『仕事の8割はつまらない』No.13
「女性が多い会議、時間かかる」
おじいちゃん、あるある!
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森会長の臨時評議員会での発言が、世界中から今、注目を浴びてしまいました。
残念ですよね、こんなことで注目されるのは!
でも、森会長のご年齢は83歳で、実父と同年齢。
別に森さんを庇うわけではありませんが、この世代は「男女平等」とか「多様性」とかの教育を受けていない。だから、頭では男女平等が大事とかわかっていても、気を抜いた瞬間に本音がでてします。
特に森さんは、男性優位の社会を生きてきて、首相まで勤めて天下を取った人には、もう何を言ってもわからないんじゃないかとさえ思います。
周りも、意見できないくらい忖度しますしね。
奥様も、夫に仕えてきた方でしょうから、注意するという発想自体がないのではないでしょうか?
せっかくの謝罪会見も、記者からの質問にいらいらしていることが伝わっていたのが、さらに非難が拡大される要因となったように思います。
そもそも「男女平等」って、なんだろう・・・。
自分は、差別されているのか?区別されているのか?
いろんな場面で考える必要があるように思います。
「区別」されているだけなら「女性蔑視だ」と、ヒステリックに騒ぐこともありません。
女性も男性に「男のくせに仕事ができない」とか「管理職のくせに、リーダーシップがとれてない」とか言ってないでしょうか?
私もこれまで、ほとんどの上司が男性でした。
しかも「管理」しかできない管理職がほとんどでした。
女性はあくまでも補助で、アシスタント扱いはもう「あるある」です。
7年前に初めて、女性部長の組織にいたときは、古株の男性社員からのその女性上司へのハラスメントは目に余るものがありました。
パワーハラスメントではなく、下から上へのハラスメント。
会議中にも、「そんなこともわからないんですか?」とか、前の男性上司の名前をだし、「○○さんは、凄かった」などなど。その女性部長は、会議のあと会議室で泣いていました。
「女性の活躍」を阻むものも、男性優位の構造でしょう。
女性の社会進出が進み、女性上司から、若手男性社員へのセクハラ、パワハラも最近は見聞きしますよね。
お互い様なのかもしれませんね。
特別な「権力」を手に入れると、裸の王様みたいになってしまうのが「人間」の弱さ、愚かさなのかも・・・。
私は特別な「権力」を持ったことがないのでわからないけど、昇進した男性が何か勘違いをしてしまい、オレ様になり失速して行く様も数回見ました。
その男性はせっかく、昇進したのにあっという間にどっかに飛ばされていきました。
男性同士でもいろいろあるんですね。
女性管理職から、男性社員への業務引き継ぎの際にも、きちんと引き継ぎしないで、「何回も同じこと聞かないでよ!」と言ってしまったり・・・。
お互い様なのかもしれませんね。
今が過渡期なのかもしれませんが、あきらめずに皆で対話をしながら、新しい社会を作っていけたらいいなと思います。
働く場所にいる人みんなが安全で、安心して働ける組織にしなければ、これから社会に出ようとする若者は希望がもてないですよね。
「仕事の8割はつまらない」けど、あと2割を意義あるものにするためにも、共に生きるために知恵を出し合いたいと思います。
だから、発言が多く、時間がかかる会議になる前に、ファシリテーターがきちんとコントロールしましょう。
会議開催者は、会議の目的とゴールを明確にし決めることと、自由に意見を出し合うことを事前にはっきりさせておけばいいのです。
会議出席者の下準備も大切です。
では、また次回。
明日も自分から挨拶をしよう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?