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天国と地獄の長い箸
ありがたいことに、私はTwitterの運用を始めて早いタイミングから収益を得ることができています。
ただそれゆえに、スタートして間もなくの頃から大変な注目を集めることになりました。
自分で言って、自慢しているわけではありません。
外出制限があって通院以外はほぼ外出する機会もなく、誰が自宅を訪れるでもなく大体はひとりで過ごす時間。
そこからいきなり繋がりが生まれ、自分が知らない方も自分のことを知っているというような状況はにわかに信じられませんでした。
続けて収益が発生するほど「爆速」「結果を出し続ける」などなどご紹介をいただく機会も増え、自分が自分ではないような感覚にもなっていきました。
そして当初はお手本にしようとする方々が身近からたくさんいた状況だったわけですが、「ステージ」の進行が早い。
次になすべきこと考えるべきことについて、自分自身に委ねられるところも大きくなっていきました。
私は先んじて開業届を出していて、個人事業主としてTwitterからの収益化へ取り組み始めていました。
そして初月の収益額が15万円を超え、この水準を落とさず当然に継続していこうと思ったときに「お金のこと」は何よりしっかり管理する必要があると考えました。
そこでお世話になっている方が先行してすでに年単位で収益を出されていたこともあり、お付き合いがある専門家の方がいらっしゃるのではないかと相談させていただきご紹介いただいた方が税理士の篠原朋範先生でした。
私は物理的に声が出ない失声症なので、コミュニケーションはすべてビジネスチャットツールである「チャットワーク」を使った文字でのやりとりです。
最初の相談から、会計知識など持ち合わせていない素人に対し先生はとても丁寧なご説明をくださりました。
収益の発生が続くとなれば納税は避けて通ることのできないものですし、申告を行うにあたってはよく聞く「何が経費になるかならないか」などといったことも気になります。
相談させていただいての安心感が決め手となり、私はすぐに先生へ税務顧問をお願いしようと心が決まりました。
この決心、後日契約書類をお送りいただいた際に正しかったとの確信を抱く出来事がありました。
業務委嘱契約書の「第1条 目的」。
お客様は、自らの発展のために当事務所に委嘱し
ちょっとした表現なのですが、私にはこの文言がとても響いたのです。
また先生には早々にTwitterのアカウントをフォローしていただき、お礼にお伺いした際に投稿されていたこちらのツイートにも感銘を受けました。
税理士事務所を開業した12年前からTwitterを使っています。当時はフォロー後、DMで「フォローさせていただきました◯◯と申します。」「フォローありがとうございます、◯◯と申します。」というやり取りがありました。
— 篠原朋範 (姫路の税理士事務所&学習塾&IT会社経営) (@toushi31) July 6, 2022
そのやり取りで現在に至るまでお付き合い頂いているお客様がいます。感謝。
私のTwitter運用歴は、当時でほんの1ヶ月ちょっと。
ですがその1ヶ月は非常に濃厚なもので、ひとと繋がる奇跡的な数々のご縁があって歩み続けることのできた1ヶ月でもありました。
そこで、これからなにを第一に考えるか。
「ご縁」以外、あり得なかったのです。
先生も同じ思いを持たれているであろうことがうかがわれ、嬉しくなりました。
Twitterという媒体を使って活動する中で、先生との関係だけは他の方々とまったく違ったものであると考えています。
形容は難しいのですが、私や情報発信をされている皆様がフラットな世界で活動しているとすると先生は上から俯瞰されているというような印象です。
ですから、先生がご覧になった私の活動の「見え方」についていただくお声はとても大きなもの。
大きな社会的責任を負い熟練した士業の先生が、一介の素人個人事業主をどのように見ているのかということですね。
先生は何気なく仰られているのかもしれませんが、
巻き込み力が凄いですね。勉強になります!
「勉強になる」。
長いキャリアを持つ先生が、「勉強になる」と仰ってくださる。
これ以上に嬉しいことが、あるでしょうか。
そうしてしばらく後。
最近になって私はとある失態を犯し、信頼する仲間と共にスタートさせた新たな取り組みに関して悩むところがありました。
これまでになく勝手な孤独感を覚えていた中で突然、
先生からのメッセージが届いていたのです。
天国と地獄の長い箸という話を私は大好きなのですが、
〇〇さん(本名)のTwitterは天国の長い箸ですね。
まずは周りの人から、という精神は素晴らしいです。
見ていて、ハッとさせられます。
こちらのお話、ご紹介いただいていました。
私は、ご縁をいちばんに考えたい。
ご縁のある方々に、しあわせが訪れてほしいと心から思っています。
その先で初めて、自分自身が願っていることも叶うのだと思っています。
こういったことについて、先生へお話ししたことはありません。
ですが、先生は見通してくださっていた。
それが、この上なく嬉しかったのです。
税務顧問ということではなく、ひとりの尊敬すべき方として心からの信頼を抱くことができました。
理解してくださる方がいることは、大きな力になります。
近しい方々だけでなく、離れて見守ってくださっている方がいるということも。
自分の進んでいる道が、間違っているものではないと信じることができるのです。