楽曲制作におすすめのヘッドホン紹介
こんにちは、cageです。
Peingでいただいた質問に答えていたらめちゃくちゃ文字数が増えてしまったので記事を分けました。
投稿の処理的にこっちを公開しないと別記事で引用できないので、先にこちらを公開します。
ぶっちゃけた話…
元の質問では「イヤホンのおすすめを教えてください!」とのことだったのですが、まじめに楽曲を作るとなるとイヤホンでの制作はおすすめしません。
というのも、イヤホンは音を再生する機構がちっちゃすぎてまともに再現できないからです(10万円超クラスになってくると話は別)。
なので、音が出せない環境なら楽曲制作用のヘッドホンを導入するのが一番いいんじゃないかなと思います。
僕の独断と偏見ですが、おすすめのヘッドホンを幾つか紹介しておきます。
※注
なぜかサウンドハウスのリンクが埋め込めなかったのでAmazonとか楽天とかの記事を引っ張ってきています。
ものによっては最安じゃないので、その辺りは自分で調べてください。
おすすめヘッドホン3選
①AKG / K240MK2
僕がDTMを始めたときに買ったヘッドホン。
買ってからもうすぐ8年ぐらい経ちますが、未だに壊れずに手元にあります。プレゼント企画をやろうと思って早3年
よく見るヘッドホンと違って半開放型のヘッドホンで、左右の音のバランスが広く感じるのが特徴です。
あと、密閉されていないので長時間着けてても疲れにくいのもいいところ。
構造上音が漏れるので外では使えないけど、家でDTMをするのであればこいつがお勧めです。
一万円超えるのはちょっと…という場合は廉価グレードもあるので、そちらをお勧めします。
②AKG ( アーカーゲー ) / K712PRO
現在僕が使っているヘッドホン。
僕が作った曲をこれで聴くと一番再現性が高いです。ファンアイテムが3万超えるのはどうかと思うけど
上で紹介したK240MK2の3つか4つ上のグレードのヘッドホンです。
というか同社の上位グレードなので上から数えた方が早いかも。
完全開放型なのでさらに音場が広く感じられて疲れにくいです。
値段相応に音も進化しています。
K240MK2は高音域部分の再現があんまりよくないという欠点があるんですが、この機種では見事に改善されています。
どんな音楽もこれ一本で十分です。
これを使ったらK240には戻れなくなりました。
昔はAKG本社のあるオーストリアで製造されていたそうですが、人件費の削減かさらに上位モデルを出したからか現在はスロバキアで製造されています。Made In Chinaにでもならなければ正直音色に大した違いはないとは思うんですが、僕は中古で買ったMade In Austriaの個体を使っています。
違いはわからん。
③audio technica / ATH-M50x
最近買おうかな~とちょっと悩んでるヘッドホン。
低音の再現がとても優秀で、僕のメイン機であるAKGのK712Proの弱いところを補完できるんじゃないかと思ってます。
ぶっちゃけた話、僕はあんまりオーテクは好きじゃありません。
ただこの機種はいいなと思ってます。密閉型はいいんだけど開放型がね~…あんまり大きな声では言えないけど
イヤホンで強いて言うなら…
…と、いいものもそうでないものも紹介してみました。
ただ、ヘッドホンはかさばるし多少なりとも音が漏れるものです。
外でも作曲したい!という場合に備えて、イヤホンのおすすめも書いておきます。
④SHURE / SE215 Special Edition
イヤホンと言えばShure、Shureといえばイヤホンです。さすがに過言
その中でもこのSE215は一万円台なら一番バランスがいいイヤホンだな~と思います。
音質もさることながら、耳の穴をウレタンスポンジで密閉して音を聴くカナル型のヘッドホンなので、そこらのイヤホンと比べて密閉性が段違いです。
プロのミュージシャンもレコーディングの現場で使ってたりします。
耳の裏にコードを通して装着する、いわゆる「Shure掛け」をするのもプロっぽくて格好いいですね。気分を上げていくのにいいかもしれない。
215は普通のとSpecial Editionの2種類がありますが、Special Editionの方がドンシャリした音になってます。
音楽を作るだけじゃなくて聴くのもこなす場合はSpecial Editionの方がおすすめかも。
【注意喚起】これだけは買うな!
巷でよく見る「初心者はこれを買え!」的なサイトでめちゃくちゃ紹介されてるけど、マジでおすすめしないヘッドホンを紹介しておきます。
買うなよ、絶対買うなよ!!!!!フリじゃないからな!!!!!!
SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST
どこのスタジオにも置いてあるヘッドホンで、レコーディングの時に出てくるのはだいたいコイツ。
その流れかなんか知らんが、ミックスやマスタリングでもコイツをお勧めする人が未だにたくさんいる。
確かにレコーディングのモニタリングとしては最適なヘッドホンだなあと思います。
単体のトラックのアラを見つける用途には最適。
僕もたまにドラムのRecの時に使ってます。
…でもこれで全体のバランスをとるのは違うやろ!!!!!!!!!!!!!(マジ切れ)
うっすいパッドにモコモコした音色…このヘッドホンで長時間作業できる人の気が知れません。
今後一生これで音楽を作れと言われたら僕は発狂します。
大前提として
ここまでヘッドホンとイヤホンを紹介してきましたが、
繰り返しますがインターフェースは買ってください。
間違いなく音が変わります。作るのも聴くのも。
Y〇AS〇BIのA〇aseさんが「〇を駆ける」を作った時にパソコンにイヤホン直差しで作ってたという話は有名ですが、正直やめてほしいな~~~~と思ってます。
あの人はMacだから良かったかもしれないけど、Windows機は音周りの機構があまりにもお粗末で、常時リバーブが掛かってるなんてことが日常茶飯事です。
パソコンで楽曲制作中はいい感じに聴こえてたのにスマホだとなんか微妙じゃね…?みたいなことが頻発するので、ちょっとお金はかかるけど是非検討してみてください。
あと、通話で打ち合わせするのならマイクもね!
安くておすすめのインターフェースを貼っておきます。
僕が人と通話するときに使ってる予備のインターフェースです。
値段の割には音がよくていい感じ。
一番大事なこと
結局のところ楽曲制作において一番大事なのは、
です。
DAWを開いて音を流した時に、自分の好きな音が鳴ってたら気分が上がりませんか?
そうやって楽曲制作のモチベーションを高く保つために機材を買うのが僕は一番いいと思います。
僕は900STを散々こき下ろしましたが、もしあなたが900STを好きで使ってるなら否定はしません。僕は嫌いだけどあなたは好きだというだけです。
自分の感性、自分の耳を信じましょう。
正直な話、音楽を聴く時なんて大概Air Podsやそこらへんで買った1000円のイヤホンを使うでしょうし、音質どうこうを凝りすぎる必要もないと思うんですよね。どうでもいいですがAir PodsはBeats製造なので僕は嫌いです
好きな機材だけを使って、いっぱい曲を作りましょう。
さいごに
鳥籠の中で僕たちは、ではこういった悩みや質問を随時募集しております。
本当に小さなことでもいいので、どしどし送ってください。
待ってます。
参考になりましたら「スキ」を押していただけると嬉しいです。
それでは、また。
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