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~エピソード10 散歩が好きになったよ~

 散歩は必ず毎日行ける訳ではないよ。
雨の日もあるし、カァにも都合があるからね。 

そんな時の為に風呂場にはおしっこシートがあるんやで。

シッコがちゃんと出来るからいつも褒めてくれるので凄く嬉しい。

カァは散歩に行けない時、いつも家で走らせてくれるんやで~ 

「走れ!」とカァが言うと家の中を縦横無尽に走らせてくれる。

外の散歩では公園に行かない限り、これだけ走れないもんね。

でもワタシは外ではカァにピッタリなんで勝手に走らへんよ(笑) 
 
カァと散歩に行く時、マンションから出るとチビのワタシは低い位置から
カァを見上げる。

カァが「銀行!」とか「郵便局!」とか「プップ!」とか言うので、
どれを言うのかカァを見上げてカァの言葉を待ってる。 

カァがどれを言うても、もう場所は分っているし、「銀行」とか「郵便局」と言うと、どちらも同じ方向なので、その方向に歩く。

「プップ」と言えばガレージに飛んで走るよ。

管理員さんが驚いてたな~ 

でもワタシのキャパはこんなもんと違うよ~ 

まだまだキャパ発揮するからね~ 
 
 

カァ「家を走り廻るメ~ちゃんの嬉しそうな顔! 

アンタは外より家で走る方が好きなんか?と思う位。

そして「プップ!」と言うと確かに管理員のおじさんはメ~ちゃんがガレージに飛んで行くので感心してたな。

でもそれ位の賢さは序の口やんね(笑) 

それにおじさんには凄く懐いて愛想してたな。

おじさんも優しい人で、犬っていい人悪い人を知ってるんやね」 
 

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