真珠腫性中耳炎治療日記 手術後2年と半年
「真珠腫性中耳炎治療日記 手術後2年」の続きです。
真珠腫性中耳炎治療日記と言いながら、治療らしい治療はしていない。
治療が必要な状況が発生していないか、それを確認すべく半年に一度の診察を続けている。
病気によっては、「もう安心ですね、完治です」と判断される状況が生まれるだろうけど、私の場合はまだそういうタイミングになっていない。
そもそもそういうタイミングは、訪れないことを予想している。
と、いうのも手術で補強したはずの鼓膜は術前のように奥に引っ込んでいる。
幸いにして、どんどん引っ込んでいるわけではなさそう。
耳垢がたまる袋状の場所ができてしまい、そこに垢がたまり、塊(真珠腫)になって感染して、周囲を破壊して行くのがこの病気だと認識しているし、専門書にもそのように書いてある。
主治医からもそう説明を受けた。
手術でその袋状の部位を取り除き、袋状の部位が形成されないように軟骨で補強した。
しかし、また袋状の部位はできている。。。
主治医の話では、「今は垢は溜まらずに排出されている。小さいパール(真珠腫)もできていたけど、外に排出された。鼓膜に入れたチューブもズレていないし悪くない経過」とのこと。
中耳の機能が正常に機能して入れば、垢はできてしまう。
皮膚が正常に機能して入ればその垢は排出される。
形成される垢の質や量からして、「心配のない経過」なのだそうだ。
外から届かない場所にたまってしまい、パール(真珠腫)を作り出すと「再手術」決定らしい。
今は治療らしい治療をしていない。
そして悪くない経過をたどっている。
聴力の著しい低下は感じていない(正常ではないけど)。
治った
完治した
と言える日は来るか???
別に来なくてもいい。
今の状況に大きな不満はない。
私が39歳だから医師も長期的に計画している。
私が高齢者だったら、再手術の状況になる前に死ぬだろう。
私が手術を受けて、経過を追っているのはそういう病気みたいだ。
つづく