好きのつよさ
子ども達がそれぞれに中学、高校に
入学してひと月半経ちました。
中学の頃は遅刻なく毎日登校する以外は
提出物はいい加減、
大切なお手紙も私に見せない等
本当に私を悩ませた長男。
高校生は留年も、停学や退学の処分も
あるのにどうするのかとヒヤヒヤ
していた私の心配をよそに、
今のところは恐ろしいほど順調です。
お手紙はその日のうちに見せて、
必要なら私のサインを求めてくる。
宿題はさっさと済ませてカバンに入れる。
朝も1時間早くなったのに、
テキパキと身支度をして遅刻なく登校。
更に言うなら、進学クラスに入れたので
日によって8時間めまで授業があり、
負担はかなり増してるはずなのに
文句も弱音も吐かずに嬉々として通学しています。
子どもというのは、突然に目覚ましい
成長をみせてこちらを驚かせるものです。
幼児期を過ぎてまだ、こんなふうに
子どもの成長にびっくりする日がくるなんて。
振り返れば幼少期から
好きなことは一貫していた長男。
私はそんな彼が楽しむ姿を一緒に
眺めて楽しんでいました。
中学の頃は興味のある事、ない事全部を
満遍なく頑張らないと
成績はつかないのだと繰り返し説明しても
やりたくないことに時間と労力を
さくのが出来なくて保護者である私は
随分と振り回されました。
義務教育まではノルマだ、
やりたい勉強は高校以降、少しずつ
自分で選べるから
今はノルマだと割り切って頑張れと
繰り返し励ました日々。
一年前の悩みや焦燥も今となっては
遠い過去。
好きなものがあるひとは強いなと
改めて思う。
好きなことなら頑張れる。
夢中になれることがあるから、
しんどい時も踏ん張れる。
私学に通うことは予定外ではありましたが、
彼のやる気に火をつけてくれた
学校には感謝しかありません。