君が元気そうで本当によかった

今現在私はリモートワーク中なのだけれど、3月まででやるべきことが終わってしまい、4月から社内ニートとして職場に居座っている。
営業にどんな仕事を紹介されても、「コレはできるけどこっちはよくわかんないなあ…」とか「テレワークじゃなくなると深夜残業できなくなるけど、それでもいい?笑」とかナマな口を利いているので、仕事が一向に決まらない。
無能な人間ほど、自分が満足いかない状態になっている要因を外部に押し付けるのである。

そもそも“無能な人間”というのは、読んで字の如く能力が無い人間のことを言う。
能力が無い人間なので、当然与えられた仕事は十分にこなせない。期待値10に対し、せいぜい6〜7の成果を出すのが限界だ。
また能力が無い人間なので、自分が置かれている状況を理解できていない。仕事がいつもより上手くいっている場合、実は陰で自分を支えてくれている他者がいるという事実に気づけず、慢心して、やらなくてもいいことに集中して、やるべきことをしなくなる。そして仕事の完成度がさらに下がり、最終的に仕事が回ってこなくなる。
仕事が回ってこなくなっても、自分は未だに仕事ができると思っているし、自分は正当に評価されていないだけだと信じこみ、成長を止めてしまう。
最終的には、遠回しに「キミは使えない人間だよ」と営業に言われているのにもかかわらず、「テレワークじゃないと残業できない」などとナメた口を利くようになるのである。そういう人間のせいでリモートワークの生産性が疑問視されているという事実を認識してほしいものだ。

…まあそんなこんなで、4月に入った瞬間から、やらなくてもいいこと(※1)を消化しつつ、やるべきこと(※2)から目を背け、日々怠惰な方へと歩みを進めている僕は、このままいくと今の職場を勘当されるおそれがある。
一体どうすればいいのか、教えてください。
※1…YouTubeを観るなど
※2…職場を辞めさせられないように、「なんでもやります」とアピールするなど

さて、4月といえば、新社会人である。
昨今、学生生活を終える不安や、社会という枠に縛られる苦痛に思い悩む人を散見する。4月から初めて「学生さん」から「社会人」と呼ばれる立場になる方もいることだろう。
どこかの職場にいたときは、パワハラ上司が入社式で「キミたちは『サービスを享受する側』から『サービスを提供する側』になる」と言っていたのを覚えている。
「学生時代にバイトしたことある人は一時的とはいえ『提供する側』にはあっただろ」と、細かいところにツッコミを入れる人は少なくないだろう。僕もそう思う。
しかし社会というのはこういう、「自分の見ている世界/多数派の世界が正義であると確信して譲らないような人間」で溢れている。
僕の個人的な感想だが、こういった人間を受け入れて生活していくということが
いつもより朝早く起きることより、つまらないことに夜遅くまで時間をかけることより、それが週に5回連続することより、月の給料が少ないことよりも辛かった。
新卒2ヶ月経過したくらいの頃、上司から会社カレンダーを書くことを任され、ネットで祝日を調べながら作って提出したら、「お前は自分が全て正しいと思っている節がある。良くない。やり直し」と突っぱねられたことがある。あのときは買ったばかりの新品のメモ帳をここには書けないくらい恨みつらみのこもった言葉で書き殴って真っ黒にしたくらい、悔しい思いをした。今でもたまに思い出して、あそこ辞めてよかったなと思っている。ちなみにカレンダーは普通に祝日間違えてた。今からでも僕が悪くないってことになりませんかね?無理ですか。

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