見出し画像

#58 ◆相手に話してもらう技術〈スキル編〉

どうも!
対話師の保田です。

本日は昨日に引き続き対話師として意識している、「相手に話してもらう技術」と題して記事を書いていきます。

対話業をやってみたい人やご家庭、お仕事等の日常生活でも

・人の話を沢山聞きたい
・相手の本音を引き出したい
・気づきを与えたい

と思っている方はぜひ最後まで読んでください。


さて、本日は昨日のマインド編に引き続き具体的なスキル編です。

※昨日のマインド編を読んでいない方は▼よりご覧ください!

相手に話してもらう為には?

結論、相手に話していただく為に必要な具体的スキルは「問いかけ」です。

前提として対話提供者側の武器は大きく2つあります。

その2つが「問いかけ」と「フィードバック」なのですが、相手に話してもらう為に重要なのが「問いかけ」ということになります。

まず大事にしたい問いかけの種類

今回は相手に話し続けて頂くこと(話を発散すること)が目的なので、クローズドクエスチョンより、オープンクエスチョンがおすすめです。

ご存知ない方の為に軽く補足しますと、、、

クローズドクエスチョンは回答を限定する問いかけです。

「肉」と「魚」どちらが良いですか?「YES」ですか「NO」ですか?のような選択肢から選んでもらうような問いかけを指します。

逆に今回おすすめするオープンクエスチョンはその逆で、こちらから回答を制限しない問いかけです。

オープンクエスチョンは基本的にはYES・NOでは答えられない相手が自由に回答できる質問です。

「今晩何を食べたいですか?」「どんな職業に就きたいですか?」のように回答者が自由に答えるような問いかけを指します。

クローズドクエスチョンはこちらが誘導したい方向に話を持っていくには有効な手法ですが、「YES」か「NO」かで答えが出る=いちいち会話が途切れるので、相手に話し続けてもらうコミュニケーションには向かないのです。

オープンクエスチョンの中でも
特に使っている具体的問いかけワード


ここからは具体的に実際に僕自身が対話の場面で相手の話を発散したい時によく使っている問いかけワードをお伝えします。

特に対話序盤はとにかく多くの情報が欲しい場面だったりするので、こちらの余計な解釈をしたり、無駄にクローズドクエスチョンを使って話題を狭めるというよりは以下3つの問いかけを使ってとにかく話題の発散に注力します。

自由にお話し頂くことで、対話で取り扱うべき真のテーマを見極める為の材料を集めることができます。

〈3つのオープンクエスチョン〉
 ①っていうのは?
 ②他には?
 ③どうして?

書いてみるとかなりシンプルな問いかけですよね。
でもこのシンプルさが良いのです。シンプルだからこそこちらの余計な解釈を挟まずに純粋に話を広げることができるのです。

ということで一つ一つ使い所を解説します!

①っていうのは?

こちらは、抽象的な話題を具体化させたい時に使います。

例えば「昨日会社で上司に理不尽に怒られたのが腹立つんだよね。」という会話を具体化したい時に、

理不尽っていうのは?
怒られたっていうのは?
腹立つっていうのは?

人はそれぞれ異なる認知を持っています。

なので同じ「腹立つ」という言葉でも、他人に愚痴りたい程度のものだったのか、ちゃぶ台をひっくり返したい程の怒りだったのか?

ニュアンスが全く異なる場合があるということですね。

②他には?

こちらは、主に話題を広げたい時に使います。

例えば「昨日友人との飲み会で昔の思い出話で盛り上がったんだよね」という話題に対して話を広げる為に、

思い出話の他には?

このように「他には?」と問いかけを入れることで、
昨日の飲み会であったことが「そういえば未来のことでも盛り上がったかも!」のように、思い出させるきっかけになるかもしれません。

③どうして?

こちらは、話を深掘りたい時に使います。

例えば「起業したいんです!」という方がいた場合、

起業したい→どうして?

というように、理由を問う質問をすると話題に対する曖昧性を排除することに繋がり、どんどん話が深まっていきます。

一番最初にお伝えした「っていうのは?」が具体化を促す問いかけですが、今回の「どうして?」は逆に抽象化を促す問いかけとして有効です。

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?

〈相手に話してもらう技術〉ということで、僕にとってははじめて前編後編の二部構成で記事を書かせて頂きました。

僕自身は〈ノウハウやスキルではなく「人」で売れる状態を作る〉というコンセプトで活動しているので、対話を提供する上で今回お伝えしたようなノウハウやスキルよりもそもそものマインドセットが大事だと思っています。

とはいえ、スキルやノウハウが全く不要というわけではありません。このようなスキル・ノウハウを活用するからこそ与えられる価値は必ずあります。

志を持ってスタートする。スキル・ノウハウを駆使して人に貢献する。うまくいかない時はもう一度マインドセットに立ち返る。

対話を仕事にするというのはそのような繰り返しです。

迷った時に参考にできる記事としてご活用頂けると嬉しいです^^

最後の最後に…!
この記事を読んで「対話」というものに興味が湧いた!という方は僕と対話できる場を設けているので公式LINEよりお気軽にご相談下さい。

◆僕の対話に対する考え

◆公式ライン

お気軽にメッセージ下さい🙌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?