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調香師インタビュー:Frédéric Badie/ Frankincense [NEZ 2021年8月20日]

NEZ Magazine Webの記事を翻訳しています。

From Plant to Essence – A World Tour of Fragrant Raw Material
(Français-English, Nez éditions, 2021)
にも掲載されている、天然香料についての調香師の方へのインタビューです。

今回の調香師はFrédéric Badie、テーマはFrankincense です。

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Frédéric Badie: 「私は特にフランキンセンスが好きです」

By Aurélie Dematons
2021年8月20日 

Frédéric Badieは、化学を専攻した後、最初にManeに入社し、天然成分の配合を訓練しました。 それからCharabotに転職して嗅覚と分析制御に従事し、CAL-Chauvetで調香師になりました。 現在はPayan BertrandのR&Dディレクターです。

フランキンセンスとの関係について教えてください。

私はこの香料が特に好きです。一つの香料でたくさんのことができるということを教えてくれるからです。調香師の可能性の大きさを証明するために、私はフランキンセンスをよく使用します。

どのように香料が採取されるのでしょうか。

蒸留は午前6時に始まります。毎日約200キロの樹脂が5,000リットルの蒸留器で蒸留され、翌日の分が夕方に準備されます。 次々と蒸留が進められ、月に4,000kgのガムが生成され、全体の収率は6〜8%になります。 一貫した品質基準を維持するために、嗅覚プロファイルに基づいてブレンドが行われます。

蒸留プロセスは続きます…
次に、ガムが小さなバッチで処理される乾留エリアに移動します。 ここでは卵形反応器で、水なしで純粋に処理されます。 温度が300°Cに達することもあります。真空蒸留(分解蒸留としても知られています)を行うと、バルサミックからスモーキーレザーの香りまで、香りに微妙な側面をもたらします。 次に、抽出を行います。ここでは、ヘキサンまたはアルコールを使用してガムを3回洗浄し、透明で純粋なアブソリュートまたはダークブラウンの温かい色味のレジノイドを精製します。 最後に、分子蒸留でこのツアーは終わります。ここで、透明で液状の抽出物となります。

 ご自身のブランドの特長は何でしょうか。

オイル分別により、ピネンやアルファトゥジェンなどのテルペンノートを含まない、よりクリーンな香りの「フランキンセンスハート」を得ることができます。 結局のところ、このプロセスというのは、フレッシュでバルサミック、レジナスなファセットとレザーやスモーキーな側面とのバランスをとるために、さまざまな濃縮フランキンセンスをブレンドする、フォーミュレーションへの洗練されたアプローチなのです。

More about Payan Bertrand: https://www.payanbertrand.com/en/

原文はこちら
https://mag.bynez.com/en/perfume/frederic-badie-im-particularly-fond-of-frankincense/

(画像:NEZ Magazine Web)

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