行け、勇んで(9/10)
行け、勇んで
ただひたすらに行ってよかった。と思うライブでした。
「小松海佑がイギリスに行く前に会いたい後輩芸人を集めたライブ:行け、勇んで」
全組のネタ終わり、小松がでてきて(あ~なんか、ちょっと、全員集合してすこし話して、終わる感じかな~)なんて思っていたら、小松さんが「俺が急に暗黒騎士ガイアのコスプレして、全員〇して、そいつらの死体を背に、”破壊ありがとう、を呼んだ理由は~”とかって説明、するとか、考えたけど、スタッフさんがすごく不安そうな顔をしていたので、大人になりました。一組ずつ、呼んで普通にトーク!」
「一組ずつ、呼んで、普通に、トーク!」(うれしすぎ宣言)
その後、本当に1時間以上?つかって、ゆっくり全組と話していたのが、嬉しすぎて。だってさ、小松がただ喋ってるところなんかいくらでも聞きたいじゃんか。
簡単に他の方の言葉をつかっちゃうけど、「小松ファン感謝祭」と言っても過言ではないくらいの、置き土産かよ。と思ってしまうほどの時間でした。ありがとう
破壊ありがとう
「透明」のネタ。
初めてこのネタ見たとき、わたし、「わかんなくて」、フゥン…になっちゃったんだけど、初見ではない、「構造をわかった」状態で見たら、これを思いついて、やろうと思えることって(演技力とか度胸とかそういうの)すごいなって思って、客のこと信用しすぎでは??とかを思った。
当たり前に初めて見たときと比べられないほど、ちゃんと「みえないことが見えて」、ファンタジーでギャグで、面白かった。
最後、イラストの童話の中に、急に生身の人間(肌色)がブンッて入ってきてハレーション起こすような感覚になって、ウケた。
実は森もりって「ない」身体???
小松が舞台じゃないところでも小松やってるの、色んな人からタレコミされてんのウケる。それ言われると毎回ケラケラ笑って別に否定しないのもウケる。
作品性がすごいよ/ちゃんと面白くてうれしかった/別にもう誰もこんなこと言わねえよ、ダセエから。でも言うんだよ。/〇〇には出るな。摩耗するな
ミカミ
ミカミをみるときってだいたいなんかちょっと緊張する。ミカミでめちゃくちゃ笑った記憶もあるし、(なんか・・・ふたり・・・大丈夫か・・・)と全然笑えなかった記憶、両方があるので。
今日のミカミは楽しい方のミカミだった。ていうか、なんかトーク部分で魔人さんが、「小松さんに呼んでもらえて、はじめてのユーロライブで”刀”をもつような感覚で、来たんだけど、会場内に入った途端、”あたたかくて・・・”、なんか、めぐリズムを目に当てられているような感覚になって・・・」と、にこにこにこにこ言っていて、なんか、ほんと、よくわかんねえけど、お前が幸せそうに笑っていてうれしいよになった。
昨日の魔人さんはわたしが見た中でいちばんほかほかしていて、よかった。
それでいて、ほんとうに体温が常に一定な平場でのごきぶりさん。
「ミカミって2人ともリリカルでポエティックなんかい!」
(ミカミの2人に挟まれた小さい小松がデカ声で言ってたのウケた)
小松さんはチートデイみたいな人/「毎月さ、口座に奇跡が起きてんだよ」/(なんなんだよこの人)/(話ができねえ!)
涼風
ずっと名前だけ知ってて、”全員”面白いって言ってんな~~て思ってた涼風をついに見れた。
ツイッターでよく名前を見る芸人さんのネタ、動画でさっと見てしまうことも多々あるし、全然さっと見れる環境にあるけど、涼風に関してはなんとなく頭の端に置いたまま、(たぶん男女コンビ?)くらいの知識量のまま、で、初見をライブにとっておいてほんとうによかったと思った。
破ありのときもミカミのときも涼風のときも、この後の全てのネタのときに思ったけど、とにかく今日の出演者たちは胆力がすごすぎると思った。ネタ中の静寂、沈黙なんか当たり前で、逆に無いとダメくらいのネタ構成をしているのが好きだし、共通点なのかな~って思った。
ちゃんと自分たちの言葉を追いかける人を笑わせるんだというネタ。にちょけいさん、気になる存在。
涼風主催のライブで大阪に行った小松とのはなし。そのライブで主催の涼風(松尾さん)のライブの終わらせ方にだいぶやられたと言っていた小松。ちゃんとかます人に愛されて、かます人を認めている小松。
松尾さんの顔のこと、まっすぐ「かっこよすぎる」「あまり芸人に居ないタイプのかっこよすぎる顔」と褒めている小松がいた。
プノまろ
涼風⇒プノまろの香盤さいこうすぎ。
全体通して最高だったけどここの連続はさすがに嬉しさがすごかった。
ぜんぶ自分が悪いんだけど、すごく久しぶりにプノまろの漫才を見た。プノまろ、だいすき。
すごく棒さんが「人間らしく」なっていて驚いた。まるで血が通っているみたいだ。と思った。すごく表情豊かで、鉄ヘチマには勝てない感、が出ていて、あのネタにおける2人の関係性の提示があったのも、よくて興奮した。
わたしはプノまろのネタはもちろん好きだけど、プノまろのプノまろでしかない関係性が好き。プノまろがプノまろでしかない空気感を纏っていることを好んでいる。プノまろがすき。
孔雀の顔ハメパネル/踏み台を持って帰れ/部活の顧問が担任/削っても減らない石鹸みたいな/特別すぎるエピソード/メープルシロップ/そんな関係性ですら永遠でいられないと言うのかい
豆鉄砲
面白すぎるだろ。豆鉄砲は面白すぎる。
銀兵衛の時の小松のような、今の小松海佑のような、雰囲気を影響を感じるネタ、人、は結構たくさん居て、お客として(なんか、ぽいなあ、好きなんだろうなあ)て思いながら勝手に偉そうに比較したりしちゃってるんだけど、東さんのそれはもう豆鉄砲東の面白いやつ、間違いなく豆鉄砲だけの面白いやつでかっこよかった。
わたしがそもそもちゃんと顔みてないのもあるけど、東さんはずっとあんまり目の焦点が合ってないところが話通じなそうすぎていいなあと思う。途中、完全に「リズム」の瞬間あって、わたしはとにかくああいうのにとことん弱い。
一般的な(気楽な)提案をするツッコミに対して過剰な拒否反応をおこすボケ。みたいなつくりのネタ、一般的な提案に対して過剰な拒否反応をおこす人間にいう言葉テンプレ「なんでだよ、てめえ、頭おかし~だろ、いみわかんね~よ」に対して、かなりユニークな精密さをもった確信的な言葉をつかって、なぜ、自分が、それ、を拒否するのかを吐き出す東さんが魅力的すぎて、おもしろかったな~~~
後半、ホセが(ホセて)する提案がちょっとズレてて、なんとなく東さんが正常ぎみになるのもたまらなかった。「いらねえよ、」の言い方ちょっといるのかも?と思ってしまった。
あと、あ~~そんな言い回し!!!うおおおと思う瞬間があった。可能性はゼロではない。
喫茶ムーン
ほんとうにきもちがわるい。
ちゃんと気持ち悪いネタを真正面からみれることは嬉しいことです。
あそこまで気持ちの悪さの純度を高めている人たちが出力するお笑いを、不快感を覚えながらも、面白いと思えることが嬉しいと思います。
きゅうりを折って食べたとき、「リョナだぁ・・・」て呟いた声が、あまりにもスッと耳の中に入ってきてしまって、なんでだよと思った。ちゃんと舞台上でシコりのムーブをする人、ひさしぶりに見て、(いいですね。)の感情になった。
喫茶ムーン、ってどこの事務所?フリー?と思っていたらヨシモトで(ンなわけ)と思って、大丈夫なんだろうか・・・を思った。大丈夫なんですか、喫茶ムーンは、ヨシモトで。
コダマペンギン
絶妙に通りづらい声質の人が大きな声ツッコミしているの、何度みても趣を感じる。基本的にラフな感じだな~~て思っちゃうんだけど、たまに空気がバチッと噛み合って信じられないほど速度が出てくるときがあってたまらない。
小松が今やってる漫談、「めっちゃゲラゲラ笑えて、面白い」訳ではない。
すごいためてた文章群。さすがに残したかった。
さいご、しっかり失速してる。(しょうがない)(つかれた)
しみじみと、ここ数年の小松さんのさまざまをきちんと知れて、見つめることができてよかったな~~って思っている。これからの小松のさまざまも追いかけていきたいし、もっとたくさん、もっと広く、あの「おわらい」を知る人間が増えたらいいと思う。