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2002年4月の「小中学生に囲碁ブーム」

 昔「ヒカルの碁」という大大ブームになった漫画がありまして。今でいう「ハイキュー!!」みたいなものだと思います。小中学生の囲碁ブームを作ったと言われるこの漫画に関連した過去の取材のことでちょっと面白いことがあり、メモならぬnoteを。

 


日本棋院、集英社、女流本因坊

 2002年の取材、錚々たるメンバーの方々に取材をしています。当時の記録が手元にないのでわかりませんが、おそらく3−6ヶ月は取材と記事執筆に費やしたのではなかろうか。

15歳くらいまでにプロにならないと、トップにはなれないそうだ。

「小中学生に囲碁ブーム」より

 志す人にとって、厳しい世界です。厳しい世界を取材する、は勉強になりそう。YEJの記者、誰か新たにやらないかな。

当時の中学生が今

 「ちょっと面白い出来事」の本題はここからです。

「ヒカルの碁」を読んで囲碁を始めた飯塚あいさん(14歳)は今年2月、院生になった。囲碁が何より好きだと言う彼女は、将来囲碁のプロになりたいと言う。「言葉では言い表せない面白さが囲碁にはあるんです。」と言う。

「小中学生に囲碁ブーム」より

 なるほど、囲碁関係者だけでなく、当事者インタビューもしていたんですね。この方、今、もしプロだったら面白いな、と思いながらお名前を検索してみた。ワオ。

 大好きな囲碁を突き詰めて、認知症予防と囲碁の研究をされていた!

「好き」ってすごい

  14歳の頃から好きだった囲碁を今も続けていて、しかもお仕事とも関連づけて。そしてどういう経緯だったか知りませんが、記者たちは、碁会所で自分たちと同じ10代という理由で飯塚あいさんに取材したのでしょう。その偶然も面白い。

 「10代の時の”好き!”が、今の活躍に活かせてるなんてすごい」と日本の片隅で真夜中にひっそり唸った出来事でした。

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