足袋の履き方
今日は足袋の履き方をご紹介します。
履き方?靴下のように足を入れるだけでしょ?
と不思議にお思いかもしれませんが、
足袋(キャラコの足袋なら特に)
足にぴったりと沿うもので、靴下よりも
靴の感覚に近いなと思います。
足にあった足袋は背筋も伸びて気持ち良いものです。
①足袋のサイズ
一般的に靴のサイズよりも0.5小さくと
言われます。
それはだぶだぶとしたシワなくぴったりと履くのがカッコ良いとされているから。
実際は足長だけでなく幅、厚みなど足のサイズは色んな角度から計測されるので一概にはいえません。足袋屋さんに測定してもらうのが一番ですが、そのようにいかない時は幅がゆったりか細めかを選び、サイズは0.5小さく、あるいはちょうどを選んでみるのがよいでしょう。
大きすぎると草履の上で足袋が滑って歩きづらいもの。足袋選びは実は難しいのです。
②履く時は
靴下のようにいきなり足を入れると履きにくい。
まずは手の甲を入れて、
足袋の真ん中あたりをくるりとひっくり返します。
両足ともにくるりとした足袋。
こうすると足はすんなり入ります。
つま先までしっかり足がはいるように
足袋をひきます。
引いたら折り返した部分をくるりと戻して
踵までしっかり包み込みます。
③こはぜを留める。
金具の部分をこはぜといいます。
二重にかかっている糸を受け糸とよびます。
こはぜが4枚のものは普段用。
5枚のものは礼装用といわれていますが、
私は足首まですっぽり包まれてる感覚が
好きなので基本いつでも5枚こはぜを好みます。
こはぜを下から順番に受け糸にかけます。
受け糸は二重になっているので、
かけやすい方にかけます。
私は足が浮腫んでいる日は
内に掛けると窮屈なので外側にかけてます。
出来上がり。
夜の浮腫んだ足で履いたのでパツパツの
写真失礼します。
④ストレッチの足袋は伸び縮みするから
楽かな?と思ったことがあるのですが
私にはあんまりでした。
ツルツル素材ですべりやすい。
伸び縮みする、はつまりずっと足を締め付けてると同義。
昔ながらの足袋は伸び縮みしないけど、
その分足に合うものを履けば、
ぴたっと足を支えてくれます。
1日中履くと疲れ方が違うのがよくわかります。
私は最近はずっと
えびす足袋さんの足袋を履いています。
草履と同様、履き物は疲れ方に影響が大きいので
疲れ果てて「ヘイタクシー!」と
無駄にタクシーに課金するよりも
最初から足にいい、かつ見た目も好みの
履き物に課金するのが吉でしょう。