きものの防寒について
年末です。
洋服でも厚手のコートやダウンを着込むこの季節。さて、きものの防寒ってどんなものがあるのでしょうか。
着物用のコートや道行が真っ先に頭に浮かびますね。
でもそれらの用意がある人は少数かと思います。
暑がり、寒がり体感は人それぞれですが、
手持ちの小物や小さなアイテムで
できる防寒やお勧めしない方法についてまとめました。
成人式で初めてきものをお召しのお嬢さんのお役にも立てればと思います。
⚫︎きものって暖かい
きものは肌着、襦袢、きもの…と
重ねて纏う衣服です。体の真ん中は暖かいものです。正絹なら尚更ですね。
特にお腹のあたりは帯も二重に巻くのでお腹は
冷えないです。
⚫︎三首(さんくび)を温める
じゃあきものだけ着てれば大丈夫?
かというとそうでもなくて、衿元や袖口は
真冬の冷たい風が吹き込みやっぱり冷える。
だから温めると良いと言われている三首、
首元
手首
足首
ここを真冬の冷気から守りましょう。
衣紋を抜いて着る襟元にはマフラーや襟巻き。
手首は大きく空いているのでロング手袋やアームウォーマーを。
(ロング手袋は指先を使う時に着け外しが
面倒なので、私はアームウォーマーを使ってます)
足首は足袋の下に履くロングソックスや
もっと寒いならレギンスを履くのもアリです。
⚫︎中にヒートテックは着ない
きもの姿で一日中外で過ごすというならともかく、
室内で過ごす時間も長いなら
きものの下に防寒着を着るのはお勧めしません。
暖房の効いた屋内で調節が出来なくて
辛い思いをするかもしれません。
防寒は外側(着け外しが可能なところ)が
基本です。