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「さらぽか」とエアコン
一条工務店の全館空調「さらぽか」はエアコンいらず!と言っているけど、猛暑の場合は…?と考えると不安になってくる。実は「さらぽか」とエアコンは相性がよくないのだ。
RAYエアコンとは
一条工務店では、標準でエアコンが1台付いてくる。ところが、このエアコンはRAYエアコンという名前の床暖房の室外機を兼ねた特別な物。長府製作所の業務用のエアコンで、買えば60万円以上するそうだ。床暖防を使わない時はエアコンとして使えるので、夏の冷房用のために室内機が付いていると言える。
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私は、「さらぽか」を採用したので、冬は床暖房だけど、夏は配管に水を流して冷やす方式のため、夏でもRAYエアコンの室外機を使うことになる。夏場の暑い時にはRAYエアコンの冷房が使いたくても同時には使えないのだ。RAYエアコンは「さらぽか」との併用ができない仕組みになっている。つまり、「さらぽか」を使い、さらにエアコンを使うには、○○が必要になるのだ。○○とは…?
もう1台エアコンが必要
少々の暑さなら、「さらぽか」で乗り切れるだろうが、猛暑となればエアコンの冷房が必要となるかもしれない。今年の夏は暑かったし…。
そこで、緊急用に冷房用のエアコンを付けることを考えた。
「さらぽか」で各部屋に空調用のサーキュレーターが付くので、全館冷房をするのに適した場所にエアコンを付ける場合には、2階建てなら、2階のどこかに付けて、冷風を下の1階に送ってやればよい。私のように平屋なら、1番冷やしたい部屋のリビングに設置すればよさそう。
実は、RAYエアコンの設置場所がリビングで、冷房用エアコンを設置するのに適した場所もリビング。リビングにエアコンが2台?
設計士さんの方で、RAYエアコンの室外機を別の場所に移動してくれた。
という訳で、RAYエアコンを設置するのをやめて、オプションで普通のエアコンを付けることにした。
そもそも「さらぽか」にRAYエアコンはいるの?
「さらぽか」がなければ、冬場の床暖防のみで、夏場はRAYエアコンを「冷房」として使うので問題はないけど、「さらぽか」で年中RAYエアコン(室外機)を使ったら、RAYエアコンの室内機は使う機会は元々ない。敢えて言えば、猛暑の場合は「さらぽか」を切って、RAYエアコンのある部屋だけを冷房して、それをサーキュレーターで家中に循環させるしかない。せっかくの“床冷房”が使えないのだ。何だか変だよ、一条さん。
おまけに、このRAYエアコンは「再熱除湿機能」という「寒くならないように除湿する機能」が付いていないそうで、一条ユーザーからはあまり評判がよくないみたい。
暑い夏が続くと、現在の仕様が変わっていくかもしれませんね。
一条工務店のオプションエアコンは?
RAYエアコンでない普通のエアコンもオプションで一条工務店で付けることができる。三菱とダイキンとパナソニックの3社だ。ただし、種類が限られている。一条工務店の高断熱高気密の家だと湿度が低くなりがちで、「さらぽか」には加湿機能が付いていない。こうなると加湿もできる高機能のエアコンがよさそうだが、値段が高そう。
マイホームの完成は1年後の冬なので、「よいタイミングでセール品を自分で買った方がいいですよ。」という設計士さんのアドバイスで、後回しにすることにした。
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ややこしい値段の計算
面倒くさいけど、ちょっと調べてみた。
・「さらぽか」の設置費用は、私の場合は53万円(1坪1.5万円のサービスが続いていた)※各部屋に空調用サーキュレーターが付く。ハニカムシェイドが遮熱タイプ(通常は1ヶ所5000円のオプション)が無料で全部付く。(うちは20ヶ所なので約10万円分の計算)
・各部屋にそれぞれエアコンをもし付けたら、大雑把に10万円×6部屋で60万円。
・電気代が「さらぽか」の1台RAYエアコンと各部屋6台エアコンでは随分違うみたい。(私の場合は、太陽光発電発電なのでずっと安くなるけど…)
・こうなると、追加のエアコン1台を追加で購入したとしても、「さらぽか」の方が経済的だ。ただし、メンテナンスに掛かる費用は?
・「さらぽか」の肝「デシカント換気システム」の耐用年数は10年で、交換費用が30万円。空調用サーキュレーターは耐用年数は8年で1台3万円。う〜ん。
・一方エアコンも普通は耐用年数は10年。一気に来ると60万円?う〜ん。
という訳で、結局 どっちがいいかよく分からないけど、住んでみて判断するしかない。(笑)