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どめ8 「あんたは”ケッペキにいさん"」


Spotify やめてWalkman生活をしているんですが,最近買ったCDが何枚かありまして,その中で僕がヘビロテしている曲を紹介します。


吉田美奈子『ケッペキにいさん』(from 『FLAPPER』)

このアルバムでこの曲だけやたらと短くて急に始まって急に終わる。
ピアノってすごい。最強の楽器。
このアルバムで好きな曲はやはり『夢で逢えたら』『ラムはお好き?』『ラスト・ステップ』ですが,大瀧詠一,細野晴臣,山下達郎に完全に全面的に降伏するのは癪に障るので(失礼),強がりで『ケッペキにいさん』を挙げています。小さいやつだな。

City Popは肌感が基本的にあわなくて,最初聴いた時はなんやねんこれって思うんですけど,何度も聴いているうちに手なずけられていく感覚があって,恐ろしいなぁと思っています。


『FLAPPER』の歌詞カード裏面:
『永遠に』で矢野顕子がギターを弾き,山下達郎がピアノを弾いたことになっている。
おそらく誤植。真偽は不明。


Marvin Gaye『When Did You Stop Loving Me, When Did I Stop
Loving You』(from 『Here My Dear』)

泣いちゃう。泣いちゃわないけど。
何言ってるかはマジでわからん(単に英語能力ないので)。
超絶歌うまおじさん,いやもはや歌上手いとかいう次元を3つくらい超えて,吐く息とかが音楽になるくらい歌が上手いおじさんがずっとすごいメロディを畳みかけてくる。
なんかSaxはずっとソロ吹いてるし。
ほんとうにPopsなのこれ?

アルバムとしての完成度ではどうしても笑顔のGayeの方がいいんだけど,なんかこのアルバム独特の福音的で悲劇的な空気感があって,不思議だなと思う。

噂によるとMarvin Gaye自身と奥さんとの関係についてかなり赤裸々に語った歌っぽい。そうなんだーって感じ。

ポケモンのサトシとタケシ的な,ワンピースのルフィとコビー的な別れ。

Fishmans 『忘れちゃうひととき- Live at 新宿リキッドルーム/1996』(from 『若いながらも歴史あり96.3.2@新宿LIQUID ROOm』)


『忘れちゃうひととき』めっちゃ好きです。世田谷三部作の一作前に発売されたアルバム『ORANGE』の中に収録されている一曲です。知ってるか。

用もなく 用もなく 歩く このひととき
言葉にならないで いつもどっかにいっちゃうんだよ

『忘れちゃうひととき』(Fishmans, 作詞 佐藤伸治)

神か。神みたいな歌詞。自分にとって。ありがとうと思う。

形がわかるような歌詞,同じ世界を見ているんじゃないかってくらいすっと入ってくる。すーって。出会えてよかったです。という感じの曲。

茂木欣一のドラムってすごい魔法がかかってるみたいだし,本当にすばらしい声だし,なんかすっげーくて恐ろしいよ。


「カモン "dARTs" 関口!!」


大学入って約三年ですっかりロッククライミングに洗脳されてしまって抜け出せなくなってしまいました。どうすればいいだろう。
ロッククライミング的な音楽,ロッククライミング的な感性,ロッククライミング的な葛藤,そういったものを残念ながら手に入れてしまったので,これからいつこれらを手放せるようになるか,楽しみにして生きたいとおもう今日この頃です。

来月は2000年以降のCDを買おうと心に決めた。今。
さすがに買っている音源が古すぎる。
でも古い音源というのもいいのですよね。
新しい音源もいいんだけど。


自分,音楽詳しくないけど,好きな自信あります!!

やらせてください!! という気分。


 あんたは”ケッペキにいさん"  でした。


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