偏愛は、難しい
無職になってもう月末です。
書類上は今月1/3は会社員でした。
2社経験して、37歳(まもなく38歳)でプー。
新卒で採用してくれたのは、第一希望の業界の、文句無し大本命の会社。
意に沿わない異動や向いてない向いてないとボヤキ続けた職種も含めて、めちゃくちゃ幸せな社会人デビューをして、好奇心剥き出しに駆け回ってるだけで、お給料をもらえてた。
29歳の時に、倒れて死にかけた。
本人は高熱と頭痛で朦朧としてるうちに入退院して、ぼけっと1ヶ月自宅療養をして、快復したのでピンときてなかったが、過労とストレスからの脳炎寸前状況で、あの夜、脳神経外科のドクターがたまたま夜間の緊急外来に降りて来なかったら、気休めの点滴を打ってる間に急変してショック性なんちゃらで死んだか、後遺症を抱えて寝たきりになってか可能性が高かったそうな。
起こらなかったことは、無い世界なので、「お医者さんに感謝」としか思わなかったが、思わぬ形で後遺症は残った。
1 めちゃくちゃ疲れやすくなった
2 免疫力がすごく下がった
3 徹夜ができなくなった
いずれも、突然だ。
30なるかどうかのタイミングの激変。
しかしわたしは、見ないフリをした。
会社や上司、仲間の名誉のために明確に記しておきたいのは、好きでそうしたってこと。
それくらい、仕事が好きだった。
物心ついた時から、愛してきた世界の仕事。
絶対離れたくなかった。
いい意味でも悪い意味でも放任、自由な環境で、やりたいことは筋さえ通せば「やってごらんよー」と応援してもらえる職場で、とはいえ会社員なので、やりたく無いというかどうでもいい仕事も割り振りは来る。
やりたくない仕事が、一般的業務ケージの50%あったとして。
やりたい仕事は、みんな50〜70%くらいにするものなのかな。
あるいは、やりたくない仕事を30%くらいまで落とすのだろうか。
わたしはどちらもできず、やりたい仕事120%作って取り組んで、やりたいわけじゃない仕事50%もやる!派だった。
というのも、やりたいわけじゃないんだよなってことも、やったら面白いのだ。
そう、パズルの絵柄が好みじゃなくても、ピースを集めて嵌めていくこと自体はめちゃくちゃ楽しい!と思うようなもんだ。
しかし35歳を過ぎた体は、「若い人にも今増えてます」という更年期障害の可能性、とも指摘され、発疹がからだのどこかに必
家族にも心配かけまくる状況。
思うようについてこない肉体。
「おかしいな」を薄々感じながら3年くらい、最後の1年は葛藤し続けてた。
働き方、生き方、このままだと、ダメだ。
30年以上、こうやってアクセルベタ踏みの生き方しか知らない。
異動しても、属人化した会社では仕事相談や依頼は内外から続く。
ダイエット中だからって、目の前に用意される高カロリーの大好物をアッサリ辞められるわけがない自分。
なにより、「やりたい」のに断るストレスに耐えられる自信がなかった。
複数、オピニオンを集めた医師からの見解は
「ホルモンバランスのエラーはおそらく短くても数年、場合によっては一生、付き合っていくものになるだろう」
だった。
病気じゃなく、体質と思ってください。
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