帰省②(29日目分)
■朝。中学の同級生で構成されたグループLINE(18人、2017から稼動なし)に動きがあったのを発見。深夜1時、本人の意図とは無関係に人目を惹くカリスマ性があった女の子。
見ると深夜に相談があると言ってグループ通話の履歴が残ってた。
そこまで仲良くしていたわけではないし、タイミングも逃したと判断して既読スルー。
その5分後くらいに12人も既読スルーってもういい大人でしょうそりゃないよってお怒りのメッセージを受信。
いい大人が煽りメッセージもそりゃないよと思いながら、感情が丸出しなところは好きで、あぁこれまでの私ならこの連絡にもきっと無視をする。変わりたいなら変われよ、って勢いですっとぼけ返信を。
結果的にこの後この子と電話までしてしまって。(お酒飲んでてなんだよ笑と思った)
同じクラスだった人と付き合い出したことを報告したかったと聞いて可愛いな、となった。
相手は特に目立たなかった人だから、カリスマに手を伸ばすその勇気と自信をつけていった過程を想像してかっこいいな、だから付き合えたのかなってちょっと尊敬した。その後本人と少し話したら割と軽いノリだったようでそういうタイプか笑ともなったけど。笑
彼は婚約をしていて、2週間後に家族の顔合わせを控えていた中それを捨てたと聞いた。
クズか笑、と思いながらもその状況で責任感や義務感で結婚される側も堪ったもんじゃないな、その程度の思いなら私だったら必要ないなとも思って。
心なんてコントロールできやしないんだから、後悔しない方を選ぶのがいいなぁと思った。
あーでもこの世には義務感でも責任感でもいいからそばにいてよと泣く女の子はいるんだろうなぁ、そうだよなぁ、その可愛さは私には無いなぁ…
こうやってLINEの返信ひとつしてみるだけで、いつもと変わらない日常に新しい風が入ってくる。普段関わらないタイプの人たちとの交流は新しい価値観を知る機会になるし、自分の想像力に広がりが出ていく気がするんだ。
面白がっているつもりはないけど、誰かにはそう映るような考え方なんじゃないかと思うと、他者を踏んでいるようで後ろめたい。
あぁほらまた、わたしは人からどう見えるかを気にした。やめるって思ったのに。違うんだってことは他でもなく自分がわかってるんだからその自分に自信持て!!
■その時の電話で伝えてもらったことを自身の他者評価として残しておく。
・客観的
・中学当時は無理して笑ってるように見えた
・言いたいことあるんだね(当時は言えなかった/なかったと彼女としては捉えたみたい)
・きれいな言葉を使う(これは多分コミュニティの差だと思ったけど)
■母に二人が付き合い出したと何気なく伝えたら「◯◯ちゃんって誰でもいいんだね」と言った。
すごく嫌だった。あまりにも二人の尊厳を踏み躙っていると感じた。
それでもやっぱり私はカリスマに当たって砕けろって捕まえにいく勇気と自信をつけた彼のことすごいと思うよ。身の程なんて知るかよ!って動ける彼はかっこいい。
モブだった人のことそのイメージだけで決めつけずに、今のその人を見てこれまでのどの彼氏よりかっこいいって言える彼女も素敵だと思う。
まぁそれぞれ人間らしさもあるけどさ、その二つは紛れもなくいいところだから。
■帰りの支度を済ませて昼前には実家を出た。
姉が運転をしてくれたのだけど、調子が悪そうだったので交代した。
もう何も食べずに帰ろうかと諦めたタイミングであ!わらび餅ドリンクの店があった!飲みたい!と思い出し行った。
ミルクティー、抹茶、黒糖のフレーバーでめちゃくちゃ悩んだ。過去に一度訪れたことがある店で、前と違うものを選びたいと思い、普段なら選ばない黒糖をチョイス。
カフェオレみたいな味がして美味しかった!味覚おかしいのかもだけど笑
■社内では姉とおしゃべり。自分の価値観を全否定したところから最近は改めて思い出したり見つかったりしてきたのでそんな話を少々。
安心して話せる存在はありがたい。
■東京に戻ってきて選挙へ。
個人的に今回の選挙は前回よりそこにリソースを割いていられず、何も知らないまま投票日を迎えてしまった。
前回よく見ていて価値観が似てるなと感じてたXのアカウントを訪問、全信頼して自分の選挙区の投票先を決定。
よく読まずマシュマロ送ってしまい、既出だったので無視して欲しい旨を再度送ると、「それでいい、一票ぶち込んできてください!」と私へと思われる反応があった。世界は繋がっている。ありがとうと思った。
選挙に限らず何事も当事者性を持つことは大事だと思っている。人任せはダサい。そういう人ほど文句を言うんだ。
今回の選挙での私の当事者意識は時間を割かなかったことからも明らかなんだけど、助けてもらったように感じたんだよね。そうか、信頼している人を頼ればいいのだ。餅は餅屋、だ。
国民審査は全部バツを書く。これは祖父の教え。馬鹿にはわからない、だから「疑わしきは」だと。これは多分一生そうしていくのだと何となく思っている。何気ないことだけど、たとえ祖父が亡くなったとしてもこうやってずっと私の中に祖父が生き続けるんだなと今ふと思った。めっちゃいいじゃん。
■朝の件を機に連絡くれた別の友達への返信をしたらひとりで飲んでて寂しいから通話がしたいと。
落ち込んでたみたいだけど思えばまったく普段通りに接したな。よかったのだろうか?楽しんでくれたみたいだったし、もやもやも話せたからいいか。
「友達多いね」と言われた。ずっと友達が少ないと自認していた。どこから友達?とか面倒なことを考えてしまうから。思えば友達と言われて思い浮かぶ顔がたくさんある。数ヶ月以内に会った顔がいくつもだ。周りが彼氏や旦那さん、家族ばかりになっていく中でいつのまにか友達が多いと言われ、そうかもしれないなんて思えるようになっていて驚いた。
ねえ私ね、半年前まで自分のこと怪人なのかもって本気で思って病んでたなんて信じられないくらい回復したよ。私を人間として見て人間として扱ってくれたみんなありがとう。
■LINEの返信を、したことにより中学の友達たちにいろいろな言葉をもらった。
勇気あるねだったり、場を円滑に回そうとするところが私らしいと伝えてもらったり。
後者についてはそんなつもりなかったんだけど、多少自分を犠牲にしても周りの空気を良くしようとするところあるよって教えてもらった。
完全に無意識だって言ったらでもそこで声をかけられちゃうのがやっぱり私らしいと言われた。
買い被りすぎだ。でも嬉しい。やっぱり私は怪人じゃない、こうやってみんなのおかげで少しずつ回復できたんだ〜
■私の中には相変わらず弱いやつがいてさ。昔から誰かに自分自身を「こうだ」と決めつけられて、それを間違っていると思っても、でもこの人がそう思うならその人の中ではそれが正解だ、だからそうなのかもしれない、とか面倒なことを考えてしまう人間だ。跳ね返すことができない。そこまで自信ない。他者を責めるより自分を責めた方が楽なのかな?わたしにとっては。
いつだって100%絶対に正しいなんて言えない。自分のみたいようにしか見えていないことを理解しているから。
■まーた面倒なこと考えちゃったよ笑
じゃーね