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真摯、愚直

午後、記者クラブ主催の総裁選合同記者会見を、初めて現場で見た。橋本五郎さんはじめ、著名ジャーナリストも多く、緊張感があった。後半の、クラブ側からの自由質問は、討論会的様相で面白かった。一方で、質問は必ずしも平等にあてられるわけでもなく、メディアから見た注目候補である小泉進次郎さんや、尖った政策を打ち出している候補、過去に何度も総裁選に出馬してきた石破茂、河野太郎両氏、それから、要職の経験が多い候補に質問が集中し、ちょっと肩透かしをくらった候補もいたのではないか。上川さんは、事前に準備した冒頭発言、また、記者からの質問にも、力強く答えていたので良かったと思う。

夜、名古屋市に移動して行われた街頭演説会も、名古屋に住んでいた過去にふれ、東海地方では海部俊樹総理以来の総理を目指すと力をこめて、大きな拍手が起こっていた。犯罪被害者基本法の制定、性犯罪の刑法改正などの実績をあげて、誰ひとり取り残さない日本をつくると、堂々たる訴えだった。

東京名古屋の往復の新幹線でも、自ら録音した演説を聞きながら最後まで改善を尽くし、夜遅くまでパソコンに向かって、明日の準備を尽くしていた。一つ一つの言葉へのこだわり、準備した原稿が磨き抜かれたものになっているか、繰り返し確かめる姿は鬼気迫るものを感じる。隣にいて、私も頑張らねばと大いに刺激をいただいている。手を抜くことを知らない、本当に真摯、真面目、愚直な方だ。

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