無職の転職活動 良し悪し
わたしは2度目の転職活動を、離職してからやり始めた。
世の中多数、やっぱり無職に“なっちゃう”ってことに不安があると思う。
そう、“なっちゃう”だよね。
転職活動のタイミング
無職転職活動の良い点
=しっかり腰据えて、自分や働き方に向き合える
無職転職活動の悪い点
=ネガティブな考えや気持ちに負けそうになる
が、いま、まさに無職転職活動真っ只中の感想。
1度目の転職のこと。
体調問題が大きくて悩んで悩んで、それこそ3年くらいモヤモヤとし続けて「いよいよこれは、続けていくことが難しい……」と転職を決断した。
ギリギリまで多忙すぎたので、この時はちゃんとした転職活動をしていない。
リファラルに近いのかな、面接もいきなり経営層で、説明会代わりの“カジュアル面談”的なものと、転職理由と職務内容の確認みたいな。
で、内定もらって手続きして、入社は引き継ぎ後ということで3ヶ月待ってもらってスライド転職だった。
そう。
多忙激務で体調問題になっていて、そこにさらに転職活動の時間確保ができる状況じゃなかった。
いくらオンライン面接できるよと言っても、出張移動も多くて飛行機で、新幹線で、面接とか無理よね……。
なにより、気持ちにも余裕がなくて「わたしのやってきたこと、他所でも使えること、でできることってなに?!?!」を確かめる時間も取る気力なかった。
そうだな、気力がなかった、が正しいな。
貴重な年末年始休みに面接してもらった有様で、こちらの不安や懸念を伝えて「そういうことはない」ということと「◯◯◯の範囲をやってもらう」というお話、「やってきてた×××を活用してもらいたい」と求められることを教えてもらい、「それならできるかも」と不安だったけど、決断した。
2020年4月からは、世界もガラリと変わってしまい、面接の時の状況からどんどん変化してしまい、転職前のような出張移動がなくなったのに、7〜25時勤務が常態化してしまい、ダメだ、と打ちのめされたわけだ。
今回の離職。
迷わず、先に辞めることにした。その理由。
①きちんと“自分のため”の時間を確保したかった
②仕事(特にクライアント)に迷惑かけたくなかった
③無職経験してみようと思った
③はちょっと、頭おかしいとわかってるのでアレだけど……①が最大の理由。
世の中の求人情報を眺め回ったり、自己分析棚卸ししたり、エージェントという立場の人たちから意見もらったり……その時間を、働きながら持つことが自分には難しかった。
※あまり前職を悪く言いたく無いし、悪く思われたくないので明記しておくと、結局は自分の能力不足だと思う。
コアタイムは相手があるアポでみっしりで、その後に事務処理して、クライアント対応の個別のことをして、不足を埋める勉強をする。
先輩方、数年して慣れている方でも、やっぱり8〜22時がデフォルトだったから「これがこなせる体力(とはいえ座ってやることばかりなんだが)」は必須だなと感じて、辞めました。
無職になっての転職活動の最大の問題は……
メンタル的に「どこにも使ってもらえない=このまま働けないかも」が忍び込んでくる、だと思う。
失業給付は、辞めた日から2ヶ月ではなく、認定(離職票受け取って手続きに行ってから)日から2ヶ月はもらえません(自己都合)ので、3ヶ月分くらいは生活費を貯金などがあるか?とか。
働けないかも、の心配は「お金の不安」が1番だな。
人間て、社会に属してるっていうことも感じる。
「不必要な存在」って感じてきてしまう瞬間が、頭での理解と違ったところで不意に湧いてきたのが面白いと自分観察してる。
事実、わたしは「なにもキャリアに大したことがない」ので引く手数多になるわけがないのはわかってる、から、そういう意味では市場において必要性は低いんだよな。
ただそれは事実にすぎなくて、良い・悪いでもないし、わたし自身の「存在」そのものの価値ではない。
市場価値と、生存価値は違う。と、頭での理解はあるが、ここまで区分して整理してても、フッと「さみしいな」みたいな不安になる。
それぞれ、みんな転職そのものの理由はバラバラだと思うので、現状と性質のバランスなのかなって。
実際、「とてもじゃないけど面接だの職務経歴書整えるなどの時間確保できない!!」って人は、その時間確保しながら現職続けられないか?の取り組みからしてみる、と。
自己肯定感よりもはや自己否定感強い性質で、生活費不安が大きい人は、やっぱり無職になっちゃうのは極力後回しにした方が、メンタル的にも、いいと思う。
一応、今のところの感触だと、企業も「次、決まる前に辞めたんですか?」というのと「10ヶ月で転職ですか……」というところはマイナスポイントっぽい反応が多いです。
この歳ですしね、そらそーですよね。
それでも、わたしはこうすることが、わたしにとっては、自然というか、無理がないのが正直なことなので……そのまんま、正当化でも卑下でもなく、事実として転職活動していくしかない。
なんの根拠もない考えだけど、世間的にはどうか、とか、すごいかどうか、とか、もうこのモノサシで生き方を選ぶことは限界だ。
わたしにとっては、限界。
健全な範囲の努力は必要だけど、凸凹落差の多い自分が「無理強いを自分にする」のは辞める。
その結果、もう正社員にはなれないなら、そのように生きていくのが、健やかに暮らせるということなんだろうな……と思う。
収入も、無理なく働き、いただける額に合わせ、「もっと」となるなら、複数に柱を持てばいいだけ。
無職生活1ヶ月。
やっと蓄積してた疲労が抜けてきました。
自分の人生は、自分しか責任持てない。
とことん納得するまで、向き合ってやれるのも、自分だけだ。