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旧校舎と瀬戸口廉也作品について

普通にめちゃくちゃ酒飲みながらエロゲをやっています。どうも、ドレスデンです。キラ☆キラマジでいいゲームですよね…。瀬戸口廉也作品は大体好きなので、キラ☆キラはやる前から多大なる期待をかけていたのですが、実際やってみると想像の遥か上を行くぐらいいいゲームでした。まだ椎野きらりルートと石動千絵ルートしか終わってないので細かいレビューは避けますが、何というか自分が音楽やバンドに向けている思いに共鳴するところがあって、やっている間永遠に没頭していました。

 瀬戸口作品は、読み進めていく中で少しずつ主人公と読者である自分の境界線が曖昧になって溶けていくような…、そんな感覚を味わえるから好きです。CARNIVALをプレイしているときにこの感覚は強く感じたのですが、常人とは違う感覚を持ってしまった主人公、彼の目線で切り取られる世界をプレイヤーが追体験し、その中で少しづつ彼の感覚と自分がシンクロしていくように感じます。そして、気づけば作品の虜になっています。さっきから酔っているせいかあんまり文章がうまく書けません。普通に悲しいです。



ここからちょいネタバレなんで、気になる人は読むのやめてください。



 



というかCARNIVALめっちゃ好きなんですよね。登場人物がみんなそれぞれ弱さを抱えている点が本当に好きです。主人公を虐めていた詠美も、リサに注目が集まることで自分が注目されなくなるのではないかという恐れや、家の中で浮いてしまっている妹に対する感情といった弱さを抱えているわけですし、リサを幼い日から犯しまくっていたリサパパも、家族の絆を信じ切ることができずにそのような行動に走っていたわけですし。それはそれとして嫌いなキャラ達ではあるんですけど、やるせないですね。絶対悪といえるような存在はこの作品の中にはいなくて、皆それぞれ自己を保とうとした結果最悪な方に転がっている。この作品のキャッチコピーは確か、「傷ツイテルノハ、君ダケジャナイ…」とかだった気がしますが、まさしくその通りだと思います。

リサっていう女に対して今更俺が何とかいうのは避けますが、きっとリサにとって学は神様そのものだったんだと思います。自己が希薄で、自分のことを罪深い存在だと感じている彼女にとって、自己を肯定しあり方を定め、罰をも与えてくれる学はどれだけ崇高な存在だったことでしょうか。プレイしたのがもう2年ぐらい前なので、解釈違いなどあったら申し訳ないのですが、僕はCARNIVALをハッピーエンドだと解釈しています。

まあ俺は渡会さんの方が好きなんですけどね!!それじゃ!皆!ロックンロールで生きていこうぜええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!



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