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友人(男52歳)が転職を果たすまで

52歳男が転職で悩んだ時の枷とは?
友人が転職を決意したときの枷は①家族②ローン③親戚付き合いが主だったそうだ。
独身だったなら転職を決意したときの気持ちも幾分かは楽だったと思う。

友人から転職したとのLINEをもらったあとに通話で色々と聞かせてもらった。

◾️家族への決意表明
奥さんに転職したい気持ちを伝えるには何日も悩んだらしい。
・収入減
・子供の進学
・親類、近所の目
↑奥さんには色々とガン詰されたと。
ただ当時の友人は不眠にめまいやパニック障害で心療内科に通院中。
奥さんに思いや決意を上手く説明できなかった。
そんなある日、友人は思いつく。
「そうだ、奥さんにプレゼンしよう」
パワーポイントで資料を作成。
・退職したい理由
・退職金
・再就職までのスケジュール
・再就職先での手取り給与の試算と預貯金の切り崩し
・切り崩した預貯金の再生プラン
・末っ子が進学するまでの預金、資産プラン
↑などを資料としてまとめ上げ奥さんにプレゼン。
色々と修正は入ったようだけどようやく奥さんのOKをもらう。
ただし条件は「退職は転職先を見つけてから」だった。

◾️職探し
友人曰く「一番ツラかった」と。
インターネット上に乱立するサイトに片っ端から登録。
案内はたくさん届く。
それこそ1日に10件は届いたらしい。
「良いなと」思った会社へ面接に出向くもネット上に記載されてる仕事内容、給料と全く違うのでその度に落胆。
また退職前なので勤務中にスマホで転職サイトをずっとみている訳にもいかない。
そうこうしてるうちに半年が過ぎた。
同じようなことが繰り返される転職活動。
「やり方を変えよう」
今度はこちらから気になる会社の採用情報をHPから片っ端からチェックする。
当然これまで以上に時間がかかるので平日夜間と休日にチェックを行う。
そして日程の都合をつけて面接に赴くも不採用が続く。
奥さんにプレゼンを打ってから約10ヶ月が過ぎたある日。
「同業種での再就職は諦めよう」
諦めるのが早いのか?遅いのか?分からない…
結局はネットの転職サイトに逆戻り。
検索条件を大きく変更した事により転職先が決まった。
最終的には3社から内定をもらえたらしい。
友人が選んだ転職先は某大手メーカーの下請工場。
夜勤も多いので手取り給料は転職前より少し低いくらい。
友人はついに転職活動から解放される。

◾️職場への退職願
流れとしてはどこの会社も同じなのかな?
退職願

儀式的な引き留め

退職届

引継ぎ

退職
退職の元凶となったパワハラ上司からは特に強い引き留めもなく。
モチベーションが下がり切った後任担当者への引継ぎも曖昧なまま。
友人は20年勤めた会社を辞めた。

◾️入社日まで束の間のひと時
退職日から入社日までは5日ほど間があり、ひたすらPCオンラインゲームをやりまくったらしい。
そういう過ごし方もありだなと思った。

◾️転職から半年
仕事、職場の雰囲気にも慣れ。
自分が社内に溶け込むためのポジショニングも確立。
「ようやく一息つけた」
以前の職場だと泊まり出張も多く家族と夕食を共にする事も少なかったそうで。
「いまは家族と食事しながらおしゃべりするのがホント楽しい」と。
健康状態も上向き心療内科へ通院する必要もなくなり日々充実してる様子。

◾️友人からいただいた転職についてのアドバイス
「転職は止めておけ」だった。

◾️その他
友人は転職活動前に趣味である動画撮影と動画編集で稼ぐことができないだろうかと考えた。
1ヶ月ほど真剣に動画撮影と編集に取り組み収益化について模索した。
結果は?
「ある程度はいける」
↓友人の考察
・単価は安いけど未だに動画編集の外注は多い
・インサート用動画の外注も増えている
・YouTubeの中堅どころ相手なら細かな編集テクニックは不要
・動画作成構成案(シナリオ)でも稼ぎに繋がる
・スマホ向け縦長動画は今も成長過程
1ヶ月程度では何とも言い難いけど遠慮気味に考えても「まだいける」らしい。
友人は何でやらなかったの?
→「安定した収入が得られるか不透明だから」
なるほどね。

自身の退職について参考になるかな?と色々と友人に質問を投げかけてみたけど…
『世の中そんなに甘くない』って事やね。
そして退職ってのは生半可な心構えではできないんだなとあらためて感じさせられた。

ただ身体が元気なうちに今の嫌な事(会社)から解放されたい気持ちはある。
けど友人が奥さんに行ったプレゼンのように退職してからのプランニングがあるのか?と問われればプランは無い。

退職までのプランニングで参考になるnote記事やブログ記事無いかなぁ…

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