方向感が定まらない株式相場が続きそうな状況で、有効な投資手法。
2025年がスタートしましたが、米国の景気動向や金利引き下げペースがいまいち読めず、上げ下げを繰り返す拮抗した状況が続いていますね。
こうした分かりやすい動きがない場合に、僕も実践している有効な投資手法をご紹介します。
1.【分配金狙いでカバードコールETFの買い集め】
・ナスダック100に投資しつつ、オプションを利用して相場がヨコヨコで動かない状況でもインカムゲインを得られる米国ETF
→いくつかある中でコスト、リスク/リターンを加味してJEPQ、QYLGがおすすめ。
・同じ仕組みで、S&P500に投資するもの
→同JEPI、XYLG。
相場が動かなくても定期的にインカムゲインを得られるし、上がったら売り、下がってもインカムゲインを積み重ねて耐え続け、プラ転した時点で精算。
2.【戻り売り狙いの、レバレッジ型ETFの短期売買】
・SOXL、TECL、WEBL、SPXLなどの米国レバレッジ型ETFを、下がったら買い、上がったら売りを繰り返す。
下げ幅に応じてナンピンで買い増し、戻りの上げ幅に応じて売り、とすると、より安定した利益を定期的に得られます。
例:SOXLが現在35ドル
①買い注文を、34ドルで1ロット、33ドルで2ロット、32ドルで3ロットと指し値注文。
②下落して購入できたら、買値で売り注文(35ドルで売り)
複数購入できた場合は、平均買値から上である程度の利益がでる価格で売り注文
(例:34ドルで1ロット、33ドルで2ロット買えた場合、平均買値は33.3ドル→34.3ドルで売り)
③購入/売却できた分の注文は再度差し直し、売買を繰り返す。
④上がってしまい買えかった場合は、①の指値を上がった価格を基準に指し直す。
レバレッジ型ETFを活用することで、
・小さな値動きでも利益を確保できる
・少ない余剰資金を活用できる
等のメリットがありますが、一方的に下がり続けた場合はリスクがかなり大きくなるため、損切り/長期塩漬けで耐える、等の対策は必要になります。
あくまでも余剰資金で。