惹かれることたち
何かを見たり聞いたり接したりして
そこに<惹かれるもの>と<惹かれないもの>があり、
それが人それぞれであるってこと、当たり前なんだけど不思議だなぁとも思います。
写真の帆立の印は、スペインのサンティアゴ大聖堂とフランスやイギリス、ポルトガルをつなぐ巡礼路にあるもので、
<サンティアゴ・デ・コンポステーラ>
ヨーロッパでは古来より知られていて世界遺産にもなっている巡礼路ですが日本では、パウロ・コエーリョが書いた『星の巡礼』で知られているのでしょうか?私自身も、この作品で知りました。
それ以来、いつか行きたい・歩きたいと思っている道。
そしてこの巡礼路に限らず、熊野の古道や四国のお遍路など祈りのように歩くということに憧れる。だからいつか叶えたいと思ってきました。
でも、年齢的にも「いつか」ではなく、数年後に叶えるという想いで、夫婦で数ヶ月前からウォーキングも始めました。まだまだだけど積み重ねて実現したいものの一つ。
なんてことを考えていたら、以前思ったことを思い出しました。
それは『音楽』。
こんなに豊富なジャンルがあり、数多のアーティストがいることは、それを証明しているって。どんなに売れている歌が全ての人の心をつかむわけではないように全然メジャーじゃなくてもハートをつかむ歌があって、
知るタイミング、出会い、その時の聴く側の状況で心を打つこともあれば、右から左に流れていくだけのものやシャットアウトされてしまうこともあります。
だからこんなに数多のアーティストがいるのは、この世界の誰かのハートをつかむから。たった一人かもしれない。でもその人にとって、その歌は必要なものだから。
実は、そんなことを思う前は、
私の好きなアーティストさんの歌がこんなに素晴らしいのにどうしてミリオンヒットにならないんだろう?誰の心にも必要なはずって憤っていたんですね。誰かに勧めても「いい曲だね」とは言ってくれるけれど、私のようにファンにはならない。。。なんで??って思っていました。
でも十人十色。惹かれるものは、みんな違う。
必要なものがそれぞれ違うように、受け取るものも受け取るタイミングも、みんな違う。
そしてそれは、
歌に限らず、絵画や本、ゲーム、植物、食べ物。。。そのどれもがこんなに豊富になったのは、誰かが必要としていたからなんだって。
私だって、とてもいいと勧められたからといって、どれも気にいるとは限らない。。
それが当たり前のこと(笑)