いつも想像の上を超えてくる①
病が発覚したのが8月21日。
手術をしたのが9月26日。
怒涛の1ヶ月。
結局、悪性腫瘍(卵巣がん)で、
IC1のがんだった。
両卵巣、子宮、骨盤とお腹のリンパ節、大網を摘出した。
お腹には25センチほどの大きな傷ができたけど、
順調に回復して、10月6日に退院。
退院直後は日常生活を送るだけで精一杯だったけど、
ごっそりと削ぎ落とされた筋肉が少しずつ戻り、
だんだんと疲れずに動けるようになり、
着実に日常生活に慣れていった。
そして、昨日は3週間半ぶりの病院、
退院以来初めての診察の日だった。
入院中は行けなかったレストランに行ったり、
リハビリで歩いたルートを懐かしく感じながら辿ったりと、
回復して健康な体に戻った今がありがたくて
感謝やうれしさが湧いてきた。
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そして主治医との面談。
「◯◯なので、抗がん剤です」と、当たり前のように抗がん剤を提案され、その回数などの説明に入る。
私の体のことなのだけど、
どうするか聞かれることもなく、
当たり前のように説明される。
そうなのか
そういうものなのか
でも私は抗がん剤は嫌なのだよ
先生に「抗がん剤はしたくないです」と伝える。
再発した時のリスクを説明される。
不安が広がる。
そして、最初にさらっと、何か重要なワードを言っていたことに気付く。
「何だから抗がん剤って言ったんですか?」
と聞くと、
『明細胞癌』
と紙に書いてくれた。