ABILITYというDAWとの出会い
唐突に自分語りする。語り尽くしたら寝る。早く寝ろ。(至言)
2020年の年明け、近所で開かれる某世界的ピアニストのコンサートに行く予定だった。
けれど、コンサートのチケットを無くしてしまい(のちに見つかった)、その埋め合わせに音楽ソフトとプログラミングの教本をなんとなく探してみようと某家電量販店に赴いた。
まずは無事に、Pythonの教本を見つけ、これを買う、と嬉々としていた。
そんな流れで今度はDTMなど音楽系の機材の揃うコーナーへとたどり着いた。
色々あるなぁ、とぼんやり見ていた。
何せ、「事前の明確な基準をもって選ぶ」という行為が苦手だったので、途中までは本当にほぼ一切の事前情報もなく、ただ何となく見ていたことを記憶している。
足が止まった。
紫の箱が目に飛び込んできた。
Ability 3.0 Elementsだった。
なんだこれ、と。
カッコいいなと。
なんか横で「このソフトって(某大物YouTuber)さんが使ってたやつっすよ」とかいう会話が聞こえてきて内心(…!?)ってなってたけど、そんなことは関係ない。
これ、欲しい。
そう思い、気付いたら、学生証を取りに一度自宅に戻り店舗に再来店していた。往復1時間。一瞬だった。
そして、アカデミックのパッケージ版を買った。
買ってみて分かったのは、慣れ親しんだ「Domino」というMIDIシーケンサーとほぼ同一のステップエディタが採用されており、当時の僕にはぴったりだったことだ。
それからというものの、初手めちゃくちゃ苦労した。
まず、横文字が多すぎる。何度PCに向かってブチ切れたことか。
「VSTiって何やねんしばくぞ」「なんでこんな環境設定の時点でここまで苦労せなあかんねん」etc…
(なお、この苦労はMIDIキーボードを買った時に再来する模様。ほんま機材のルーティング周り未だにややこしいのでサルでも分かるようになんとかしろください(他力本願))
そんな中でも、なんとか音を鳴らすことに成功。
それからPCでの作曲がスタートし、
・original_0021(Xfade - 3曲目)
・original_0025(Xfade - 11曲目)
・original_0031(Xfade - 2曲目)
などを作った。
ちなみにだが、大体0031辺りまでは
"古い",
"ノートPCに",
"非互換の",
"イヤホンを",
"直差し"
という、
言葉を選ばずに言うと『狂った』環境でDTMをしていた。
まあ、そりゃミキシングも上達しないよね…。と、
今になっては思う。(当たり前です)
(今の環境は、
"比較的高性能な",
"デスクトップPCに",
"モニター専用の",
"ヘッドホンを",
"DACを通して(オーディオインターフェース買いてえ)"
使っているので、当時からの進化が凄まじい。)
色々と作っていくうちに、やはり、Elements版なだけあって、物足りない感じが出てきた。
あまりネガキャンはしたくないが、Elements版の特筆すべき不便な点に、
・実用的な付属リミッターが無い(Proにはある)
・付属ラウドネスメーターが無い(Proにはある)
・オーソドックスな付属EQのバンド数が6つしかなく、また、HPFとLPFのSLOPEが変更できない(Proでは8バンド+変更できる)
などがある。
正直、挙げていけばキリがないが、これをプラスに捉えると、それだけ大量に挙げられるくらいに僕がこのソフトないしDTMに慣れた証拠だと言えるかもしれない。
中でも上に書いた3つは当時から頭を抱えていたことだった。(ラウドネスメーターはのちにその真の威力を知ることになるが、素人目にもこれが必要なんだろうなということは当時なんとなく分かっていた。)
そして、Pro版にアップグレードした。それを機に、PCもデスクトップを使いだしたはず。
walkやsphaprousを作ったのはそれからだったと思う。(walkの前身はもしかするとElements時代だったかも…)
色々な曲を作り、また、全作品ファイル保管用のメインHDDを
「「自らフォーマット(これの意味理解してなかった)して」」ぶっ飛ばしたりと、
かなりの紆余曲折を経て、今に至る。
そんな3.0Proが、サポート終了するというお知らせを見た。
4.0へのアップグレードを促すものだ。
最初は4.0を買うつもりはなかった。3.0と心中する覚悟でいた。
なんせ、このDAWが、お世辞にも、いわゆる業界スタンダードには、どうあがいても並び立てるものではないと数年の経験から深く理解していたから。
アップグレードするならば、同じ金額の別のオーソドックスなDAWに乗り換えようかなと思っていたし、また、乗り換えたところでそのDAWをまともに使いこなせる気はしなかった。だから現状のままで居よう、と。
けれども、3.0がサポートされなくなるなら、また、4.0が大幅に値下げされた状態なら、話は変わってくる。
買うしかねえ。
もちろん、機能的な面の改善点も多数あるが、それはここで言うともう今晩寝れなくなるので割愛する。
そして、ついこの間、とうとう僕の使用DAWは、
Ability "4.0" Proとなった。
最近はリアルがせわしなくなっておりDAWに触れない時がほとんどだ。
(けどYouTubeやTwitterは見れるんよな、不っ思議~~~~~~!!!!!!!!!)
けど、せめて時々はDTMしたいと思っている。アルバム制作も少しずつ進めていきたいし。
つーわけで。
ぼちぼち僕のDTM人生見守っててくださいな。
では、寝ます。おやすみ。