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17年のライター経験を活かしてPRライターとして独立した理由と10年目の成果【2015年~2025年】

↑↑この前のお話し↑↑


PRライターという選択肢にたどり着いた理由

2015年10月、私は独立開業することになりました。しかし、「どんな事業で起業するか?」について大きく悩みました。

これまでの経験から、広告制作、HP・LP制作、SNS運用、ウェブマガジンで培った取材経験など、さまざまなクリエイティブ業務に携わってきました。ですが、それらの分野には競合が多く、価格競争に巻き込まれる可能性も高い。ディレクション業務が多かった自分が、その領域で専門家として差別化できるかどうか不安がありました。

そんな中で思い出したのが、初めて書いたプレスリリースでテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」の取材を獲得したこと。そして、交流会で「プレスリリースって面白いんですよ!」と話をしたところ、多くの人が興味を示し、すぐに依頼が舞い込んだのです。

しかも、そのプレスリリースでは、新聞5紙に掲載されるという成果を出すことができました。

さらに、セミナーの機会をいただき、プレスリリースのノウハウを話したところ、新たなご発注につながり、今度は日本テレビ「every」への出演という成果を生み出してしまったのです。


PRライターとしての確立と成果

PR業界のプロに聞くと、テレビや新聞への掲載は簡単ではなく、私はとても珍しい成果を生み出していたようです。振り返れば、まるでビギナーズラックで宝くじの大当たりを連続で出したような状況でした。

その後、プレスリリースセミナーの依頼が増え、法人や起業塾、PRコミュニティなどから登壇の機会をいただきました。特に、有名セミナーポータルストアカで継続開催してきた「広告効果100万超え?!無料で新聞テレビに広告!プレスリリース講座」 は、

  • ストアカで85回開催

  • 141名が受講

  • 5点満点中4.81点の高評価

  • ストアカのプラチナバッジ獲得

と、多くの反響をいただきました。

実は、起業して2年目の2017年には、PRライターだけでなく別の柱を作ろうと考え、フリーランスのママ向けコンサルティング「ファミリーハッピー・ママズビジネス・コンサル」を開始したことがあります。

200万円以上の契約実績は生み出したものの、コンサルティングは形を残しにくいサービスであること、また、どんなに有益なアドバイスをしても、実際に行動に移すのはクライアント次第というもどかしさがありました。やはり自分には**「形の残るクリエイター業」** のほうが向いていると実感し、PRライター業へ専念することを決めました。


10年間で積み上げた実績

その後は、セミナーをきっかけにしたご依頼や紹介を通じて、プレスリリースをメインに、HPやLPの制作も細々と受注しながら、独立10年目を迎えています。

  • 10年間で執筆したプレスリリース:180本

  • テレビ・新聞などの大手メディア掲載:多数

  • ウェブメディアへの掲載率:ほぼ100%

特にウェブメディアへの掲載は、確実に成果を出せる種も仕掛けもあるので、興味がある方はぜひ聞いてください(笑)。

PRライターという仕事は、単に文章を書くのではなく、企業や個人の価値を世の中に伝える役割を担うもの。独立して10年、この仕事の奥深さと、やりがいの大きさを実感しています。

2024年、メディアPRの窮屈さを感じ・・・

2015年に独立してから9年、2024年にはプレスリリース代行総数が180本を超えましたが、次第にマスコミ向けのメディアPRだけでは事業において窮屈さを感じています。理由はいくつかあります。

まず、コロナ過を経て、PR業界が盛り上がってきたこともあり、5年前までは一日100件もなかったPRTIMESでのプレスリリースが、今となっては一日1,000件を超え、お客様がメディアに出るため、レッドオーシャンの過当競争に巻き込まれていること。また、一般視聴者のマスコミ離れが一層進んでおり、お客様がテレビ出演したとしても「何も起こらない」「誰も観ていない」ということが起こりやすくなってきたことが顕著になってきています。

私がやっていたプレスリリースのセミナーでは、「プレスリリースの伝道師になる」と伝えていました。ささやかな貢献だったかもしれませんが私が起業してから9年間ずっと参加し続けてきた、会員数1,000名を超えるビジネス交流会ニーズマッチを中心に、十分その役割を果たすことができたという満足感もあります。

そこで、起業初期に立ち返り、広報活動、特に自分で立ち上げた会社、合同会社ユアブランディングの名前にも入れている、ブランディング領域に立ち戻る原点回帰を真剣に考え始めています。

2025年からPRプロデューサーへ

ここまでは、2015年に独立して2024年までに名乗ってきたプレスリリースライターまたはPRライターとしての経験をお話ししました。2025年からは、これまでのライター経験とPR戦略の知見を活かし、企業の対外発信をトータルでプロデュースするPRプロデューサーとしての活動を本格的に開始します。どのようなことを目指しているかは別のnoteにまとめようと思います。


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