高齢初マタ緊急分娩!
高齢初マタのワタクシ、ついに分娩まできました!
一生に何度もない経験なので、忘れないよう分娩のことも記録にとどめたいと思う。また、この記録が誰かの参考になるといいな、と思いつつ。
「高齢出産、初マタ、無痛分娩、里帰りなし」
この辺りがキーワード的な感じかな。
(ちなみに初産の割に、なかなか早いお産でした。)
突然の破水(36週)
妊娠後期に入りどんどん大きくなってくるお腹(と体重)。
さすがに先生から「もう腹囲100㎝いくね。(母体の)体重の増え方と子供のサイズ的には普通やから、、元々お腹出てたのかな?」とややデリカシーのない発言を受ける。半笑いで「そうですね〜」って返したけど。
おじぃちゃん先生だから仕方ない&実際、本当にデカかったし仕方ない。でも、母子共に健康なんだし、いいじゃないか。
と、大きくなった妊婦姿はある意味貴重じゃないか?ほんで2人の写真ってあんまりないよね?ってことで知り合いのカメラマンに依頼して、マタニティ&家族フォトを撮ってもらうことにした。
双方の予定の結果、撮影が臨月間近になりそうだったので、若干心配ではあったものの、経過も順調だったので臨月突入あたり(36週)で撮影の予定を確保。(ちなみに撮影の3日ほど前に検診に行ったら「母子共に順調。子のサイズはド平均の2500g、子宮口はまだ閉じてます。」とのことだった。)
撮影の前日は地元から友達が訪ねてきてくれて、お茶してブラブラ買い物して「あと1ヶ月だよ〜!」なんて夜遅くまでおしゃべりなんぞして。
撮影当日(36週1日)は、不慣れでぎこちない笑顔を振り撒きながらも、何とか終了。夜ご飯は外食で大好きな中華を食べて、いつも通り就寝。。。。
で早朝6時。(後期に入ってから頻尿で朝方に目が覚めやすくなってた)
「そろそろトイレにでも行くか」と布団の中で寝ぼけながらぼんやりと思っていたら、子宮あたりにツツーーーと何かが伝い漏れする感覚。
この感覚、今まで何度か経験していて、慌てて病院行くも問題なし!ってパターンだったので、「あーはいはい。あれね。」と余裕かまして、おトイレへ。
トイレで小を済ませてペーパー見たら、あら、なんとピンク色、、
???と思い再度新しいペーパーで拭き直し。
またピンク。
おかしい?その後も2度ほど確認したけど、やっぱり薄いピンク色になるペーパー。そして、その間もちょろちょろ流れ落ちる何か。
「お。。。。。。おしるしってやつかも。。。」
慌ててトイレから出て(慌てすぎてパンツおろしたままだったわ)、旦那氏を起こし「おしるし、かも。病院かも。車要るかも。ってか予定日まで1ヶ月もあるんだけど。」と説明。
病院に電話して状況を説明すると「まだ予定日まで1ヶ月よね???うーん。とにかく来て。お風呂シャワーなしで。念のため入院準備も持参で。」とのことで、旦那氏の車で病院へGO!朝6時半くらい。
病院でちょろちょろ流れる体液についてチェックしてもらうと、なんと羊水だった。助産師さんから「まだ1ヶ月もあるし早すぎるけど、、出てきてるの羊水だったし、ママの体重結構あるから、もう産んでもらおうか」と宣告。
私「え。今??? 今から産む、ですか???」
助「そうよ、今からよ〜」
とアレよアレよと入院着に着替えさせられ、ベッドに横になり色々装置を付けられる。(朝7時過ぎかな?駐車場で待機してる旦那に、今日産むことになったが、立ち合いの連絡くるまで自宅で待機してもらうよう連絡)
7:00
ここからは個室に入って、点滴&NST(だと思う)をして、先生の登場待ち。この時は、たまーーーにお腹が痛いかな?っていう程度。
私「何時ごろに産まれるんですかね。ざっくりでいいんですが。。」
助産師「うーん、そうね。初産だからね〜今から10時間ちょい、、、で麻酔だからさらに数時間かなぁ。。」
私「じゃあ、、夜ってことですかね〜。夜中とか?」
助「や、夜中はない。今日中に産んでもらいますよ!」
旦那氏にメール。
’深夜ってことはないけど、今から10数時間かかるかもだって〜’
9:00-10:30
先生が到着し、分娩台へ移動して内診。子宮口が3センチ開いてるらしく、麻酔の準備が始まる。この時、子宮口グリグリされたのか、ヌルっとドバッと何かが股から流れ出た。(後で、これが破水だったと知る)
背中から硬膜麻酔を注入。事前にSNSの分娩レポなんかで見てた「エビみたいに丸くなるポーズ」を強要され、皆さんの報告通りお腹が邪魔で結構辛めなポーズ。
早朝の破水〜病院来てしまい何も食べてない&ほぼ飲んでない状態だったので、みかねて助産師さんがおにぎりを差し入れしてくれた。
ペロリと完食。
携帯は横に置いていて、時間みたりメールしたり、陣痛の時間感覚チェックしたりしてたんだけど、10分感覚ぐらいでお腹が痛くなってきて、
「お〜これが陣痛か〜」と思ってたら、
助「陣痛が軽くて分娩進まないから、誘発剤入れるね〜」
で、錠剤の誘発剤を渡された。
(痛いのはきてるけど、痛みが持続していないので軽いってことだったみたい?)
11:30
子宮口が結構開いてきてるらしく、1回目の麻酔注入の準備。
麻酔は分娩の進み具合を見ながら何回かに分けて投入するとのこと。
(事前の話では子宮口5センチくらい開いたら、麻酔開始って聞いていた。)
ちょっと強めに痛みの波がくる。10分感覚。
生理痛だったら、薬無しで痛くて立ち止まるくらい。(だと思う。あんまり生理痛ないタイプだったから、もしかしたら痛みレベル違うかも、、、)
この辺りで助産師さんたちの会話の内容から、お腹の子供が「女の子」だと知るw
12:00-13:00
引き続き10分感覚で訪れる痛みに耐える。「痛ーーい」の長さが長くなってきた。心の中で私が「え、普通に痛いやん。麻酔は?」と思い始めている。
2回目の麻酔を注入され、
助「長めの陣痛来てていい感じよ〜」と励まされる。
(*痛みがきたら、ふーーーーーーっと深く長ーく息を吐くよう指導されている)
たまに、看護師さんが
「開いてきてるわよ〜!髪の毛見えてきてるわよ〜」って子宮口を鏡で見せてくれたけど、今まで見たこともないから、「わー!ほんとですね〜!」ともなれず。
何だか薄い反応をしてしまった。
13時前に「旦那氏を呼ぼうか」と言われLINEと電話。近所だったので旦那氏すぐ到着し、病院内で待機。
(多分、この辺で子宮口はすでに全開になっていたぽい)
14:30
先生再登場。
痛みがさらに強くなってきた。お腹が張ってキューーーと締め付けれらるような感覚。これが来ると、息を深く長く吐くを繰り返す。助産師さん看護師さんが総勢3名くらいで、サポートしてくれてた。
気づいたら、旦那氏も分娩室に来てくれてた。
痛み→呼吸→休憩の繰り返しがしばらく続いて
「まだ終わらんのかい〜!いつまで続くの???」と私の心の声。
助「もう全開よ〜もうすぐ会えるわよ〜!!」とまた鏡で子宮口見せてくれたら、さっきより、確かに開いていて、髪の毛がはっきりと見えたし、私が呼吸を吐くと頭がちょっとずつ押し出されてるのが見えた。
ああ!あともう少しで会えるのか!といきなりやる気もアップ!
ここからは、息を吐く時にちょっと踏ん張ってみた。
(助産師さんたちからは、息んで!と言われてなかったけど、もしや、今息む時なのでは???とふと思って。)
その後、股の間に何かが挟まってる感覚を感じながら、何度か呼吸を吐いた後、股からヌルっと何かが出てきて
15:00すぎ
助「頭出たわよ〜!」
のすぐ後に、さらに何かがヌルっと出てきて
助「肩も出たわよ〜!!!」
からの
「オギャーーーーーー!」
と我が子、この世に産まれたのでした。
体重は何とか2500gを死守、早産なので少し小さめ。
産まれた我が子は、間も無く私の胸元へ届けられ(カンガルーケアってやつですね)感動というか、本当に、お腹の中に人がいたんだ、、、!っていう驚きの方が優っていて、うるうるしながら抱っこ。
その後に旦那氏にも子を抱っこしてもらい。
(その様子をスマホで撮影している私)
数分間、我が子を抱く経験をした後、旦那氏退散。次に会えるのは退院時だって、、長いな。
(分娩後はすみやかに帰宅するという院内規則だったのです。)
私は、そこから胎盤を取り出したり、先生が股を縫ってる様子を見ながらボーッとしてました。ここで初めて、股が裂けたのだな、と理解。
麻酔が効いていたからか、裂けたこと自体全く気づいていなかったけど、よく考えたら、鏡で子宮口見た時に、赤くなってた部分があったなぁ、、と。あれかな?
約9ヶ月、お腹の中で頑張って子に栄養を送ってくれていた胎盤も見せてもらった!お疲れ様、私の胎盤。ありがとう^^
入院当初、10数時間はかかるんじゃない??と言われていた分娩は
分娩台に乗ってから6時間足らずで無事終了。
誘発剤を投与してからの時間を報告書などには書くらしく、母子手帳には分娩時間3時間ちょいと記載されていたw
助産師さんたちも「初産とは思えぬスピード出産だったわね、、、!」と。
以下、無痛分娩について。
===
無痛分娩って一言でいっても、病院によって取り扱い?がさまざまだし、今回出産を終えて気づいたこともある。
(前にも書いたかもしれないけど、、)
・計画麻酔かどうか
→麻酔の先生が常駐している場合は、24時間麻酔可!だけど、そうじゃない病院もあり。タイミングによっては麻酔分娩出来なかったり、計画麻酔分娩になるみたい。うちの産院は、院長先生が自ら麻酔を入れてくれた。
・麻酔の効き方のレベル(これ、分娩終わってからわかったこと^^;)
→無痛以外に「和痛」という手法もあるらしく、痛みを残す程度の麻酔ってこと。私の経験した分娩は、どちらかというと和痛よりの麻酔分娩だったんじゃないかな?と思う。よく、麻酔だと陣痛を感じないので息むタイミングが分からないとか、足の感覚がないのでうまく息めない(ので、時間がかかったり、吸引分娩になることがあるみたい)と聞いていたけど、今回は痛みも感じてたし、足の感覚も残ってた。痛みのレベルは、ちょっと重めの生理痛くらいかな?と思う。
もちろん和痛分娩にも効きのレベルがあり、和痛を経験した友人は麻酔してないのと同じレベルで悶絶した、と言っていた。
・麻酔の量
→これは事前のSNSのレポとかで見てて得た情報だけど、どれくらいの麻酔を使用するか、で分娩(麻酔代?)費用も若干変わってくるらしい。
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妊娠がわかり、心拍が確認出来、母子手帳をもらって、魔の○週を何度も超え、安定期に入って、後期に入っても、
ずっと「何があるか分からない」の気持ちが心の片隅から消えなかったマタニティ期間。
顔も見えず、エコーで動いてるところもみたことがなかったせいか、本当にこのお腹の中に、新しい生命が存在しているのか??と。
エンジェルサウンドで心音を聞いて、胎動を感じても、なお、まだ心のどこかで本当にお腹にいるの。。。?と最後の最後まで信じがたい毎日だった。
と、同時に我が子の身体に何か疾患はあるかないか、あった場合ちゃんとサポートできるのか、、と不安で押しつぶされそうだったことも事実。
でも、こうやって、無事に、やっと対面出来て、
出産当日より、日が経つにつれ、じわじわ感動してるそんな毎日です。
とりあえず、分娩はこんな感じ。
分娩後のこともまた記す予定。
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