【ヒストリックパウパー】鮫梨ジルの低みから見るMTG【はでらCS】10/21追記
こんサメ~
サメ台風が好きで、最近は種子鮫が気になる、VPW鮫梨ジルです!
※バーチャルプレインズウォーカー・オリキャラでMTGを発信している人
前回はリミテッドについて、初心者の方に向けた解説記事を書いたのですが、多くの方にRTやスキ、ご購入頂けて嬉しかったです!
(↑アリーナで効率よく資産を集めたり、ドラフトで勝ち越したい方はよければご一読下さい。)
さてさて、今回は胡乱フォーマットの一つであるヒストリックパウパーの最前線と、猛者が集うはでらCSについて解説していきたいと思います。
10/21
ドレッジについて追記しました
はでらCSとは?
その名の通り、葉寺愛弥さんというVPWの方主催の、1年弱の間たまにお休みをはさみつつ、週2回程度のペースで続いている草の根大会です。
なんと、賞金も出してくれてます!
葉寺さん自身がやりたいフォーマットをやっているとのことですが、最新セット前後のリミテッドを中心に、構築もスタンダードからヒストリックパウパーなどのマイナーフォーマットまで幅広く開催していて、珍しいところではMOでの過去セットドラフトなどもやっています。
大会中は進行と自分のプレイ配信なさっているのですが、声を荒らげたり、強い言葉を使ったりということがなく、とても優しい雰囲気で、居心地のいい配信です。
はでらCSは、広くアマチュアに門戸が開かれた大会です。
無名の猛者も沢山参加しておりますし、VPWではエニィ・ターゲットさんやはれのちしとどさんといった意欲的な方々、リミテ界隈ではリミテchとして教鞭をとるどうみんさんや、配信やアリーナオープンでご活躍の山辺カフカさん、そして、あのyamiさんも参加したことがあり、草の根界隈では由緒ある大会です。
そんな楽しく真剣勝負が楽しめるはでらCSですが、リミテッドに次いで熱いのがヒストリックパウパー!
アリーナ上にコモンで実装されたカードのみが使えるフォーマットです。
稲妻が使えなかったり、通常のパウパーとはカードプールが異なります。
禁止カードは公式で禁止されているしつこい請願者のみ。
ヒスパウは、アリーナでは常設がなく、MWMや、年始のデカスロンイベントで採用されることがあるマイナーフォーマットですが、カードプールが広く、アリーナのワイルドカードの仕様上参入しやすいため、初心者から上級者まで楽しめる最高のフォーマットです。
おそらく日本で一番ヒスパウをやり込んでいるのがはでらCS界隈だと思います。おおっと、異論は認めます!というか歓迎です!ヒスパウすこすこ民同士、交流出来ると嬉しいですね🥰
ということで今回は、はでらCSヒストリックパウパーで活躍したデッキについて、専門家の意見も参考に紹介していきます!
デッキ紹介
青赤忍者
ヒスパウの歴史は、忍者デッキとともにあります。
心得のあるヒスパウピニストなら、忍者といえば青単ではないのか?と疑問に思うかもしれませんが、ここははでらCSヒスパウ最前線!昨日までのトップメタが今日は討たれる過酷な戦場で生き残ったのは青赤でした。
打点を通すこと・相手の脅威を捌くこと・リソース差で抑え込むこと
これら3つの動きを高いレベルで実現しているのがこのデッキの特徴です。
青単と比べるとタップイン土地を採用している分テンポは遅れますが、迷ったらこれを握れと言えるくらい対応力が高いです!
構築やプレイングは難しい部類。しっかり練習しましょう!
青単忍者の時代から打点とリソース源として有力であった、フェアリー→忍者パッケージに、火力を足して青赤カラーになりました。
アルケミーで魔改造された月回路のハッカーは占術2が追加され、ゲームプランを遂行するために必要なカードを引き込んでくれます。
異形の隼も瞬速を得ているのがアリーナならでは!
序盤にハッカーで殴り、3ターン目に打ち消しと隼を構える動きがブン回りです。
アルケミーバフのせいではでらCSではハッカーがしばらく禁止になりましたがあるので、紙とは違ったゲームが楽しめます!
赤を足したことで加入した軽量3点火力は除去として対象が広く、中盤2アクションが取りやすいです。他のデッキを握るのであれば3点火力に対するアンサーを用意したいですね。
はでらCS界隈では、忍者をやり込んでいる方が特に多く、文字通りトップメタです。
今回優勝したなむしさんのリストは非常に洗練されていますし、はじめて青赤を持ち込み、これで沢山優勝しているどうみんさんや、ソリューションをもたらし、その後は忍者攻略に挑戦し続けているむらさきさんといった第一人者がおります。
これを握るか攻略するか!?はでらCSのメタゲームは忍者を中心に回っています。
月回路のハッカーはヒスパウの一つの指輪やシェオルドレッドと言っても過言ではないでしょう。
青赤忍者誕生秘話や、これまでの歴史については、次章のインタビューでお話を伺っています。詳しく知りたい方は読んでみて下さい!
白単キャントリップ
白のグッドスタッフが最前線に適応したデッキです。
忍者の対抗勢力としてライフレースと除去に強いカードを採用していて、継戦能力も高いです。
除去ではアルケミーホライゾン産の貴族の不面目が非常に強力!
タフネス分の頭数が足りなくても飛行や到達、頑強といった能力を永久に失わせる効果があるので、飛行で押し込んでいく助けになります。
忍者に対してスタッツが効果的なコーの空漁師を、ボロスシンセサイザーから輸入しています。土地が止まったターンに土地を戻してアクション数を増やしたり、手がかりが出るスレイベンの検査官はもちろん、軽量クリーチャーを戻して擬似警戒として使えます。
コーの空漁師に歩哨の目をつけて34飛行警戒として立てられれば、忍者側に殴らせず、3点火力1枚では対処できません。
ちなみにこのリストは未来から持ってきました。
手前味噌ながら、わたくし今回準優勝だったのですが、忍者対策を練りきれていなかったので4-0がかかったラウンドでなむしさんの青赤忍者に負けてしまったのですね。
構築とプレイングで一歩ずつ踏み込みが足りなかったのですが、勝ち目があるように練ったものがこちらです。
忍者に対しより尖らせた構築にしていますが、34飛行警戒で攻めるプランはクリーチャーを用いるどのデッキ相手にも通用するパワーがあり、ライフレースデッキとして十分なパワーがあるはずです。
興味のある方は、歩哨の目2とサイドの月皇の古参兵2を入れ替えるなどしてイベントで使ってみて下さい。
他には、白単の第一人者であるオータさんの、魂の管理人のライフゲインで守り飛行で攻めるリストも有力です!こうしたリストも章末にテキストでまとめてありますので見てくださいね!
ボロスシンセサイザー
ヒスパウで最高に名前がかっこいいデッキ(わたくし調べ)です。
キャントリップパーマネントをコーの空漁師で使いまわしていくコントロール寄りのデッキです。
漁師と天使が飛行2点攻めとして十分なクロックで、地上をキャントリ生物で止めつつ空中2点クロックでライフをつめていきます。
具体的には、こちらのシンセサイザーこと実験統合機を中心にリソース差をつけていきます。
このカードを含め、戦場に出た時や離れた時にカードアドバンテージを得られるパーマネント呪文を多く採用しており、それらをコーの空漁師や格納庫の整備士といった、自分のパーマネントを手札に戻す効果で使い回し、ボード・ハンドアドバンテージを両立しています。
このデッキは貴族の不面目や電圧のうねりといった1マナで範囲の広い除去が豊富で、ハンドを補充しやすい構造上、1:1交換していく展開に強いです。
忍者に対しては盤面を捌きつつ、長期戦に持ち込みリソース勝負を仕掛けられるのが強みで、それを伸ばしたリストです。
また、電圧のうねりが4点なので、上記白単キャントリップの飛行警戒34戦術はボロスが多い環境ではボコボコにされます。
他には、大顎の大司法官の能力に特化したリストや、ミラディンのために!装備品でボードアドバンテージを取っていく型があります。
コントロールデッキや、ガチャガチャしたデッキが好きな方は是非!きっと好きになります🥰
白黒毒性
1ターン目から実質2点クロックを展開し殴っていく、非常にキルターンの早いデッキです。ONE実装当初アリーナオープンの女王ことカフカさんが持ち込んだリストがこちらです。
ダニや22といった生物がただでは死なないため、対処法を誤るといいようにやられてしまいます。
速度と耐久力を備えたアグロデッキです。
このデッキを相手にするときは、しっかり受けを意識しないと一瞬で毒カウンターが溜まってしまいます。
弱点は赤の全体1点火力や、サイズに劣るため白単を苦手としています。
増殖がバーンとして働くので、プレイ感としては赤単が近いです!
赤単を得意とする詰将棋プレイヤーにおすすめです!
青赤テラー
うねる曲線とトレイリアの恐怖をフィニッシャーに据えたアーキタイプで、除去と手札入れ替えで中盤までをしのぎ、終盤墓地にスペルが溜まったら二種のフィニッシャーで盤面を取りに行きます。
除去で脅威を捌き、リソース差をつけサイズで蓋をするコントロール戦術に秀でたデッキです。
リストはむらさきさんによるもので、詳しくは三章を参照ご覧下さい。
むらさきさんをはじめ、研究中の方が多くいる注目のデッキです!
こういうの好きな人は大好きなんじゃないかと思います。
今握れば第一人者になれるかも!?
ブラッドバーン
血トークンとバーンカードで、リソースの獲得とライフを詰める能力が高いデッキです。
黒赤のデッキはどの環境でもプレイングが難しいですよね。
これは赤のライフを詰める能力と、黒のリソースを交換する能力、そしてルーティングといった基本が詰まっているデッキで、練習にはもってこい!
皆様もこれを機にラクドス教団に入りませんか?
ジャンドランプ
破壊不能土地に野火を打ち込み2マナで1ドロー+土地を獲得し、コントロールしていくデッキです。
パイオニアで禁止された表現の反復のような動きで土地を伸ばしつつ、相手の脅威を捌き、サイズの優れた生物で蓋をします。
キャントリップが多く、ハンドを伸ばすカードは衝動的ドローであるシンセサイザーより裏目が少なく回しやすいデッキです。
アーボーグの奪還は終盤墓地からリソースを伸ばせるいぶし銀カードです。
ドレッジ(10/21追記)
墓地関連のメカニズムやサイズに長けた生物を使った、非常にゲームレンジの長いデッキです。
序盤は墓地を肥やす軽量生物を出し、終盤は伸びたマナから大型生物を並べていきます。
大型生物たちは墓地参照でサイズが大きくなったり、ライフを回復して序盤の遅れを一気に取り戻します。
土地を拾うカードや指輪物語のサイクリング生物によって土地枚数を少なくできるのも見逃せないポイント!
ドレッジ(発掘)は関係ないですが、墓地肥やしと墓地リソース・墓地参照でシナジーしたデッキです。
第一回パウパーリーグ大会でかめしばさんという方が持ち込んだデッキで、初参加優勝という快挙を成し遂げました。
このデッキははでらCSヒスパウ大会では前例がないもので、独自に調整していた魂のデッキだったようです。
かめしばさんは配信でリミテッドをメインにやっている方なのですが、ラヴニカのギルドの黒緑のリミテッドメカニズムである宿根からデッキ構築を始め、団結のドミナリア付近で強力なパーツが増え、指輪のサイクリング生物の加入……とリミテをやり込んでいるご自身の経験から少しずつデッキを強くしていったようです。
パウパーにおける確定除去は入っていてせいぜい4枚ということで、デカブツによる飽和攻撃を長所としたこのデッキを持ち込んだとのことです。着眼点~!
そんなリミテ勢として、独自の視点からデッキを構築したかめしばさんにこのデッキを握る方へのアドバイスを預かっております!
『ライフは40点までくれてやれ!』
『実際動かすとわかると思うんですが、ライフは50~100点あるデッキなので』
『そういう異次元で戦うデッキなので、とても新鮮な気持ちで触れるデッキだと思います!』
というわけで、長いゲームレンジをサイズとライフゲインで戦う新たなデッキの紹介でした!
この記事を最初に書きあげたときは、忍者一強に近い環境でしたが、ヒスパウに新たな風が吹いてきているようです!
皆様も眠らせている魂のデッキがあればぜひ持ち込んでみましょう!
インポートはかめしばさんのポストからどうぞ。
各種コンボデッキ
ヒスパウはカードプールが広いのでコンボもあります。
どれも油断してると一瞬で死にます!
地雷が埋まってたほうが刺激的だぜガハハっていう人のためにあえて詳細は記しませんが、死にたくない人は一人回ししておくといいかもしれません。
どのデッキも対処方法はあります。
コンボ相手の基本はコンボ前に殴り倒すことなので、減速やクロック展開の判断を間違わずに落ち着いて対処しましょう。
回し方・対処などは、記事の最後のインポートテキストの方に軽くまとめておきました!
インタビュー
ヒスパウ座談会
今回の記事を書くにあたり、優勝者であるなむしさんと、どうみんさん、むらさきさんといった常連の方々にお話を伺うことができました。
青赤になった忍者の歴史であったり、最前線の猛者たちのメタゲームへの取り組み方へ迫っていきます!
ど=どうみんさん
リミテッダーならご存知、リミテch名義でYoutube配信も行っています。
はでらCSドラフトでは最多優勝を誇る確かな実力と理論であらゆるフォーマットを攻略!
な=なむしさん
優れた分析眼と構築センスをお持ちの、今回の優勝者です!
今回は重点的にお話を聞かせていただきました。
む=むらさきさん
日頃からサーバーで情報交換・発信を活発に行っているナイスガイ、ヒスパウの開拓者です。
現代忍者のスタンダードである異形の隼は彼が最初に持ち込みました。
鮫=鮫梨ジル(インタビュアー)
ヒスパウにのめり込みつつあるはでらCS古参ガヤ勢。
一般人代表としてMTGの深みに迫ります!
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鮫:ということで本日は皆様インタビューよろしくお願いします。
一同:よろしくお願いします~
鮫:最初に青赤を持ち込んだのはどうみんさんでしたが、なぜメジャーな青単ではなく、青赤を持ち込んだのでしょう?
ど:友達と相談した結果、忍者は青赤が強いと聞いたからです!その人が青赤忍者のフィクサーですね。
彼が実際にイベントで100時間潜って頑張って見つけました。
鮫:おお、日本一レベルのやりこみ!この場にいないのが勿体ないくらいの方ですね!
な:むしろここにいたら勿体ないくらいの人な気も
一同:(笑)
ど:青赤忍者は僕が最初に使い、むらさきさんの青単忍者から異形の隼を輸入し、ちゃーりーさんが火の予言を足したことで洗練されていきます。
使用者と実績が増え、アルケミーバフでハッカーが禁止になったのが前回ですね。
鮫:戦いの中で成長してきたのですね。むらさきさん視点ではいかがでしたか?
む:当初(第二回ヒスパウ大会)お互い3-0同士の優勝がかかった卓で、青赤なんているの!と驚きました。
対面して、数ターンで完成度と構造的な不利を悟り、ここまで遊ぶ環境がないのに自分より調整してきた人がいるだと!?と感動しておりました
鮫:イベントで100時間やり込んだ熱が伝わってきたと。
む:はい、自分もヒストリックBO3で1週間やり込んでいたので。
まぁ、厳しいなぁとやりながら、青単の序盤の安定と、予想されていなかった回路切替えを活かしメインを取ることに成功。
サイド後はオーラ除去と隼による押し込みで相手の盤面を削り、熟考漂いなどの連打でハンドを回復されながらも有効牌が引かれず奇跡的に勝ち、その大会でヒスパウの初優勝を飾ることができました。
鮫:片や青赤・片や隼と、環境へのアンサーを盛り込んだ忍者対決というわけですね!
アルケミー調整で瞬速を持った異形の隼に、相性のよい打ち消しを強く使えたむらさきさんがまずは制したと。
む:はい、そこからは隼を取り入れ、トップメタになった青赤忍者をどう攻略するかという立場で参戦しています。
鮫:今回はむらさきさんのお時間が合わず参加できませんでしたが、サーバーのデッキリストに持ち込む予定のデッキを載せてくれていますね!
青赤テラー(二章で紹介したもの)ですが、忍者を攻略するためのデッキなのですね。
む:赤青テラーは、ロリアンの発見の追加によるテラーデッキの強化を受け、青単を研究中に問題がありそれを克服するために赤青に変化したものとなります。
島サイクリングにより赤青の2色土地を持ってこれる(青赤氷雪土地は島タイプ持ち)ためタッチ色についても色事故を軽減できるのも魅力的です。
鮫:序盤、中盤、終盤隙がない!
む:事前練習では、なむしさんのマルドゥシンセサイザーに対して真向から戦えるアドバンテージ確保力と巨大な盤面の生成能力があり、通常のミッドレンジとして見ても大分戦えると思われます。
な:実は忍者がテラーを真似るべきだった点もあるんですよね、ロリアンの発見、忍者にも少量入ると思うのですよ。
初戦でこれ入った忍者に当たって、入れ得カード入れそこねた!って思いました。
む:このあたりは難しそう。
タッチ色の赤を引っ張ってこれる安定性と土地を削れる+消耗戦時の3ドローの強さ。と、その枚数分何を削るべきか……
な:そなんですけど、熟考漂い入るような構成なのに、ゼロは無いよなあ、と。
む:熟考漂いの5枚めが欲しいか、熟考漂いとバランスをとるか、熟考漂いより強いか、の話になるのかなぁと。ただ5マナで素で打てる瞬間と3ドローが強い瞬間はあると思います!
な:ま、結局、正解の枚数がゼロ枚だったらお笑いですが、検討すらしてなかったので、ダメだったなあと。
む:それはありますね!強かったかどうかは別として、試してなかった!?は結構響きますね。
ど:僕は忍者にはロリアンの発見入らなそうかなーって見てる。
僕は忍術は1T島置いて種置くことが最重要と思ってるので入れなくて、入れる場合はメインから熟考が強いような、ドローと火力を中心として忍者の種がかなりメタられてる環境ですかね。
1Tの種よりも322の腐乱で忍術を通すことにシフトした少し遅めの忍術デッキだと入りそう。
な:まだ使ってみたわけじゃないから、第一人者にそう見えるなら入らないのかも。
ど:『1Tに種飛行だして ハッカーを次に打つ動き』が100点じゃなくなる環境で、別の筋としての採用かなと。
僕はまだ忍者の基本はこの動きだと思ってたので。
な:そうですね、私が青赤忍者を選択した理由も『2ターン目ハッカー着地が安定していて、かつブロッカーをどかせるデッキだったから』でした。
む:多分、1マナサイクリングをどこで打つ想定かが課題で、2T目3T目に色マナの捻出(赤青土地を持ってきて処理する)ところと。
5T目に消耗戦する可能性があり『熟考漂いが多く採用されている環境』に対するところが検討するところな気もしますね。
ど:そうです。なので「別の理由」としての採用、後半戦を見た忍者を組むのでしたら採用理由はあるんですよね。
僕は前半戦を重視しており、4~5ターン目にタップインの島で伸ばしたい」と思うタイミングが存在しないので、島の代わりに入れることは難しく、そうなるとスペル枠での採用ですが「島になれるスペル」に価値を感じなかっただけですので。
む:現状の自分だとどうみんさんのマナベースですらタップインが重く感じてるので、多分採用しない(難しい)よりですね。
もし検討するなら現状の構築以上に専用の構築で比較が必要と思ってます。
(以下、侃々諤々の議論が続きます……)
鮫:さてさて、白熱しておりますが、今回は初心者の方向けの記事で字数も限られているため、一旦ここで区切らせていただきます><
詳しいやり取りの方は、はでらCSサーバーのヒスパウ記事作成議論チャンネルに残ってますので、興味がある方は見に来て下さい!
優勝者インタビュー・環境を攻略する知恵
鮫:今回ハッカーが解禁され、なむしさんが熟考メイン型で4-0優勝なさったわけですが、序盤のハッカー最優先という思想は共通している、お二人の構成が異なったものになっているのがユニークですね!
なむしさんはどういったいきさつで青赤忍者を持ち込んだのでしょう?
な:感情からいくと、正直いうと青赤忍者を使いたくはなかったんですよね(笑)
狙い撃ちされるの分かってるのになんで自分から当たりにいかなきゃならんのだ、と。
鮫:最初から青赤で行くつもりではなかったと。
な:最初は忍者に勝てるデッキを探していて、練習では相手が持ち寄ったデッキに対しよく青赤忍者で受けてたんですけど、回せば回すほど月回路のハッカーが強いのが分かったんです。
で、月回路のハッカーを強く使えるデッキを使おうと思ったんですけど、それが青赤忍者だった。
ブロッカーを排除可能な状況で場に出る忍者は、相手に除去を要求する定業((青)で占術2+1ドローするソーサリー)みたいなものです、反則級に強い。
鮫:ふむふむ、本質の変転やメイン熟考漂いといった、除去連打に強くなっている工夫は、狙われると分かって握ったからこそと?
※筆者は決勝卓で当たった時、除去連打プランを取り、これらで綺麗にいなされました。
な:そうです。前々回優勝のどうみんさんの構成は、ある程度忍者らしいムーブができること前提の構成に見えたので。
鮫:どうみんさんも、殴れない時の保険で心を一つになど入れているようですが、なむしさんがメインに入れている、熟考漂いはサイドでしたね。
な:軽量除去がそこまで多くなく、深き刻の忍者の攻撃がある程度通るような環境なら、マナの浮く心を一つにが強いと思います。
でも、もう一つの軸として頼るにはインパクトが小さく、がっつりメタられた環境ではちょっと足りないと思いました。
というか、殴れない時の保険というより、丸いカードとして入ってるのかな―、って思ってました。
ど:です。
な:サイドの熟考漂い、どうみんさん的にはどう思ってます? 個人的には、サイドに入るには丸すぎるカードかなあ、と思ってるんですが、仕方なくだったりします?
ど:僕はサイドの除去が増えるゲーム展開になってから、熟考漂いで勝つプランなので サイド向けで見てます。
な:あー、そっちのほうが本当といえば本当ですか、最初っから除去多い今回の環境が変なだけで。
鮫:なむしさんのヒスパウを攻略するための取り組み方、大変参考になりますね!
さてさて、今回はここでお開きとなりますが、これを読んでいる方がヒスパウやはでらCSに興味を持って頂けたら嬉しいです。
優勝者のなむしさん、今回の大会はいかがでしたか?
カンペ:皆様一言ずつ、はでらCSは楽しいでーす的なやつ下さい
な:巨人の肩の上で自分なりに精一杯背伸びできたと思います。
大会の前でも後でもヒスパウについてたくさん話せて、楽しいイベントでした!
む:いろんなイベントあるので是非覗きに来てください!
ど:はでらCSは楽しいでーす!
鮫:お付き合いいただきありがとうございました!
はでらCSは楽しいでーす!
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おわりに・インポートテキスト
ということで、はでらCSヒストリックパウパー最前線のご紹介でした!
非常に参入しやすいフォーマットですので、興味を持ってくれた方は下記のリンクからチャンネル登録や、Discordサーバーに是非参加してみて下さい。
大会時はもちろん、練習相手募集・雑談・はでらさん可愛い、生牡蠣に当たった……のは私だけだよ!など普段から活発にプレイヤーが交流している楽しいサーバーです。
今回の記事が皆様の、MTGをより楽しめるような、素敵なきっかけになると嬉しいです!イベントやデカスロンで活かして頂けたり、はでらCSで熱い勝負ができると最高です!
今回はおまけなどありませんが、記事を購入して頂けますと、今後の活動に活かしたり、はでらさんに投げつけたり出来るので助かります。
ではではよきMTGライフを!
バイバイ🦈さよなら🍐ヒスパウをやると言いなさい🌊
インポートリスト
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