイントロは、
面白い動画に出会えた!と感じるか、
つまらない動画に出会ったと感じるか、を分けるパートなのです。
良いイントロは、良いレコメンドの波に乗る!とも言えると思います。
いかに動画に惹きつけるか?
いかに動画に対して興味を持たせるか?
ということがイントロには求められるのです。
とはいえ、
どのようにイントロを作れば良いのかが分からない方は沢山いるかと思います。
この記事では、実際の例から、5種類のイントロを紹介します。
ぜひ今後の動画作りに活かしてくださいませ!
イントロの種類
①ダイジェスト型
まず最初に紹介するのはダイジェスト型です。これは、動画で紹介する内容を圧縮して、紹介するといったものです。
面白い部分を見せたり、その動画の重要なシーンを見せることで、視聴者に対して、どんな動画を観ることができるか?を示すことができます。
このダイジェストの手法を使っているYoutubeの動画は沢山ありますが、抜群で上手なのは、日経テレ東大学です。
他のチャンネルと一味違うのは、動画の中身を観なければならない!と思わせるような編集をしていることです。
観ていただければ分かる通り、質問をされて答えを言う寸前でカットするなどの編集がされています。
このようなイントロを観ることで、視聴者は、『答えを知る為に動画を観なきゃ!』となるわけです。
本編を観ることを、理由づけるような編集になっています。
日経テレ東大のように、
ダイジェストで動画の期待感を高めつつ、本編を観させるための仕掛け作りをする。
これにより、イントロから本編への強力な橋渡しができるはずです。
余談
日経テレ東大の企画・製作統括は高橋弘樹さんがされています。「家、ついて行ってイイですか?」などの番組も企画された方で、高橋さんの番組制作術が👇の本には書かれています。
分かりやすく、且つ、面白く、番組作りのテクニックや考え方について説明されています。
日経テレ東大が何故こんなに人気なのか?が、この本を通して知ることができるかと思います。Youtubeチャンネルを運営されている方には超オススメの本です!
②惹き込み型
次に紹介するのは、惹き込み型です。名前の通り、動画を再生すると、思わず見入ってしまうようなタイプのイントロです。
下のヒカキンさんの動画は、とても分かりやすいかと思います。
始まりから異様な雰囲気で始まり、観ている人の心の中では
「なんだ?何が始まるんだ?」
といったことを考えるはずです。
違和感を生み出すことで、人の興味を惹きつける手法ですね。
Genと文庫食堂さんでも、引き込み型のイントロが多数あります。
この動画の場合は、
料理の動画が始まるかと思いきや、ホットドッグの歴史解説が始まる訳です。
このように惹き込み型の特徴として、サムネイルやタイトルからは想像できないスタートを開始するというのがあります。
視聴者の想像とは異なるイントロを仕掛けることで、心を掴む手法ですね。
③いきなりスタート型
次に紹介するのは、いきなりスタート型です。名前の通り、動画の内容がいきなりスタートします。
【イントロ→中身】というよりは、すぐに動画の本編を開始するタイプになります。
この型の良い点は、視聴者がイントロで「つまらなそう」と思わせる暇を与えないことです。
イントロは省いて、すぐに本編を開始する。
少しTikTokに近い発想と言えるかもしれません。
上の動画でも、すぐに本編が開始されます。
特にイントロが必要ない動画の場合は、いきなりスタート型を使用してみるのが良いかと思います。
④導入型
次に紹介するのは、導入型です。
いきなりスタート型まではいかないけど、動画の内容を軽く説明して、本編に導入していく方法です。
これは、ダイジェスト型と同様に、多くの動画で使われています。
大体のパターンは、
【あいさつ→動画の内容説明】といった形です。
導入型を使用することで、
動画を観ることで、視聴者はどのような学びを得るか?
を理解させることができます。
ノウハウ系、教育系の動画ではこのような手法がよく使われますね。
⑤定番映像型
最後は、定番映像型です。
下の3つの動画を観ていただければ分かる通り、どれもイントロ用の映像が使われています。どれも長すぎない映像となっています。
Youtubeの動画は沢山ありますので、その中から自分のチャンネルを覚えてもらうのは非常に難しいです。
定番映像型を使用することで、
自分のどの動画を観ても、同じイントロから始まるため、チャンネルを覚えやすくなることが期待できます。
また、上の3つの動画は全て、部屋で撮影をしている動画です。
このような動画の場合、映像に動きが少なくなってしまう特徴があります。
そこで、最初のイントロは部屋の映像とは違う映像を使用することで、動画に振れ幅を持たせているということも言えるかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事を通して、
イントロの役割・重要性や、どのようなタイプのイントロがあるかについてお分かり頂けたかと思います。
今後、チャンネル運営をされる際に活用できる知識を提供できたなら、とても嬉しく思います!
引き続き、Youtubeチャンネルをより良く運営するための分析記事を投稿していきますので、ぜひフォローをお願いいたします🙇
引用
Youtubeヘルプ「視聴者維持率を左右する重要なシーンを測定する」
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