好きなものにはいつかめぐりあう
きちんと彼女の音楽を聴くようになったのは、ここ2ヶ月くらいのこと。今思っているのは、これまでちゃんと聴いてなくてごめんなさいという気持ちと、音楽が好きでいさえすれば、こうして好きな音楽にはいつかめぐりあうのだという気持ちの両方です。
彼女とは20以上歳が離れているけど、ちょうど僕が今の彼女と同じくらいの歳の頃まで、必死になって聴いていた英国の音楽のことが彼女も大好きらしく、だからこの音楽がこんなに心地いい。オアシス・ブラーみたいな誰でも知っているメガヒットからレディオヘッド、マニックス、シャーラタンズ、パルプ、ライド、ティーンエイジファンクラブ(ほか書き切れない)みたいな、僕が当時から愛してやまない音楽を、きっと彼女も消化してきて音楽性を形作っているからこういうコード選んで、こういうリズムになって、こういうサウンドになるんだって納得できる。もちろん懐かしさや元ネタ探しだけで聴けるわけもなく、キュートな歌声も青く光る歌詞も、ロックが内包する反骨気質を感じさせて、どこまでも深く刺さる。
先日リリースになったサードアルバムもとてもいいです。生々しいバンドサウンドがこのアルバム全体の底流となっているロック性を強調していて、気持ちよく突き抜けていく感じを味わうことができるから好き。
今頃ファンになってすみませんが、これから僕がずっと聴いていく音楽の中に、ラブサマちゃんの曲たちが加わったことをとても嬉しく思っています。
好きなものにはいつか必ずめぐりあうもの、そう思いました。