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#57 ◆相手に話してもらう技術〈マインド編〉

どうも!
対話師の保田です。

今日は対話師として意識している、相手にいつまででもお話し頂く為に必要な「相手に話してもらう技術」と題して、必要なマインドと技術について書いていきます。

少し長くなってしまうので、前編(マインド編)と後編(スキル編)に分けてみます。

対話業をやってみたい人や、
日常生活でも、
・人の話を沢山聞きたい
・相手の本音を引き出したい
・気づきを与えたい
と思っている方はぜひ最後まで読んでください。

なぜ「話してもらう技術」が必要なのか


まず本題に入る前に、対話やクライアントワークにおいて話してもらう技術がなぜ必要なのか?についてお伝えします。

こちらはそこまで深い話ではないですが、対話やクライアントワークにおいて、主人公はやはりお客さんです。

お客さんが一人で考えても出てこないような気づきを得ていただくことが、対話において重要な価値の一つだと言えるので話してもらう術をこちらが理解している必要があるのです。

逆に話してもらう術を理解していないと、
変な間が生まれ、それを埋めようとしてこちらが話題をさらってしまったり、お客さんが話したいことを話せなかったり、対話を深めることができなくなってしまいます。

聞き手として重要なマインドセット

さて、ここからが今回お伝えしたい本題です。

どんな技術を習得するにしても、まずはマインドセットです。

どれだけ優れた技術を身につけても、扱う人の心が伴わなければ効果は発揮しません。

まずはこのマインドセットが整っているかを自問自答しましょう。

聞き手として、相手に延々とお話しいただく為に必要なマインドセットはズバリ、「わからないから教えて」という気持ちを持つことです。

理由は以前こちらの記事でも触れたように対話において、相手のことをわかってしまったら会話がその時点でストップしてしまうからです。

例えば、
「私、成長し続けることが大事だと思うんです」と語る相手がいたとして、

「わかる〜」「なるほどですね〜」と言ってしまった瞬間に

その方の「成長」という言葉に込められた想い、本音、エピソードが日の目を見ることはありません。

相手がどんなに大事にしていることでも話題が深ぼられる機会を逃してしまうのです。

つまり、仮に雰囲気で「多分こういうことだろうな」と感じても、聞き手である我々は、わかってしまってはいけないのです。

あなたのことはわからない。だからもっと教えてほしい。

このような気持ち忘れずに関わるからこそ、相手から話題を引き出すことに繋がるのです。

さて、今回は聞き手として相手に沢山話してもらう上でのマインドセットについて重要だと思うものについてお伝えさせて頂きました。

次回は〈技術編〉として具体的に相手に沢山話して頂く為に「どのような問いかけをするのか」について記事にしていきます。

明日投稿しますので、どうぞお楽しみに^^

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