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自分の体験から沖縄を語るワークショップを開催します!@シブヤ大学

(文責:主宰・西由良)

自分の体験から沖縄を語るって? ワークショップの概要

 あなたの沖縄では、毎週のコラムの投稿に加え、トークイベントの開催やZINEの刊行など、様々な活動を行っています。
 活動の幅は年々広がっていますが、大切にしていることは同じです。それは、“自分の体験から沖縄を語ること”。沖縄について語ろうとすると、どうしても「若者は…」「うちなーんちゅは…」といった大きな文脈になってしまいがちです。でも、そうした文脈では、本当は身近にあるはずの沖縄がどこか遠くに感じられる。だから、それぞれの個人的な体験に立ち返ることで、沖縄を自分ごととして考えられるようになってほしいと思っています。

 そんなあなたの沖縄が、もっと多くの方に自分の体験から沖縄を語ってもらうために、4/13(土)10時からNPO法人「シブヤ大学」の講座でワークショップを行います!

 講座では、主宰の西があなたの沖縄の活動やコラムの内容について紹介した後、参加者の方に沖縄との出会いといった個人的な体験から沖縄を話していただきます。肩肘張らずに、見たまま、感じたままの沖縄をお聞かせください。どんな体験でも大丈夫です。個人的な体験を振り返ることで、参加者の方が沖縄をもっと身近に感じられるようになってもらえたらうれしいです。

個人的な体験を語ることで、あなたの沖縄が目指すもの

 活動を続ける中で、沖縄への想いを持つ、たくさんの同世代と出会ってきました。学生時代はそんなに話したことのない同級生が「私も何かしたい」とコラムを書いてくれたこともあります。

 でも、沖縄への想いがあっても、同世代の人たちがそれを口にすることは本当に少ないです。私があなたの沖縄という活動をやっていると伝えた上で沖縄のことを尋ねるから、ぽつりぽつりと想いを言葉にしてくれますが、会話の中で自然に出ることはほとんどない。何十年も変わらない現実に無力感を覚え、沖縄との距離が開いていってしまっているのだと思います。

 そうした距離感を縮めるために、“自分の体験から沖縄を語ること”が大切だと感じます。実際にあなたの沖縄でコラムを書いてもらった執筆者を見ると、そう強く思います。

 例えば、ある執筆者の方から2本目のコラムに書きたいことについて相談を受けたときのこと。「1本目のコラムを書いて、沖縄の見方が変わった」と教えてくれました。

 その方は、県外の大学に進学するまでは、沖縄を巡る問題について考えたこともなかったし、自分の問題だとは思えなかったそう。

 「県外で生活しているときに、居酒屋で近くの席に座っていた高齢の方から『基地問題』についての意見を求められたときにも、何も言えなかった。地元の街には基地はないし。」

 でも、家族とのやりとりをコラムに書くと、以前は自分と関係ないと思っていたことが、身近なものに思えてくる。「自分の体験を語ることで、当事者になっていく感覚があった」と話してくれました。

 自分の体験を振り返り、言葉を紡ぐことで、「私にも話せることがあるんだな」と気がついていく。そして「私はこう感じていたのか」「このとき、どうしてモヤモヤしたんだろう」など繰り返し考え、沖縄と向き合うことになる。その過程で、自分の個人的な体験が、実は沖縄の社会と繋がっていると実感できるようになるのだと思います。

 今回のワークショップでも、こんな風に沖縄との向き合い方が変わってもらえたらうれしいです。

今回のワークショップは東京での開催ですが、沖縄含め全国各地で開催したいと思います。自分と沖縄との距離を見つめ直し、もっと沖縄を身近に感じてもらうきっかけを作りたいです。ワークショップを開催したいという方、ぜひお声がけください。

シブヤ大学での講座の詳細

講座名:言葉を紡ぐ〜90年代生まれが出会った沖縄〜
日時:4/13(土)10:00〜12:00
場所:幡ヶ谷社会教育館
講師:主宰・西由良
参加費:無料
定員:25名
申込受付:先着順。4/12(金)17時まで。

お申し込みはこちらから

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