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~エピソード17 カァとの絆~ 

どんどんカァとの絆が深まって行く。

カァとの絆はハンパない絆やと思ってる。

カァがテレビを観て泣いてたので心配でカァの顔を覗き込んだり、
夜中にカァが「腹痛い」と言えば玄関まで人を呼びに行ったり。

でも「ワン駄目」と言われてるので結局は吠えないので意味がないけど。

兎に角、カァのことを心配してあげることがワタシにとって大切なミッション。

ワタシがチャリで轢(ひ)かれた時もカァは病院に行く車の中で号泣してた。

病院に着いてからの打ちひしがれた様子、カァが心配してくれてることが
よ~く分かるので、レントゲンの結果が分るまでにカァに「ニコッ」と笑顔を見せた件(くだり)はエピソード13を読み直してね。

思い起こせば、ホンマにホンマにワタシはチャリの前輪と後輪で轢かれたのに無傷やった。

所で、カァはいつもお酒に酔って帰って来ることもかなり心配してるよ。

だってカァは酒臭いしタバコ臭いし嫌やけど「好き」が勝ってるので仕方
ないかな笑 

そして酔って帰って来ると、「メ~ちゃん、話聴いてくれる?」と言うので、ワタシはお座りして聞くけど、酒臭いし何を言うてるのか分らんし、
ついあくびをしてしまう。

するとカァは「メ~ちゃん、、聞いて~や」と言うので又お座りし直して
聞く振りだけでごめんね、カァ。

でもワタシで癒されるなら頑張るよ~。

カァはいつも「メ~ちゃん、、ありがとうね~」と言うてくれる。

だから朝は朝で必ずカァと一緒に起きるよ。

カァがそろそろ起きるのを待ってるよ。

カァがサイドテーブルの上の眼鏡を取ると同時にワタシはベッドからピョンと飛び降りる。

ワタシは自分のトイレを済ませるとカァのトイレに行ってニコッと笑うのが朝いちのルーティンなんです。

カァが大好きやから。

ペットショップの狭いサークルから出してくれていい暮らしさせてくれてるから。

カァに恩返ししたいから。
 
 


カァ「そう、メグとは絆があるよね。一時期トレンドしたミニブタも可愛いし芸も良く出来る。

でも飼い主の気持ちを汲んでくれるんかな? 

犬は気持ちを汲んでくれます。

飼い主の顔色見るとは言うけど、確かに私がテレビを観て泣いてると顔を
覗き込んでくれるし、13章でのチャリに轢かれた話もメグを病院に連れて行った時は打ちひしがれてる私を見てニコッと笑顔を見せてくれる程の心得がある子です。 
 
 

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