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着付け教室のはじめ方

春から着付け教室を開講して、そろそろ2ヶ月。
自分への覚悟の意味も込め開業届もだしました。
お仕事としてこれひとつでやってる!というには
まだまだ拙いものですが
お稽古のお問い合わせを頂いたり、
着付けのご依頼を頂いたりと細々とながら
まあまあの滑り出しです。

始めるまで、本音は少し怖かった。
それは未知へと飛び込む時の不安。
その不安を乗り越えるために私は
どんなカリキュラムにしたいか、
どんなお生徒さんに出会いたいかなど
毎日教室について様々に思い描き
沢山の事を紙に書き出したものです。

最初はどんな人に来て欲しいか。
モデルとなるお生徒さんを思い描く事から
始めました。
私は初心者の頃の自分をそこに当てはめました。

私は何故着付けがしたいのか。
きものの何に興味があるのか。
そもそも、その習い事はは着付けじゃなきゃ
ダメなのか。
当時の自分の毎日の暮らし方も
細かく思い出しては書き出してみました。

またカリキュラムもそれに沿って組み立てます。
これは先輩や教室の仲間に相談しながら
一回どれくらいの時間にしようか。
一度に教えるボリュームはどのくらいが
適当か。
何から先に教えるべきか。
どこは後回しでも差し障りないか。
考える事は終わりがありません。

またいくら「着付け教室始めます!」と
私がひとりで
言い出したところで見つけてもらえなくては
意味がありません。
私がここで着付けを教えています、を
知ってもらうために始めた事は

ホームページ作成
チラシの制作、設置
SNSでの告知

です。
幸い、古い友人がデザイナーの仕事をしていた
のでお仕事として依頼して
様々に力になって貰いました。
友人はデザインだけでなく、
伝わりやすい表現や、チラシの設置場所についてもアドバイスをくれたので
私一人では気付かなかった部分も沢山フォローして
もらいました。

2ヶ月経った今、
駆け足で過ぎた日々をふと振り返り思うのは
何をそんなに怯えていたのか?
という自分への呆れにも似た気持ちです。
現金なものだと自分でも笑いますが
本当にそこに尽きるのです。
私を選んでくださったお生徒さんに
少しでも多く、より良いものを手渡す。
その覚悟を持てただけで、
今までと変わらず続く日々の練習や勉強も、
ずっと意味深くなりました。

子育てとはまた違いますが、それでも
育ててる私が結局育てられてる、
と言う意味においては
教室の先生と子育ては似てるなと思います。


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