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GIP LEVEL 3 - DAY 12: Scented Candle Application

フランスのグラースにある調香学校、Grasse Institute of Perfumeryのレベル3クラスを受講しました。その授業の記録です。


7月27日(火)24:00

Oud Accordの2日目の印象
--> Labdanum and costus are combined.
ラブダナムとコスタスが強いのは変わりませんが、それぞれがはっきり感じられるというよりは境界線がなくなってきました。

・Cedarwood AltasがOudのreconstitutionに使われるので、Atlasで試してみると良い
・プラスSandalwood, Olibanumもgood option
・RoseやOrange Flowerとも相性が良い
・Evenyl for mossy aspectも良い
・Osmanthusはlethery aspectがリンクするので良い

別のクラスにアラブ系の生徒がいて、彼女はcostusを外してwoody aspectを強くした方が本場の人が好む香りになると言っていたそうです。

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今日の授業はキャンドル制作です。
スクリーンショット 2021-08-30 14.30.35

[Type of Wax ワックスのタイプ]

1. Animal-derived --> beeswax
Color: Golden yellow or white (if bleached)
Melting point: 60-64℃
○ ゆっくりときれいに燃える、エコフレンドリー
✖️ 非常に価格が高い、それ自体の香りが気になる

2. Petroleum-based --> paraffin
Color: White
Melting point: >37℃
○ 価格が安い、表面がきれいに仕上がる
✖️ 燃えるのが速い、環境負荷

3. Vegetable-based --> soy, rapeseed, etc.
Color: Creamy White
Melting point: 50-52℃
○ ゆっくりときれいに燃える、エコフレンドリー、掃除がラク
✖️ 価格が高い、表面をきれいに仕上げるのが難しい


[Optional Additives 添加物のオプション]

Stearic Acid, Vybar, UV Stabilizers/Inhibitors など

効果:彩色する場合の発色が良くなる、ゆっくりと燃えるようになる、ワックスが硬くなる、白いキャンドルが黄色くなってしまうのを防ぐ

ロザリー(講師)によると、Stearic Acidを10%加えると効果的とのことです。


[Choosing the right wick どんな芯を使うか]

1. HTP, CD, ECO
colorless, cotton flat braid wick with paper filament throughout
煙が少ない

2. Zinc
cotton braid wick with an inner zinc core.
paraffin waxにオススメ

3. Wooden
made from maple, rosewood, birch, oak, etc.
燃えるとパチパチ音がする

All Natural キャンドルにはECOがベストチョイスだそうです。


[Fragrance oils for candles キャンドルに使うフレグランス]

・ファインフレグランスの香りをキャンドルにするには再度フォーミュレーションが必要。
・強すぎる香りぐらいの方が、キャンドルには適している。aldehydeや重いベースノート系を使うと良い。Vegetable waxは香りづらい。Hedioneなどの繊細なものはあまり香らない。
・ファインフレグランスと違って、トップ・ミドル・ラストがなく、最初から最後まで同じ香りが続く。
・ナチュラルにしたい場合は、"100% natural wax"を謳う。香料は合成を使う方がベター
・Fragrance Load(香料の量): Vegetal waxの場合5-12%、Paraffinの場合は25%まで可能(フレデリックマルのキャンドルはmore than 20%)
・Flashpoint(引火点): 大事!65℃を超えないようにする(レモンは50℃以下)
・エッセンシャルオイルを使う場合、フォーミュラの最大50%まで(シトラスオイルは、最大15%まで)
・コンクリート/アブソリュート/レジノイド、Indol/heliotropin/vanillinは避ける。(変色の恐れがあるため)indoleの代わりにindolene、vanillinの代わりにethyl vanillinはOK。どうしてもアブソリュートを使う場合はmax 3%
・Solvents:
少なくても10%は入れる。
IPM, DEP, TEC, Benzyl benzoate, Benzyl alcoholなどの種類がある。
IPMはナチュラルがあり、価格も安いのでオススメ。
Benzyl benzoateとBenzyl alcoholは、Ethyl vanillin などパウダーを溶かすのに良い。
DPGは使えないので注意!(ワックスに溶けない)


[Candle Making Steps 制作ステップ]

今回制作するのは、Poured タイプのキャンドル。容器にワックスを流し込んで固めるタイプのキャンドルです。

ワックスは、soy waxを使います。
そのものの香りは、 white chocolate like, gourmand 優しい香りです。

まずはフレグランスをつくります。
ファインフレグランスと比較すると、シンプルなフォーミュラにします。
使う香料の種類は20から30程度。 今回は10種類の香料で、Woody Accordです。希釈していない100%濃度の香料を使います。

Aldehyde C-12 MNA
metallic, aldehydic, green, citrusy, fatty, waxy, intense, slightly piny

Bacdanol
creamy, woody, sandalwood like, floral rosy, cheesy? by My Lynn, oily, soapy

Cashmeran
musk, earthy, woody, dry, piny freshness, fruity berry, warm, powdery

Cedarwood Virginia
dry, woody, pencil shaving, sharp, slightly green

Ethyl Vanillin
vanilla like, creamy, powdery, gourmand, syrup, caramellic, warm

Iso E Super
dry woody, cedarwood like, ambery, warm, slightly powdery, floral violet like, slightly metallic

Linalool
fresh bergamot like, earl grey tea likeがfloral herbaceous lavenderよりも強く感じられる 

Patchouli
camphoraceousが強く感じられる

Siberian Pine
aromatic, fresh, cooling, woody balsamic, terpenic, old man feet by My Lynn!

Tonalide
sweet, caramel like, vanilla like, powdery, musky, soft

1. まずは液体でない香料を量り、solventを加えてWater bath(湯煎)で温めて溶かします。その後、液体の香料を加えて、フレグランスが完成。

2. 次に、ソイワックスをWater bathで溶かします。
溶かすのは80℃が良いと言われましたが、80℃に設定した湯煎ではほとんど溶けず、結局ガスでガンガン沸かしたらやっと溶けました。

3. ワックスが溶けたら、フレグランスを加えます。
60g容器ですが、多めにつくっておきます。(63g ソイワックス+7g 香料= 70g)

4. よく混ぜたら、容器に芯が真ん中になるように固定し、ワックスを流し入れます。

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これで自然に固まるのを待ち、明日制作結果について共有します。

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