REALITY CON 2022 in Tokyoレポ
ようてんです。REALITY CONお疲れ様でした。普通のレポは他の方々にお任せするとして、このエントリは「アバターサイネージの担当の中の人」かつ「REALITYの古参ユーザ」観点でのとりとめのない話をお届けしようかと思います。
REALITY CON 2022 in Tokyoとは
REALITY CON 2022 in Tokyoとは、先日2022.08.27(土)に神田スクエアホールで開催された、REALITYのオフラインイベントです。
アバターサイネージの話
はじめは手伝いのつもりだったんです
まずは最初にアバターサイネージの話を。こちらは元々スタジオで稼働していた「Kinectを使ってVRMアバターで全身モーションキャプチャができる」システム(公式配信出演者の方がたまに遊んでいるアレです)に、「REALITYアプリのQRコードを読み込んでVRMを出力する」部分を追加したものでした。
元々は手伝いのつもりでしたが、Sara(@jungleking)が釣りなどでハチャメチャ忙しい状況だったのでようてんが引き継ぎました。
スタジオのガチのモーションキャプチャシステムや日常使っているVRルートのフルトラ環境と比較して「ある程度の精度と安定性までしか狙えない」ことはわかっていましたので、そこにあわせて少ない労力で組み上げることを考えました。
動くようになると色々課題が見えてきて
僕としては、Kinectについて詳しくない人がはじめてこの仕組みの前に立って、それこそ30秒で華麗に使えるようになるのは無理があるだろうなぁ、と思っていたので(100人いたら80人は楽しい体験ができるけど、20人はまっとうに認識されなくてよくわからない体験になる、みたいのはどうしようもない)、それが故に、ある意味「あまり期待しないでほしい」という気持ちが正直あったんですよね。
そういう感覚に反して、社内デモの評判も、動画が公開された後のみんなの反応もよく、「これはちゃんと動かないと結構マズイのでは?」ということで、ギリギリまでチマチマ直したり運用手順を改善したりみたいなことをやってました。
覚悟はしてましたが当日いろいろありました
セットアップ
現地入りして、トラスとパネルが組んであってテンションが激上がり。
予定していたトラス上にはケーブル長不足でカメラを設置できず、やむを得ずディスプレイ下への配置に変更
途中角度が変わって上にフレームアウトしてしまった方は本当申し訳ないorz
「衝立で囲う」というフレーズは聞いていたのですが、完璧にプライバシーに配慮いただいた配置とオペレーションで良かった
一般入場前に出演者の方々には試していただきましたが風松アナウンサーがあきらかに普通の人間じゃない骨格で認識されてどうしてもうまくいかず先行きが不安
(スタジオでもそうでしたが)ディスプレイと外界の輝度差で撮影は難易度が高く、映り込み回避の斜め撮影もぼっちには不可。
展示開始
想定通りで整理券を用意していたものの、さっくり行列ができて待機時間は短くなく
複数人数の不安定さはわかっていたものの、予想外に2人同時が安定せず
体験者にどういうムーブを取らせると勝率が高いのかがわかってくるまでかなり苦戦、前半はトラブル中断しがちでした
複数人数のコツ
Kinectカメラに誰も入ってない状態でQRコード読み込み
ファイル数変化が検知されると実はリセットがかかるので、「複数人数の際にはまず全員分読み込みが終わってから順番に入る」方がオススメでした
まず1人目がカメラ範囲内に入り、正面を向いて、軽く足を開いて両肘を90度曲げて上にあげたポーズをとります
どちらかいうと「コロンビア」です、「Tポーズ」ではないです
1人目の姿勢が認識された状態でちょっと横にずれて、引き続き2人目がカメラ範囲内に入り、同等のポーズをとります
リセット状態から動体をまず検出し、動体から人間の骨格を認識しよう追従する感じの動きをします。Kinectはヒラヒラした服や横向き・後ろ向きは苦手です。
カバンやスマホを手にもった状態で複数人数がダンゴになって同時にフレームインしてくると、その後が安定しませんorz
その他
めちゃくちゃみんながんばってくれていて、期待していた以上にちゃんとした画像が流れてくる、たすかる
1セットだとさすがに時間・消化数観点で厳しい
機材とオペレーションなどの都合で割り切って少なめでした、申し訳ない!
ただ、そもそもEOL(生産終了品)であるKinect v2でシステムを組むのも色々心配なのでどうせならARKitでつくりなおしたい
ぼっちだと撮影担当がいないので動画がとれない
撮影用テーブル+スタンドがあればよかった気がしますね
カジキ帽が真っ白
VRMエクスポート確認漏れてました、cluster連携とあわせて後日対応をおまちください__o_
4人チャレンジを見ました
よくなんとかなりましたね(無茶しやがって…)
トラブルは少なくなかったし、課題はめちゃくちゃいっぱいあるものの、ブースとしては盛況で成功と言えたんじゃないかな、という認識です。体験していただいた+いろいろご協力していただいた皆様、ありがとうございました!
当日会場をウロウロしてた話
もう少しこっそりしているつもりでしたが、アバターサイネージの不安定さをサポートするのに「顔が割れている関係者である方が良いかも」ということで、腹を括って、頭に目印つけた状態でいることにしました。
現地でかまってくださった方々ありがとうございました、いろんな人とお話しできて楽しかったです。
設営・展示の話
ホワイトボード
めちゃくちゃみんなガッツリ書いてくれてよかった。
「来てたんかい!」がいっぱいあって嬉しかったです。
物販
忙しすぎて買うの忘れてました。
カバンの余裕もなかったのでお茶だけ買いました。
公式番組ギャラリー
数とか素材とか限度があったので結局のところこんな感じになりました。悪しからずご了承をばm(_ _)m
古参ユーザ目線としては「Fes1入ってない」とか、「番組タイトル比であって開催数比になってない」とか気になる点は結構…
年表
しゅがほりがリリース前だったり、Daydream延期があったりして最後までドタバタしました!
「ガチャばっかり並べて良いのか?」については話は「REALITYとしてアバターやっぱりメインだからこうかなぁ」みたいな
欲を言うと個人的にはもっと緻密でマニアックなのをやりたかったのですが時間も情報もなく、「公的に無難」側に絞って倒した感じです。憧れのサービス年表をつくれたことは大変満足していますが、難しいんですねこういうの…
イラストコーナー
めちゃくちゃ良かったですが(募集・設営まわりに全く関わってないので)他人事のようにいうと、次はこの10倍展示したいですね!
釣り・フォトショップ
忙しすぎてチラ見しかしませんでした
お守りは、もともとその先の利用予定があって企画されたもので一般販売の予定はないのですが、そのうち入手機会がくるとのこと。
会場BGM
最終的にどういう許可がとれたのか把握してないのでリストとしてどこまで入ったのか把握してないのですが「楽曲提供イベント楽曲」が会場BGMでした。
次回はちゃんと事前にリスト出せるようにしたいですね。
って言うか気になるので聞いてきます
ステージの話
引きこもりに立ちは1時間が限界でしたね。orz腰…
「会場キャパ x 1/2(コロナで1席あける)<企画人数+スタッフ・関係者・招待客人数」という感じの式の都合により、椅子は断念しました。
後半もう諦めて地べたに座ってましたが、維持を張らずにさっさと座っておけばよかったかも。
音響が良い
むしろ良すぎたかもしれない
ガチにホールなので、複数人数が控室含めて参加する音響まわりのシステムがちゃんとしててよかったですね
公式番組の「モーキャプシステムで全身動き回りながらなのでマイク位置が安定しない」課題がない分もあって、過去イチだったかもしれません
個人的な感覚では、あとからYouTubeの配信アーカイブを確認する限り、客席音声がもっとガヤとして入っちゃっても良かったかも、と思いました。
現場はもう少しわいわい盛り上がっていた印象です。
ユーザー登壇者全員分のiPhone用意してHDMIキャプチャして…
詳細が公開情報ではないので書き方に悩むのですが、かなり複雑な系を複数の部屋を跨いでシステムが組まれており、いろいろすごかったです。
60fpsモードとジェスチャーエモート非表示モードが常識のように使われててちょっとビビりました。何がいつ役に立つのかわからないものですね。
さいごに
色々大変でしたが、なんとかなって良かったという気持ちです。
みなさまおつかれさまでした、楽しかったです!
次回は可能なら当日の仕事なしで参加したいですね!