日本の教育はどう変わるべきか?『さる先生の学校ゲームチェンジ』
これからの社会に対応した教育観を養うために、よく上越教育大学の西川先生の本を読みますが、それ以外の書籍では、さる先生の本も好きです。
以前に読んだ『全部やろうはバカやろう』は、学校の働き方を見直すきっかけになって、今では部活動がなければ定時退勤できるまでに成長しました。価値観が変わった一冊です。
さて、今回読んだ『さる先生の学校ゲームチェンジ』はどんな本かというと、これからの教育に必要な「観」をいっぱい紹介してくれている感じですかね。
世界観、教育観、教師観の3つをテーマに書かれているんですが、今のトレンドとして「お金の教育」について触れられているのはよかったなぁと思います。僕も今は「お金」を勉強しているのでやっぱり大事なんだなと再認識できました。
個人的に一番良かったのは、国語の実践発表の部分で、登場人物をちぎり絵で表現していることが素晴らしいなと思いました。
これからの授業で必要なことは、自分だけの価値観を見つけることだと思います。ですが、自分だけの価値観ってけっこう難しくて、やっぱり他者よりも優れているか、どうかが気になってしまうものです。
特に絵を描いてとかは、いかにリアルに書けているかが評価されがちなのですが、この実戦ではそれぞれがどのように異なっているかに注目できます。
ちぎり絵では、写実的な上手い下手はないですからね。
この発想を授業で活かしていきたいなと思いました。