「普通」とは尊いもの
出逢った頃の夫は、ごく「普通」の若々しい男性でした。
友人とテニスやスノーボードに行ったり、すごくオシャレではないけど、服装に気を遣ったり、毎週一回はジムに通っていて、「清潔感」もあり好印象でした。
結婚後、子供が生まれて結婚生活も十年目に突入。
忙しい日々の中、毎日一回私の頭をよぎるのは「私、女捨ててない?私まだ女?」という言葉。
何かしなければ、、、
周りの美しい女性達に焦りを感じながら、少しでも美しくなりたいと化粧水を変えてみたりプロテインを飲んでみたり、毎日一生懸命足掻いています。
子供最優先で自分のことはギリギリやってる、、、そんな感じでした。
ふと横を見てみると、そこには擦り切れたTシャツをきて、穴の開いた靴下をはいて、臭い頭皮臭をまき散らす化け物がいました。
そうです・・・夫です。
子育てにかかりきりで、夫のことを完全に忘れていました。
子供ファーストで暮らしてきた何年間かで、夫は自分のことに全く気を使わなくなり、化け物と化していました。
なんとか人間に、「普通」のレベルに戻さないと!
そう思った私は、夫が「こうなったら良いな!」と想像しながら、なんだか良さそうなことは片っ端から夫にやらせることにしました。
でも無理はせず。
いきなり大変身は出来ないので。笑
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