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【micro:bit 2019】 2019年に作ったものや行ったことの振り返り 〜その1:デバイス連携編〜 (2019/12/3)
この記事は 「micro:bit Advent Calendar 2019 - Qiita」の 3日目 の記事です。
はじめに
アドベントカレンダーへの登録は 12月2日、登録日の前日に急遽行ったのですが、既に登録済みのカレンダーが複数あったため、現時点で11個の記事を書くことになっています(笑)
カレンダーの説明に「micro:bit関連ならなんでもOKです。やってみた、作ってみた、使った事例、遊び、教育、なんでもありです!」と書いてあったので、自分が micro:bit を使って今年にやったこと等を、振り返りって記事にしてみようと思います。
記事を書き始めるにあたり、Twitterのツイートから micro:bit 関連の投稿を拾い上げていったのですが、けっこうな分量があったので、内容を分割することにしました。
今回の記事では「何らかの開発の試作や、ハッカソンなどで別デバイスとの連携をしたもの」を中心に書いていこうと思います。
1)LINE Things での利用
まず、該当するツイートはこちらで、挙動としては、
LINEアプリ上でボタンを押すと micro:bit のLEDが点灯したり、
micro:bit のボタンを押すと LINEアプリ上のボタンの表示が変化したり、
LINEアプリと micro:bit が双方向でやりとりをするというものです。
micro:bit(マイクロビット)での LINE Things、無事に成功!#linethings #linedchttps://t.co/jFZ8psScab pic.twitter.com/rDEN0EsMbz
— you (@youtoy) April 9, 2019
こちらは、4月に行われたイベント「LINE Things触ってみようハンズオン」に参加して試した内容になります。
講師は n0bisuke さんで、ハンズオン資料(⇒ micro:bitでLINE Thingsハンズオン)に従って進めて、こちらを作りました。
ここで使った LINE Things というのは、上記資料から説明を抜粋すると
「簡単にいうと、 LINEから外部のBluetoothデバイスにアクセス出来るようになるAPIです。」
というものです。
この LINE Things では、micro:bit用以外にも、IoT や電子工作関連のことを行う方が使われることが多いデバイスである M5Stack や obniz のそれぞれに対応するもの(⇒ M5Stack用 と obniz用)もあります
余談ですが、micro:bit以外のデバイスを使って LINE Things を試した話が他にあり、以前 Qiitaの記事で以下の2つの記事を書いたことがあります。
●obniz で LINE Things! - Qiita
●LINE Things の開発ボードを試す! 〜その1〜 #linethings - Qiita
2)ロボットトイ toio(トイオ)との連携
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)さんから発売されているロボットトイである toio(トイオ)の JavaScriptライブラリが公開されたタイミングで、micro:bit を組み合わせてJavaScriptライブラリを試してみました。
#toio のJavaScriptライブラリを試したやつの3つ目。
— you (@youtoy) June 14, 2019
micro:bit と組み合わせてみました。
micro:bit の Aボタンで前進、Bボタンで後退します。 pic.twitter.com/GZsPt60r9M
このときの内容は、下記の Qiitaの記事で少し触れていたりします。
●#toio を Alexa や micro:bit から操作する 〜概要編〜(JavaScriptライブラリを使ってみた) - Qiita
3)obniz との連携(石巻ハッカソン2019 にて)
まずは、作ったものの写真付のツイートを載せます。こちらは、夏に石巻で行われたハッカソンで作った作品になります。
構成としては、複数台の micro:bit に既にこの記事で登場している obniz とを組み合わせています。
今日は朝から出社です。
— you (@youtoy) August 19, 2019
その前のお盆休み最後は、夏の恒例イベント、石巻での3日間のハッカソンでした。
https://t.co/0ZV8s8O3zr
ハッカソンでは、
急遽チーム立ち上げ→4人の高校生達とのチーム決定→企画無しから開始→ 皆さんのおかげで、展示デモを無事完了
となりました。#ishinomakihack pic.twitter.com/tgeXgVBU9e
デバイス間連携の部分は、有線接続のシリアル通信を使っていて、obniz とつながっている micro:bit は GROVE拡張ボードとセットで使っています(※作品で、GROVE接続のLEDテープを使う必要があったため)。
このハッカソンでは「ガジェットを使った何かをやりたい」という高校生2名や、他2名の高校生がチームメンバーとして名乗り出てくれて、高校生4人との5人チームでハッカソンを行いました。
ただ、チームメンバー募集をすることを急遽その場で決めたので、普段通りにガジェットは大量に持っていたけどノーアイディアの状態でスタートしました。
開始後にチーム内のメンバー1名が「以前アイデアはでたけれど作りきれなかった企画」についての話をしてくれて、その話にでてきた、ガジェットを使った鬼ごっこ的な内容を行うための仕組みを作ることにしました。
4)スマートスピーカー Echo(AIアシスタント Alexa)との連携: 2通りの仕組みを使って
こちらは、Amazonさんのスマートスピーカー Echo(AIアシスタント Alexa)の、ガジェット連携ができる仕組みを試した際に利用した事例2つです。
細かいところに触れると、1つ目は「Alexa Gadgets Toolkit の Custom Interfaces」という仕組みを使ったもので、2つ目は「Espalexa」というものを使っているものです。
Alexaのカスタムスキルのガジェット連携、とりあえず版ですが micro:bitやLEDテープ・車型の小型ロボを組み合わせてみました!
— you (@youtoy) October 7, 2019
Alexaスキルから車の発進を制御して、
また、車の超音波センサで障害物を検知したかどうかによって、スキルの最後のセリフやLEDテープの光る色が変わるようにしてみました。 pic.twitter.com/OIBPAZwD1P
試したいと思いつつ、積み残していたネタを1つ消化!
— you (@youtoy) October 22, 2019
動画の内容は先日試した Alexa Gadgets Toolkit ではなく、 #M5StickC + #Espalexa で実現してます。@Norio_Delux さんが Qiitaの記事に書かれていた内容(先日 #IoTLT でも話されてたもの)に、さらに micro:bit周りの仕組みを追加してます。 pic.twitter.com/1aBnnde9Gh
内容に踏み込むと、それぞれが1つずつの記事になるような内容なので、ここでは割愛します。
おわりに
今年のTwitter上のツイートをもとに、まずは micro:bit と別デバイス連携を行ったものをピックアップして、振り返ってみました。
アドベントカレンダーに組み込めるかは分からないですが、その2(もしかしたら、その3 も必要かも?)の記事も書ければと思っています。