わたしのふるさと⑬ 宮崎県五ヶ瀬町
こんにちは!
地域おこし協力学生団体 Your Local Club(以下 YLC)です。
「わたしのふるさと」企画はYLC所属のメンバーが出身県やゆかりのある地をリレー形式で紹介をする企画です。
第13弾となる今回紹介するのは 宮崎県五ヶ瀬町 です。
宮崎県の県北に位置する五ヶ瀬町。ほぼ九州の真ん中。
数え切れないほどの木々と人口約3500人に囲まれた町です。なので見渡す限り、木、林、森。たまに人。
上の写真は「うのこの滝」。きれいな水も大量。
九州のほぼ真ん中にあり、標高が高いエリアのため、なんと九州なのに「雪」が降ります。それもかなりの量。なのに夏は暑い。梅雨も長引く時がけっこうあり。
季節によって自然が多様な顔を魅せるため、五ヶ瀬町には5つの季節があると言われています。
5つ目の季節は人によって様々な捉え方があります。
ということで、季節の移り変わりに合わせた素敵な五ヶ瀬町をご案内いたします。
まず、春。
桜を見るため、地元民が訪れるのは浄専寺。ここには雄大なしだれ桜が鎮座しています。
枝が垂れているので「こんにちは〜」ってお出迎えしてもらっているかのようです。まぁ町内にしだれ桜の子や孫が300本くらいいるので。町内を散策していればどこでも綺麗に咲いています。とってもとっても綺麗ですよ(2回目)。隣の三ケ所神社も県の有形文化財です。
夏の始まりを感じる頃には、傾斜のきつい場所で茶摘みが行われています。
五ヶ瀬町の釜炒り茶といえば、鮮やかな緑色で香りが豊かなことで有名で数々の賞を受賞するほどのおいしさです。町内の子どもたちは家庭や給食などでごくごく飲んでいます。
私も直火にかけた窯で新芽を炒った経験がありますが…手揉みで乾燥させる作業を繰り返すため、熱い窯の温度に手作業で耐える力と並々ならぬ根気が必要です。
次に夏。
夏といえばやっぱりBBQ。したいですよね。
BBQにはお肉が欠かせないです。お肉を買うならここ。宮部精肉店!
ごかせ宮部の特ホルが一番のおすすめ。これはほんとに美味しい。詰め合わせだからお土産にしても◎。そして店長たちの笑顔にやられます。お惣菜もよくつまみ食いして歩いてました。コロッケとか。どんぶりでそのまま食べたかったら特産センターごかせでも食べられます。
美味しい場所をお探しなら、風吹く丘でワインはいかがでしょう?
五ヶ瀬町産葡萄を100%使ったワインをつくる五ヶ瀬ワイナリー。標高600mの寒暖の差の激しい五ヶ瀬町と美しい水が、美味しい葡萄を育みます。どんな人でもくいっと飲める飲みやすいワインです。あ、大人限定です。レストランもあり、たまにウェディングドレス姿とタキシード姿の方々を発見することも。景色がいいのでかなり映えます。
秋。
五ヶ瀬町は五ヶ瀬町は夕日の里と言われるほど赤くて真ん丸の夕日が見られます。
りんごみたいでおいしそうなくらいです。夕日の里大橋の上から見るのがおすすめです。
夕日の里フェスタは地元民が集いかなり盛り上がります。
そんな夕日の里には「夕日の里農村民泊」なるシステムがあります。
町民のお家にお泊りして、農業体験や酪農のお手伝いをすることで五ヶ瀬町の魅力を体感することです。いわゆるホームステイ&お手伝いです。
私は過去に何回かお邪魔したときには、なば取り(しいたけ収穫のことだそう!)や牛の餌やり、郷土料理づくりなど、町民と和気あいあいと楽しむことができました。ストーブで焼きみかんをするおいしさも私はここで学びました。五ヶ瀬町の魅力にどっぷり浸かれます。
最後に冬。
日本最南端のスキー場がどこにあるかご存知ですか?
な、なんと五ヶ瀬町にあるんです!!
その名も五ヶ瀬ハイランドスキー場。その年の流行りの音楽がガンガンに流れている中を滑り落ちるのは気分がかなりアガります。「地獄谷」という急降下の名所も地元民はスイスイと滑り落ちていきます。九州民で一番スキーが上手なのは五ヶ瀬町民説。
スキーの後は、疲れを癒しにごかせ温泉木地屋や五ヶ瀬の里キャンプ村に行く人も。
雪が本当に多く積もりに積もるため、ふと周りを見渡すとぽこぽこと雪だるまやかまくらが。子どもがきゃっきゃと雪玉を投げ合う姿も。写真は私と友達が倒れた時の雪跡です。
五ヶ瀬町には他にも…
・荒踊りや神楽といった伝統文化。
・動物たちの鳴き声。(夜は鹿の鳴き声が聞こえます。鳴き声が結構独特で怖い。)
・人情あふれる人々。(挨拶し合う雰囲気がすごく良くて。いきなり蜂の巣をもらったことも!おいしかった!!)
・無人販売と有人販売の数々。(無人販売の数も多い。日曜開催ばあちゃんの店やおしゃべり大好き店主など居心地の良いユニークな有人販売も多い。)
などなど挙げ始めたらきりがないのですが。
素朴な時間をのんびり過ごす中で、心が洗われる瞬間を得られると思います。
土地を知るには、まずそこに飛び込んでみないとはじまりません。
あなたの5つ目の季節を見つけにぜひ五ヶ瀬町に来ませんか?
文・大久保