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きもののたたみ方(本畳み)
きもののたたみ方です。
先日公開した長襦袢のたたみ方同様、
今ある以上に新しい折り線はつけないことを
頭に置いて、丁寧にたたみましょう。
今回は畳紙(たとうし)にしまう時などに
する本畳みです。
まずきものを左を頭側にして広げます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142204103/picture_pc_6e1aa37d093a39744687d5cf13498793.jpg?width=1200)
出来るだけ、全体を広げるに十分な広さのある
場所で畳むことが望ましいですね。
①手前のいちばん手前の谷折り、
脇線で畳みます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142204324/picture_pc_b322015de99a1b1d653dd416872d554e.png?width=1200)
畳んだ状態
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142204653/picture_pc_eebeb504d1cefc7932b39f80e4ae63ff.png?width=1200)
裾線もきっちり合わせます(矢じるし参照)。
②次の谷折りを手前へと折ります。
気をつけなくてはいけないのが、縫い線では
なく、折れ線です。
実は縫い目は少しずつ斜めになっています。
折れ線をよく見てそのとおりに折り返します。
折れ線はここ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142204949/picture_pc_acf4c5dd408f17375c8ff3ce6cba9e9e.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142204979/picture_pc_72cc6c2311d2b22082b2bfcddf886afd.jpg?width=1200)
折り返した状態。
また裾線は揃えます。
③衿は折れ線に従って整えておく。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142205055/picture_pc_466dfce4f5530d6075329be29ceeffa0.jpg?width=1200)
衿も線に従えば綺麗に収まります。
④上前を下前に重ねる
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142205301/picture_pc_3245aece77c447bd36a4360e0aa21679.png?width=1200)
衿先(◯で囲った部分)を重ねるように
上前を重ねます。
裾線まできっちり重ねましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142216683/picture_pc_044b80322d196e3f834162f2fdac6c4b.jpg?width=1200)
ここでも裾、衿先と揃えて重ねます。
⑤脇線同士をかさねる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142216914/picture_pc_609d1139571ca9fccd4406e45302c3ff.png?width=1200)
点線の位置同士を重ねるときものはぴったり
重なります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142217006/picture_pc_0491cd73cebf5dea4471aa02e85343c0.jpg?width=1200)
こんなかんじ。
きものすごい!って思う瞬間。
⑥左→右へと手のひらで撫でて空気をぬく。
あくまでも優しい手つきで。
強く撫でると新しいしわを付けかねません。
⑦上の袖を折り返す。
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真ん中の折れ線にあわせて静かに二つ折りにする。
折れ線の横に手のひらを置き、もう一方の手で
滑らせるように静かに折ります。
シワがでないように、と心に置いて丁寧に。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142217651/picture_pc_ee13e2432090503d0f13f608b1a44965.png?width=1200)
⑧丸印のところを重ねて静かに持ち上げて
残りの袖を下にいれる。
シワにならないよう、最後に手のひらで整える。
⑨できあがり
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142217734/picture_pc_c9efb84422c2636255c9ddc5799adcf3.jpg?width=1200)
最後に。
工程の途中でしつこく
揃える、丁寧に、静かに、と書きました。
これがきれいに畳むコツの全てです。
きれいに畳むと余計なシワがつかない。
きものが傷まない。
手早くやろう、とはやる心を抑えて
きれいに洗った手で、
静かな気持ちで丁寧にたたみましょう。
習慣として身につけば難しいことではありません。