大学生が被害に遭ったUSB49万円の投資、情報詐欺の件について
先日、大学生が教材としてUSB49万円を購入させられた、投資詐欺の話が話題になりました。
参照「PRESIDENT ONLINE」
USBの中身は、先物取引で確実に儲かるシステム(ノウハウ)が含まれているという話でしたが、購入した大学生が一方的に損をしたという内容の事件です。
このページでは、この詐欺の特徴や、詐欺に引っかからないためにどうすれば良いのかを説明します。
USB49万円詐欺の大まかな流れ
この投資詐欺の被害者が、被害に遭うまでの流れを大まかに説明するとこのような流れになります。
1. 学生時代の同級生から誘いが来る
2. 儲け話を提案される
3. 儲かっているオーラのある“すごい人”を紹介される
4. 断りづらい空気を出され、学生ローンで商材を買わされる
5. 泣き寝入りできない状況を作られていたため泣き寝入り
■USB49万円詐欺の手口
続いて購入させるためにどのような手口を用いているのかを説明します。
◆20歳以上の大学生をターゲットにする
・親元から自立し始めているが、世間知らずの年齢のため詐欺に引っかかりやすいため
・20歳以上は未成年者取り消しが適用されないため
・学生ローンの上限額(50万円)から価格が49万円である
◆断りづらい空気を演出する
・2人〜対1人で洗脳、購入を勧められる
・即決できない人にクズなどのレッテルを貼る
・友人に誘わせることで感情に訴えかける
・とにかく誘い方が強引
◆泣き寝入りできない状況を作る
・購入の際の音声を録音してあり、本人の意思であることが証明可能
・本人に契約書を持たせない
・結果的に年収を詐称して証券口座を開設させた
※誘っている内容が株の先物取引なので口座開設の必要があったが、大学生なので収入がないため、収入を偽装させる
こういった詐欺が多発する理由
こういった詐欺が多発するのは、将来について不安を感じる人が増えているからだと思います。
今後、AIによる技術的失業問題や年金問題がますます顕在化するので、こういった詐欺まがいな話は増えるでしょう。
現にこういった不安に付け入るように副業、起業を促す人は増えています。
詐欺に遭わないためには
ですがこういったビジネスに手を出すこと自体は、個人レベルで考えれば、必ずしも悪いことはではありません。
将来に向け、別の収入源を持っておきたいという思う気持ちは、当然だと思います。
また怪しいという理由で、全ての情報をシャットダウンするのは思考停止です。
自身で情報を取捨選択する力が求められますが、年々、詐欺の手口も巧妙になってきているため、この事件のように高学歴の方や頭の良い方でも騙されるリスクはあります。
そのため騙されてもしょうがないという気持ちを持ちながら、騙されない方法や、万が一騙されても被害を少なくする方法を選択することが必要です。
*詐欺の特徴を抑える
そのためには詐欺の特徴を抑えるべきだと思います。
【詐欺の特徴】
・しばらく会ってない友人から突然連絡が来る
・自称すごい人を紹介される
・やたら特別扱いしてくれる
・デメリットを語らない
・即決を求められる
・夢や成功について熱く語ってくる
・権利収入、不労所得を前面に押し出してくる
*商売を始める上で気をつける点
具体的には商売を始める際は、以下のことに気をつけながら始めると良いでしょう。
・よく分からないものには手を出さない
・なるべく元手がかからない商売から初めて見て見る
・元手がかかる商売に関しては下調べを入念に行う
また、入念に下調べをしてもキリがないことが多いので、元手がかからないのであれば、とりあえず始めてみるのが良いと思います。
継続的に取り組むことで物事の仕組みが見えてくるので、どの商売が上手くいくのか、どういった商材が詐欺なのかが、識別しやすくなります。
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