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あなたの書きたいテーマは?

 ユースエクスプレス・ジャパンは、中学生から24歳までの若者がユース記者として取材活動を行うことを支援する団体です。当団体は、前身の団体であるチルドレンズ・エクスプレス(CE)を参考にしながら活動していますが、今は昔よりも連絡手段やアプリやツールが充実しているため、我々も思考錯誤しながらアップデートを行っています。


テーマを決めるのがスタート地点。

記事のテーマは記者が決める

 CEの時は「ストーリーアイデア」という呼び名でしたが、現在「記事テーマ」と呼んでいます。記者が決めます。取材相手ありきで考えると色々問題あるので要注意です。テーマは身近な疑問から選んでもいいし、深掘りしたいテーマでもいい。基本、テーマはなんでもいい!と言ってます。

若者ならではの視点を

 若者が記者(ユース記者と呼ぶ)なので、若者ならではの視点で取材をしてほしい。大人と同じではつまらないし、差別化にならない。もちろん、若者が取材をしているという点で、すでに大手メディアとは違うんですけれども。

 最近、記者が作成した質問で、いいなと思ったものを紹介します。

Q: 収入の少ない学生でもサステナブルファッションを楽しむには、どうすればいいですか?

Q: サステナブルファッションや環境問題に取り組むと、周りから「Z世代」「意識高い系」と言われてしまうことがあります。人々が自然とサステナブルファッションに取り組むことは可能だと思いますか?

サステナブルファッションを知っていますか


記者との対話

 運営メンバーは、取材の質問作成に関するアドバイスを行いますが、記者の興味があるテーマについては詳しく知識を持っていません。そのため、記者たちから学ぶ立場にあります。これが私にとって楽しい部分です。「こんな本があります」「こんな企業が取り組んでいます」「こんなことを発信している人がいます」「こんなNPOがあります」etc…。これらを深掘りするために私たちがサポートをしています。

 例えば「どうして日本昔話の主人公は男ばかりなのか」というテーマで書きたい場合;

  • 海外との比較を入れるかどうか

  • 昔話とはどこまでを指すか

  • 桃太郎だけに絞って論じるか、金太郎も入れるか

  • 取材はジェンダー論専門家?国文学者?絵本作家?

  • 一般の人の声を取り上げる?

 と、色々な選択肢があるため「どうしたい?」「どうしようか」を一緒に考えます。またその時に大事なのは「読者が読みたいのはどれだろう」という視点も入れること。

 でもまぁ、大人も人間なんで。

 アドバイスをする大人によって思考や趣向も違ってきます。アドバイスにブレが生じてしまうことは想定内。それを経験するのも(が)記者にとって社会に出た時に役に立つことだと思います。

(なお、適所でChat GPTを参考にするのもOK)


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