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お客さんがシャッターを切る写真館

「歩きまわる写真館・ひらい」では、家族写真撮影を承っております。
家族写真プランは下のリンクから詳細をご覧ください。


撮られる人は、撮る人を見ている

娘さんが家族を撮る

 家族写真プランでは、お客さまと相談しながら撮影場所や機材などを決めます。また、当日のご家族の雰囲気などを見ながらお客さまご自身にシャッター切って頂く事をご提案しています。
(もちろん、照明、ピント、構図、露出など撮影の設定は私が行っい、あとはお客さまがシャッターを切るだけです) 

人物写真は、撮られる人と撮る人の関係性が写ります。

 撮られる人は、カメラ屋レンズを見ているのではなくてカメラの後ろに居てシャッターを切る人を見ているのだと思います。
 わたしがお客さまを撮影しますと、多くの場合「はじめまして」な写真が出来上がります。
 お子さまがご両親が撮ると優しい笑顔の写真が出来ます。
 思春期の息子さんがお父さんを撮ると少し照れたような優しい写真が出来ます。
 お母さんがお子さんたちを撮ると穏やかな優しい写真が出来ます。
 まだ小さな末のお子さんが、家族の皆さんを撮るととびっきりの笑顔の集合写真になります。
 また、レリーズケーブルという道具を使うとカメラから離れてもシャッターが切れるので、家族全員をお客さま自身で撮影することが可能です。

左の女性が右手に握っているのがレリーズです。
お母さんがシャッターを切った家族写真


末っ子が撮ったご両親
高校生のお兄ちゃんが撮った家族
カメラを構えるお兄ちゃん


非日常の体験と思い出、思い出の栞としてのプリントした写真

 フィルムの限られた撮影間数の中で、丁寧に撮る。息を詰めて、あるいは、笑い合いながら、シャッターを切る。普段触ることのなくなったフィルムカメラ、お子さんたちは写真と言えばデジタルでスマホで見るのが当たり前の時代。
 フィルムを入れたアナログの写真機を使った撮影自体が、非日常であり、お互いを撮り合ったときのシャッターレリーズボタンを押し込む感触、シャッター音、家族の表情、やり取り、撮影前後の出来事、これらはみんなシャッターを切るという身体行為によって記憶にとどまります。
 そして、出来上がった写真を見るとき、家族それぞれがその日の思い出を思い出すことと思い(願い)ます。

真剣な表情でシャッターを切るお母さん

写真は是非1枚でもプリントして頂きたい

 家族写真プランにはプリントもセットになっています。
 デジタルデータデカの納品も可能ではあります。しかし、デジタルデータは、次々に撮影される、膨大な日常や新たな思い出の写真たちに埋もれていきます。
 そこで「思い出の栞」として、紙にプリントされた実体のある写真を持っておいて欲しいのです。家族で集まってお互いを撮り合ったり、みんなでくっついて笑いながらシャッターを切ったりした日の思い出をひらく栞にして欲しいのです。

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